2020青森県公立高校入試分析(英語)②

青森県公立高校入試分析(英語)の2回目です。

今回は、第2問を扱いますが、
第2問では、「並べ替え、英問に対する規定語数以上の答え」を求める問題です。

それでは第2問を見て行きます。
第2問の配点は、
( 1 )は2点
( 2 )が各2点✖️3=計6点
(3)は6点 なので、合計14点となっています。

第2問・・・表と対話文からの問題

次の英文は、オーストラリア出身のALT(外国語指導助手)のポール(Paul)と、青森県に住んでいる高校生のダイゴ(Daigo) の対話の一部です。2人は、青森港(Aomori Port)に来たクルーズ客船(観光旅行用の客船)の数を示したグラフ(graph)の資料を見ながら話をしています。これを読んで、あとの(1)~(3)に答えなさい。※印の語句には、対話のあとに(注)があります。(14点)

Paul: Look at this graph. This shows the number of *cruise ships that came to Aomori Port in
ー 2016. Do you *notice anything from this graph?
Daigo: Well, cruise ships came to Aomori Port from Mach to 【    】. Five cruise ships
ー came to Aomori Port in August.
Paul: Many festivals are held in summer, so a lot of people came to see them.
ア I have ( them    I    never    since    seen ) came to Aomori.  But finally, I can see
ー a festival next week.
Daigo: Wow. That’s nice. Let’s go to see the festival together.
イ By the way, do you ( don’t    why    have    know    we ) cruise ships in winter?
Paul: *Maybe many people don’t know about the *good points in winter in Aomori, but
ー I know many good points. ウ I think ( can    to enjoy    people    something    find ) in
winter in Aomori. I hope cruise ships will come to Aomori Port *all year round.
Daigo: I agree. We can use the Internet to give *tourists more *information about the
ー good points of winter in Aomori.
Paul: That’s a good idea.

(注)
cruise ships   クルーズ客船  notice ~    〜に気づく  Maybe    たぶん
good points    良い点      all year around    一年中      tourists    観光客
information    情報

(1)【  】に入る語

【  】に入る最も適切な英語1語を書きなさい。

※ Well, cruise ships came to Aomori Port from March to【    】.

【解説】
・対話の流れからすると
ーグラフを見て最初の説明の部分です。
ー英文からすると、グラフを見て、
「クルーズ客船が、3月から【            】まで来てました。」と述べています。
▶︎グラフを見ると、「3月から 10月まで」クルーズ船は来ているので、
【   】には 「10月」の英単語が入ることになります。

【解答】
October
※Well, cruise ships came to Aomori Port to October.

(2)並べかえ問題

下線部ア 〜ウについて、文の意味が通るように、(   )内の語句をすべて用いて、正しい順序に
並べかえて書きなさい。

アの並べ替え

ア I have ( them    I    never    since    seen ) came to Aomori.

【解説】
・ピリオドがあることから、「否定文」か「肯定文」であることがわかります。
・have と (      ) 内に seen[過去分詞] と never があることから
▶︎現在完了の否定文 have never seen [見たことがない] を用いることがわかります。
・see は、目的語を必要とする動詞(他動詞) なので
▶︎ seen の後ろに them が来ます。( have never seen them )
・残るのは、since と I なので、
▶︎[〜してから] と言う意味になるように、since I came to Aomori とします。

【解答】
・ここから、
ア  I have ( never seen them since I ) came to Aomori. となります。
[私は青森に来てからそれら(クルーズ客船)を一度も見たことがありません。]※現在完了の経験

イの並べ替え

イ By the way, do you ( don’t    why    have    know    we ) cruise ships in winter?

【解説】
・最後にピリオドがついているので、疑問文であることがわかります。
・By the way の次が、do you が来ていますので
▶︎次の来るのは「動詞の原形」で have か know のどちらかです。
・have も know も次の「目的語」を必要とする他動詞なので、
その後ろに来そうなものを見ると
▶︎why しかありません。( do you know why:[なぜ〜なのか知っていますか] )
【 we は主格[主語の形] なので、目的語となれません。】
・あとは、why の後ろに、「主語+動詞」の形を持ってきて
▶︎wh節[なぜ〜なのか] を作ります。
( why we don’t have cruise ships in winter:なぜ冬にクルーズ客船がないのか)
【間接疑問文という文の形になります。】

【解答】
ここから、
イ   By the way, do you ( know why we don’t have ) cruise ships in winter? となります。
[ところで、あなたはなぜ冬にクルーズ客船がないのか知っていますか。]※間接疑問文

ウの並べ替え

ウ I think ( can    to enjoy    people    something    find ) in winter in Aomori.

