21-ラジオ英会話 助動詞の「指定」の仕方

語順の Review でまとめたものを、
さらに
・分野毎に
・表を用いて、できるだけ簡潔に
整理したものです。

10月は、1ヶ月間かけて、
「助動詞」と「助動詞類」を勉強しました。

「助動詞」に関しては、
may, must, will, can, should を学び、
それぞれについて「まとめ」ましたが、
今回は、それを全て1つのまとめました。

ラジオ英会話で学んだ「助動詞」については、
この記事をどうぞご覧ください。

 

 

 

 

「指定ルール」- 助動詞も指定ルール

修飾に使われる語順は2つ ①指定ルール:前に置いた修飾語句は後ろを指定する
②説明ルール:後ろに置いた修飾語句は前を説明する

 助動詞 ▶︎助動詞は「心理を表す」表現 – 心理内の話だと指定

🔷【助動詞:心理内の話だと指定】+[動詞句]

【助動詞:心理内の話だと指定】+[動詞句]👉「指定ルール」
Lesson 121 助動詞学習で最も大切なこと
Lesson 122 may 推量
Lesson 123 許可
Lesson 124 must 義務
Lesson 126 強い確信
Lesson 127 will 予測
Lesson 128 意志
Lesson 129 can 「できる」
Lesson 131 許可
Lesson 132 潜在的性質
Lesson 133 should アドバイス
Lesson 134 確信

Lesson 121▶︎助動詞学習で最も大切なこと

 助動詞は「心理内の話」だと指定 – 語順は意識の順番
Lesson 121 助動詞 指定👉 [心理内の話:動詞句]
※動詞句の内容が事実でないので、動詞は原形
【否定文】主語+助動詞 not +動詞の原形 〜.
【疑問文】助動詞+主語+動詞の原形 〜?

👉 Lesson 121 Key Sentence
▶︎ She may get disappointed.
・Lesson 121 – 1
▶︎ She may not come. 【助動詞の否定文】
・Lesson 121 – 2
▶︎ May I ask a couple of questions about that point? 【助動詞の疑問文】

 

Lesson 122, 123 ▶︎助動詞 may の推量・許可

・助動詞 may のイメージは、「開かれたドア」

may の中核的なニュアンス「開かれたドア」

  ⬇️

①推量 (122) ②許可(123)
許可(123-Key) 禁止(123-1) 祈願(123-2)
▶︎「閉ざされていない」ドア程度の可能性
(50%程度)
▶︎権威あるものが目下の者にドアを開いて「通っていいですよ」と許可 ▶︎許可の mayの否定 ▶︎権威者の神様に対して
「〜してくれますように」と許可をもらう

👉 Lesson 122 Key Sentence
▶︎ He may or may not be ill.
・Lesson 122 – 1 
▶︎ It may rain tomorrow.
・Lesson 122 – 2
▶︎ My parents may not like my new girlfriend.

👉 Lesson 123 Key Sentence
▶︎ You may use a dictionary during the test. 【許可】
・Lesson 123 – 1
▶︎ You may not access these confidential files. 【禁止】
・Lesson 123 – 2
▶︎ May all your dreams come true! 【祈願】

Lesson 124, 126 ▶︎助動詞 must の義務・強い確信

・助動詞 must のイメージは、「高い圧力」

must の中核的なニュアンス「今・強く・ひしひしと感じられる圧力」

  ⬇️

① 義務(124) ②強い確信(126)
義務(124 Key) 禁止(124 -1) 強いすすめ(124-2) ▶︎どうしてもそうならざるをえない、という
結論への高い圧力から
▶︎高い圧力の「義務」 ▶︎義務の must の否定
– 命令文 Don’t 〜. と
同等の強さを持つ禁止
▶︎「絶対しなくちゃ」
が相手を思う気持ちの強さにつながる

👉 Lesson 124 Key Sentence
▶︎ You must use a pen when you fill out this form.【義務】
・Lesson 124 – 1 
▶︎ You mustn’t talk with your mouth full.【禁止】
※ mustn’t の発音に注意。
・Lesson 124 – 2
▶︎ You must try Chris’ carrot cake. It’s surprisingly delicious.【強いすすめ】
※ You must try 〜.(〜を試してみては)は定番表現

👉 Lesson 126 Key Sentence
▶︎ There must be some mistake.

