2019青森県公立高校入試分析(英語)①

今回から青森県の公立高校の入試問題を取りあげます。
当ブログが英語に関するブログなので、
扱う教科の英語に限定しますので、よろしくお願いします。

青森県公立高校の英語入試問題の構成

青森県の公立高校の英語入試問題は
大問5問で構成されています。

第1問・・・放送により聞き取りの問題(配点27点)
第2問・・・並び替え、英問に対する規定語数以上の答え(配点14点)
第3問・・・会話文の流れを把握する問題【選択問題と英作文】(配点13点)
第4問・・・短い英文を読んでの内容理解、英問英答、英作文(配点21点)
第5問・・・長文読解問題(配点25点)

以上のような構成で、今回はテストが構成されていますが、
それぞれの大問ごとに解説していきます。

まず、最初の今回は、
第1問の聞き取り問題を見て行きましょう。
第1問は、全部で9問あり、各3点なので、計27点の配点となります。

第1問・・・放送による聞き取りの問題

(1)

1  Well, where is your sister? 2  Actually, who wrote the book?
3  No. It is the book. 4  Sorry, but it is not mine.

(2)

1  On Thursdays. 2  On Fridays.
3  On Saturdays. 4  On Sundays.

1  For two years. 2  For seven years.
3  For eleven years. 4  For twelve years.

1  Because her brother made a cake for her.
2  Because her brother talked with Mr. Sato.
3  Because she wanted her brother to know more about Japanese food.
4  Because she wanted to work in a Japanese restaurant.

(3)

1  I’ll try it on. 2  I’ll use it again.
3  It is a cap. 4  It is very serious.

1  I saw him last month. 2  Sure. That sounds good.
3  Many people often go there. 4  No, but my father helped me.

(4)

(                                   )

放送が始まる前にできるとしたら・・・

・聞き取りの問題で、
もし放送が始まる前にまでに時間があれば、
「解答の選択肢」をチェックしましょう

◎今回の問題の(1)について
(1)ア であれば
ーどれも動物であること
(1)イ であれば
ー「午後の予定」に関する問題で
☞1、2が「勉強→夕食」から始まり
☞3、4が「手伝い→夕食」から始まっていること
(1)ウ であれば
ー答えがバラバラ。1が「場所」、2が「人」を答え、3は「本であること」、4は「自分のものでないこと」を答えています。

(2)は短いお話の後の英問に対する「答え」を選ぶ問題です。
ー選択肢の「どこが違うのか」をチェックします。
(2)アであれば
ー曜日の違い:1「木曜日」2「金曜日」3「土曜日」4「日曜日」
(2)イであれば
-期間の違い:1「2年間」2「7年間」3「11年間」4「12年間」
(2)ウであれば
ーなんらかの理由を答えています。
・1「兄がケーキを作ってくれたから」2「兄が佐藤さんと話したから」3「兄に日本食に
ついてもっと知って欲しかったから」4「日本食のレストランで働きたいから」

(3)も短い会話文の後の英問に対する「答え」を選ぶ問題です。
(3)アであれば
ー1 が 「試着する」、2は「もう一度それを使う」、3「それはキャップ」、4は「とてもシリアスだ(感想?)」
(3)イであれば
ー2と4が Yes(Sure)/No の答え、1「先月彼を見た」3「たくさんの人がそこによく行く」

(4)は、「あなた自身に対する」英語の質問に対する答えです。

※この確認は、あくまでも「軽い参考」程度にとどめておくことが大事です。
あまりにチェックに時間がかかってしまって、「放送が聞き取れなかった」となったら
元も子もないので、気を付けましょう苑。

第1問 放送台本・問題・解説・解答

(1)英文と質問を聞いて、適切なものを選ぶ

※(1)は、英文を聞いて、適切なものを選ぶ問題です。問題は、ア 、イ 、ウの三つあります。質問の答えとして最も適切なものを、1、2、3、4の中から1つずつ選んで、その番号を解答用紙に書きなさい。英文と質問は二回読みます。

アの問題

This animal has a long nose and big ears. Which picture shows this?

【解説】
・クイズの感覚で聞き取りましょう。
・「長い鼻」と「大きな耳」が聞き取れればOKです。
「何かを書くために使うものです。」という意味です。
・Which picture shows this? はこの問題での決まり文句。
「どの絵がこのことを示しますか」という意味です。覚えておきましょう。

【解答】
・選択肢の中で「長い鼻」と「大きな耳」がある動物は、
象の絵の  が正解となります。

イの問題

Taro has four things to do this afternoon. He will study before dinner. And he will help his mother after he watches TV. Which picture shows this?

【解説】
・太郎の4つの午後の予定の順番を聞き取る問題です。
・before / after が順番を考えるとき、勘違いしそうです。
▶︎そのような場合は、そのまま “after / アフター” または日本語で “後” “前”など
メモしてもいいと思います。
→そうすると、こんな感じになります。
①勉強 /「前」夕食 👉勉強→夕食
②手伝い /「後」TV  👉TV →手伝い

【解答】
・ここから、午後の予定は、勉強→夕食→TV→手伝い となるので
正解は  です

ウの問題

Your friend wants to borrow a book from you, but it is your sister’s. What will you say
to your friend?