【解説】
・ピリオドがあることから、「否定文」か「肯定文」です。
・I think の後に続く (          ) の単語を見ると、主語、動詞もあるようなので
▶︎I think +文. の「文」だと思う、という形になることがわかります。
・そこで、(            ) の中で、主語+動詞 〜 の文を作ると
▶︎people can find までできます。[人々は〜を見つけることができます。]
・find も「目的語」を必要とする他動詞なので、
▶︎find something となります。[何かを見つける]
・最後に something に説明( to 不定詞の形容詞的用法 ) を加えて
▶︎ something to enjoy となります。[楽しむ何か]

【解答】
ここから、
I think ( people can find something to enjoy ) in Aomori in winter. となります。
[私は、人々は冬の青森で楽しめるものを見つけることができると思います。]※ I think 文 の形

(3)あなたが住んでいる場所の紹介

クルーズ客船で青森港に来た外国人観光客に、あなたが住んでいるところについて紹介することになり
ました。下の英文の【   】内に、あなたが住んでいる県、地域、市町村などのいずれかについて
紹介する文を、英語 20語以上で書きなさい。文の数はいくつでもかまいません。

Hello, I’m あなたの名前. Nice to meet you. 【    】Thank you.

【解説】
・まず最初に「何を紹介する(紹介しやすい)」かを考えて、
そこから、住んでいる場所も関連づけていくと、「語数」もある程度増やすことができます。
▶︎例えば、
◎「ねぶた」を紹介したい →「青森県」または「青森市」に住んでいる
👉I live in Aomori. It is famous for Nebuta Festival. 〜 [10語]

◎「りんご」を紹介したい →「青森県」または「青森市や弘前市」に住んでいる
👉I live in Hirosaki. It is famous for delicious apples. 〜[10語]
などのように、自分が知っている単語で表現しやすいものを考えていくと良いと思います。
※住んでいる場所の表現をここまで、10語まで行きます。
あとは、その補足説明を加えて、最後に、Please come here and enjoy it together.
のように、「聞いている人」に対するアピールで終わると、一番スムーズな形に
なると思います。

<紹介文作成の1つの基本的な構成>

・住んでいる場所
・紹介したいもの
・紹介したいものの補足説明
・「聞いている人」に対するアピール

【模範解答】
① I live in Aomori City. It’s famous for food and hot springs, You can eat delicious fish and
relax there. (20語)

「私は青森市に住んでいます。ここは食べ物と温泉で有名です。みなさんはそこでおいしい
お魚を食べてリラックスすることができます。」
② I think the park in Hirosaki City is the best place to see many beautiful flowers. You can
enjoy seeing them in spring. (23語)

「弘前公園はたくさんの美しい花を見るのに一番良い場所だと思います。みなさんもどうぞ
春にそれらを見て楽しむことができますよ。」
③ I live in Aomori. It is famous for Nebuta Festival. In it people enjoy dancing and shouting
together. Please come here and enjoy it together. (25語)
「青森県に住んでいます。そこはねぶた祭りで有名です。そこで人々は踊ったり叫んだりして
楽しみます。どうぞここに来て、一緒にそれを楽しみましょう。」
④ I live in Hirosaki. It is famous for delicious apples. There are many kinds of them, and
they are very delicious. Please come here and try to eat them.  (29語)
「弘前に住んでいますが、おいしいりんごで有名な場所です。たくさんの種類がありますが、
大変おいしいです。どうぞここに来て、食べて見てください。」

【採点基準】
①解答例以外でも、正しい文で内容が適切であれば、正解とする。
②15語未満であれば、3点を減ずる。
③綴り、符号、大文字、小文字などに表記上の誤りがあれば2か所について、1点を減ずる。

今回はここまで。

2020青森県公立高校入試分析(英語)は①から⑤まであります。
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