【 must, have to, should の関係】
must は「高い圧力」のイメージか
▶︎「しなければならない」と「ちがいない」というニュアンスが生じる
① must と似通った have to にも…
▶︎「しなければならない」と「ちがいない」が同居
② must の「マイルドバージョン」である助動詞 should には…
▶︎それぞれを弱めた「すべきだ」と「はずだ」が同居

🔵 have to, should は must の同じイメージから生み出された兄弟なんです。

Lesson 127, 128 ▶︎助動詞 will の予測・意志

・助動詞 will のイメージは、「見通す」

will の中核的なニュアンス「トンネルの出口の先の情景がありありと見える」- 見通す

  ⬇️

①予測(127) ②意志(128)
・予測▶︎不確かさのない「〜だろう」 ▶︎未来に目をやり「〜するよ」という感触
※「意志」の will は頭の中で「カチッ」と
意思決定ののクリックが鳴る意識
・法則▶︎「〜するものだ」
👉過去形 would は「過去の習慣」
「〜したものだった」(人の習慣も「法則」)

👉 Lesson 127 Key Sentence
▶︎ If you go there today, you‘ll feel much better tomorrow.【予測】
・Lesson 127 – 1
▶︎ Accidents will happen.【法則】
・Lesson 127 – 2
▶︎ My granddad would often show us magic tricks.【過去の習慣】

👉 Lesson 128 Key Sentence
▶︎ I‘ll give you a hand.
・Lesson 128
▶︎ I WILL become an astronaut whatever it takes.

Lesson 129, 131, 132 ▶︎助動詞 canの「できる」・許可・潜在的性質

・助動詞 can のイメージは、「潜在」

can の中核的なニュアンス「潜在」

  ⬇️

①能力(129) ②許可(131) ③潜在的性質(132)
▶︎潜在する能力
/潜在する自由度
🔶be able to
実際に「できた」
や「可能性の強調」で用いる
許可 腹立ち 見抜く力 強い否定・疑念
▶︎相手に気楽な許可を与える自由度がある
🔶mayの権威感はない

▶︎You can take a hike.「ハイキングに行っていいよ→あっちに行け。」
という腹立ち

▶︎内在する性質を見抜く表現
🔶may の推量は「よくわからない- だろう」
▶︎「どう目を凝らしてもその性質が見えない」- そこから生じるニュアンス

👉 Lesson 139 Key Sentence
▶︎ She can swim like a fish.【潜在する能力】
・Lesson 129 – 1 
▶︎ We can take a break after this short video. 【潜在する自由度】
・Lesson 129 – 2
▶︎ I can speak English. > I‘m able to speak English.
※単に「潜在する能力」を表現する場合は、be able to は用いない
・Lesson 129 – 3
▶︎ I’m afraid we‘re not able to get a good connection in this area.
※「可能性の強調」を表現
・Lesson 129 – 4
▶︎ Thank goodness my dad was able to /(?) could fix the AC.

🔵 could は、can の過去形なので、
「潜在」の意味が際立ち、「やろうばできた」という意味にとられるから strange

👉 Lesson 131 Key Sentence
▶︎ Don’t worry, you can use the guitar. 【気楽な許可】
・Lesson 131 – 1
▶︎ May / (?) Can I see the dessert menu, please? 【権威感の may】
※高級レストランで Can I 〜?はちょっとカジュアルすぎ → May I 〜? の権威感の登場
・Lesson 131 – 2
▶︎ You can take a hike. 【腹立ち】

👉 Lesson 132 Key Sentence
▶︎ It can be noisy here at times.  【見抜く力】
・Lesson 132 – 1
▶︎ My husband can be selfish. 【見抜く力】
・Lesson 132 – 2
▶︎ My new girlfriend may be selfish, but I don’t care. 【よくわからない】
・Lesson 132 – 3
▶︎ You can’t be serious. 【強い否定】
・Lesson 132 – 4
▶︎ Can that be possible? Can they sack him just like that? 【強い疑念】

Lesson 133, 134 ▶︎助動詞 should のアドバイス・確信

・助動詞 should のイメージは、「進むべき道」

shall のイメージは「強い束縛」※現代英語ではあまり使われません
「それ以外に道はない→そうするしかない→そうなるしかない」 

⬇️

 should shall の過去形 ▶︎ shall の「控え目」のニュアンス
🔶 shall と似た意味を持つ must の「マイルドバージョン」として機能

⬇️

should の中核的なニュアンス「進むべき道」

⬇️

①アドバイス(133) ②確信(134)
▶︎「あなたはこの道を進みなさい」
🔶must「〜しなければならない」の
マイルドバージョン →「〜すべき・しなくちゃ」
▶︎「事態はこの道に沿って転がっていくのだ」
🔶must「〜にちがいない」の
マイルドバージョン⇨「〜のはず」
【why や how と結びついて不満も表現】
▶︎Why should I 〜? How should I 〜?
「どうして私が〜しなくちゃならないの?」

👉 Lesson 133 Key Sentence
▶︎ You shouldn’t jump to conclusions.
・Lesson 133 – 1
▶︎ You must … er … should try to lose some weight.
※話し手は must では強すぎると考えて、should で言い換え(マイルドバージョンに)
・Lesson 133 – 2
▶︎ Why should I apologize to her?
・Lesson 133 – 3
▶︎ Where has Mary gone? – How should I know?

👉 Lesson 134 Key Sentence
▶︎ Don’t worry, it should arrive any minute.
・Lesson 134 – 1
▶︎ I should be back home by ten.
・Lesson 134 – 2
▶︎ They should have arrived home by now.

 

これで、助動詞については終了です。

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