1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
「語順」の Review をします。
それでは第36週 ( 12月 Week 4 )の復習です。
今までの学習内容
今まで学習してきた内容の紹介です。
それぞれできるだけ簡単にその内容をまとめたもので、
興味のある方はクリックして参考にしてください。
必要ない方は、飛ばして「Week 36『語順』の review」をご覧ください。
語順の基本
説明ルール
◎関係詞節修飾
指定ルール
◎助動詞グループ
◎「時表現」
さて、今週のまとめです。
Week 36 の「語順」review
・「指定ルール:指定は前に置く」
– このルールは修飾の語順一般を決定する重要ルールです。
– Week 29から「時表現」を学びますが、「時表現」も意識の中で指定ルール
に従っています。
Lesson 176 仮定法⑦:織り込まれた条件
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵 仮定法 ▶︎「事実に反する・可能性が著しく低い」つまり「反事実」を表現 【作り方】👉「時表現を過去方向にひとつずらす」 – これは「現実離れ」から来る「距離感」を表現するため (本来の時表現から「離して」いるのです) |
🔵 if節を伴わない仮定法文 – 助動詞から条件が織り込まれていることが分かる ① Without 〜, … ▶︎「〜がなければ」 ② Otherwise 〜, … ▶︎「そうでなければ」 ③ In my place, … ▶︎「私の立場なら」 ④ In your shoes, …▶︎「あなたの立場なら」 👉「結びの節」では、would / could / might +動詞の原形 や would / could / might +have+過去分詞 がやってきて仮定法だとわかる。 |
[Key] Without your support, I couldn’t have gotten the student loan.
※あなたの助けがなかったら、私は学生ローンを組めなかったでしょう。
[1] She must be very sick. Otherwise, she would never take time
off work.
※彼女は重病に違いありません。そうでなければ、決して仕事を休んだり
はしないでしょう。
[2] In my place, what would you do?
※私の立場だったとしたら、あなたはどうします?
[3] In your shoes, I would call her and apologize.
※あなたの立場なら、彼女に電話して謝るでしょうね。
Lesson 177 仮定法⑧:仮定法を用いたさまざまな表現
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵 仮定法 ▶︎「事実に反する・可能性が著しく低い」つまり「反事実」を表現 【作り方】👉「時表現を過去方向にひとつずらす」 – これは「現実離れ」から来る「距離感」を表現するため (本来の時表現から「離して」いるのです) |
🔵仮定法が使われるさまざまなフレーズ ① If only +仮定法 ▶︎「〜であったらいいのに」 ② as if +仮定法 ▶︎「あたかも〜のように」 ③ It’s (high) time +仮定法 ▶︎「そろそろ〜する時間ですよ」 ④ 「〜がなかったら」 ・現在のこと ▶︎ If it were not for 〜 ・過去のこと ▶︎ If it had not been for 〜 |
[Key] If only Arnold Sylvester were here.
※アーノルド・シルベスターがここにいてくれたらいいのに。
[1] He acts as if he owned the place.
※彼はこの所有者のようにふるまっています。
[2] It’s (high) time we left.
※そろそろ出発の時間です。
[3] If it weren’t for the cost, I would buy these shoes in an instant.
※お金の問題がなかったら、私はすぐにこの靴を買うでしょうね。
Lesson 178 仮定法⑨:文脈を受ける仮定法・助動詞の過去形
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵 仮定法 ▶︎「事実に反する・可能性が著しく低い」つまり「反事実」を表現 【作り方】 👉「時表現を過去方向にひとつずらす」 – これは「現実離れ」から来る「距離感」を表現するため (本来の時表現から「離して」いるのです) |
🔵助動詞の過去形 would, could, might は…. ▶︎「現在形」の強い意味から、距離をとり、「ひいた」表現 ⇨その控え目な意味に、条件が入り込み、仮定法のニュアンスが生まれます。 |
[Key] I would start by making some pencil sketches of the scenes.
※私なら、場面の鉛筆描きでスケッチすることから始めるでしょう。
▶︎この文では、would を用いることで
「スケッチから始めるでしょう」と控え目な意味になり、そこに
「もし私だったら」と、条件が入り込む余地が生まれてます。
👉これが仮定法で助動詞の過去形が使われるメカニズム。
・この文では「私なら」と反事実が入り込みます。
[1] I would appreciate that.
※(そうしてくれたら)ありがたいのですが。
▶︎この文では、
「もしやってくれたら」と反事実が入り込んでます。
[2] Can I treat you to a nice dinner soon to celebrate?
– Sure, that would be wonderful!
※お祝いするために、近いうちにあなたにおいしいディナーをごちそう
させてくれますか?ーもちろん、それはすばらしいですね!
▶︎この文では、would を用いることで
「ごちそうさせてくれますか?」と問われ「(それが実現すれば)すばら
しいでしょうね」と反事実の条件を織り込んでいます。
Lesson 179 動詞原形を用いる形
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵 英語で動詞が原形となるのは… 👉その内容が「実現していない」から。 ①「願望・提案・要求」する内容は ⇨当然、まだ「実現していない」ので、後続する節では、動詞は原形となる ②「命令文」でも ⇨当然のことながらその内容は実現していないので、動詞は原形となる |
[Key] I propose the money be spent on new computers for the library.
※私はそのお金を図書館に新しいコンピュータを入れることに使うよう提案します。
▶︎ propose は「提案」をする英文なので、
後続の節では、動詞は原形となります。
※現在形は「現在の事実」を示す形なので、使いづらいのです。
👉 I propose the money should be spent on new computers for the library.
▶︎同じ文で、後続の節で should を用いると…
「義務」が語彙として示されるので、「すべきだ」が強く響きます。
□ Be more kind.
※もっと親切にしなさい。
▶︎命令文は、
これから相手にして欲しい、ことを伝える文なので、
動詞原形から始まります。
これで、
Week 36 の「語順」review は終了!
👉 Week 37 、1月号では「配置転換」について学習し
(1月3日〜)
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