【解説】
・最初の「設定」の部分をしっかりとメモして確認しましょう。
▶︎友達:あなたから本を借りたい・・・でも妹のもの。
▶︎質問は、”What will you say to your friend?”
「友達になんと言いますか。」

👉「設定」から
「それは僕のでなく、妹のものなんだよ。」と教えてあげる
答えが一番適切のようです。

【解答】
・ここから、解答

4  Sorry but it is not mine. となります。
※質問が「あなたがあなたの友達に対する」ものなので、ここを
しっかり把握しないと、1 の Well, where is your sister? や 2の Actually , who wrote the book? でも一見良さそうに見えるかもしれません。英語ではまず「主語」をしっかりとチェックすることが大切ですね。

(2)マリアの、日本食についての話を聞いて、質問に答える

※(2)は、外国語指導助手のマリアの、日本食についての話を聞いて、質問に答える問題です。問題は、ア 、イ 、ウの三つあります。はじめに、英文を二回読みます。質問の答えとして最も適切なものを、1、2、3、4の中から一つ選んで、その番号を解答用紙に書きなさい。

マリアの話

  • During my stay in Japan, Mr. Smith taught me cooking. He was a chef. He and I enjoyed cooking on Sundays. I especially liked cooking Japanese food because
    it is good for our health. One day, I made sushi with him. The sushi he made was
    very beautiful and delicious. He worked in a Japanese restaurant for twelve years.
    After I went back to my country, I made sushi for my brother on his birthday. I
    wanted him to be interested in Japanese food. He liked my sushi very much.

英文を聞くときは、できるだけメモ

・上記の英文は、2回繰り返された後、英語の質問が放送されるので、
できるだけ「放送を聞きながら、メモをとる」ようにしましょう。

<メモの取り方~例>
・人名、地名などは自分がわかる簡単な書き方で記します。
ー例えば、今回であれば、I を「マ(リア)」、Mr. Smith を「ス(ミス)」、brother を「兄」などのように、自分だけがその場でわかるような「印」でメモをとった方がいいです。
・これでメモを取ると・・・
日本「マ」-「ス」ー食(日)
日本食ーヘルシー
スシ「ス」→おいしい・・・・・
※メモの取り方は、ある程度の練習が必要です。校内テストや模擬テストなどで、実際に
メモをとってみましょう。

<メモが取れない人は・・・>
・基本的に「選択肢の問題順(ア→イ→ウ)」で「話」は進んでいきますので、
「問題文」を聞きながら「問題用紙のア、イ、ウ」の部分に、自分がわかるような
メモをしていきましょう。

アの問題

When did Mr. Sato and Maria enjoy cooking?

【解説】
・「料理をした」時をたずねています。
・放送文の赤線の部分に表現されているので、そこが聞き取れれば大丈夫です。
ー「佐藤さんとマリアはいつ料理を楽しみましたか。」

【解答】
赤線の部分 He and I enjoyed cooking on Saturdays. を見ると、
「(毎週)土曜日」となっているので、正解は、3  On Saturdays. です。

イの問題

How long did Mr. Sato work in a Japanese restaurant?

【解説】
・佐藤さんの「日本食レストランでの働いた」期間をたずねています。
・放送文の黄色い下線の部分に表現されているので、そこが聞き取れれば大丈夫です。
ー「佐藤さんはどのくらい日本食レストランで働きましたか。」

【解答】
黄色い下線 He worked in a Japanese restaurant for twelve years. を見ると、「12年間」であることがわかるので、正解は、4  For twelve years.  です。

ウの問題

Why did Maria make sushi for her brother?

【解説】
・マリアが「スシを作った」理由を聞いています。
・放送文の下線部分に表現されているので、そこが聞き取れれば大丈夫です。
ー「マリアはなぜ兄のためにスシを作りましたか。」

【解答】
・下線部分 I wanted him to be interested in Japanese food. を見ると、「日本食に興味を持ってもらいたい」とあるので、正解は、  Because she wanted her brother to know more about Japanese food. となります。

(3)対話文の一部を聞いて、質問に答える

※(3)は、リサとダイスケの対話の一部を聞いて、質問に答える問題です。問題は、ア 、イ の二つあります。はじめに、対話を読みます。次に、質問を読みます。質問の答えとして最も適切なものを、1、2、3、4の中からそれぞれ一つ選んで、その番号を解答用紙に書きなさい。対話と質問は二回読みます。

アの問題

【対話】
Lisa:I like this sweater very much. I want to buy this.
Daisuke:Good. But it may be too big for you. How about this one, Lisa?
【質問】
What will Lisa answer next?

【解説】
ー対話で
リサ:このセーターがとても気に入りました。これを買いたいのですが。
ダイスケ:いいですよ。でもあなたには大きすぎるかも。これはどうですか、リサ。
ー質問で
「リサは次に何と答えるでしょうか」と聞いています。

【解答】
・ダイスケは、リサに対して「これはどうですか。」と別のセーターを勧めているようなので、それに一番ふさわしい答えは、1 I’ll try it on.(試着します。)となります。

イの問題

【対話】
Lisa:I went fishing with my father last month.
Daisuke:Oh, I went fishing last month, too.
Lisa:Shall we go fishing next month?

【質問】
What will Daisuke answer next?

【解説】
ー対話で
リサ:私は先月父と魚釣りに行きました。
ダイスケ:あら、僕も先月魚釣りに行ったよ。
リサ:来月一緒に魚釣りしましょうか。
ー質問で
「ダイスケは次に何と答えるでしょう」と聞いてます。

【解答】
・Shall から質問をしているので、まず最初に Yes / No (またはそれに準じた答え方)で答えなけれならないので、2 か 4が正解です。
2 は「もちろん。良さそうですね。」4 は「いいえ、でも父が私を助けました。」となっているので、正解は、意味が通じる 2 Sure. That sounds good. となります。

(4)「あなた自身」に対する質問です。

※(4)は、留学生のローザが、英語の授業で話したことを聞いて、質問に答える問題です。話の最後の質問に対して、あなたなら何と答えますか。あなたの答えを解答用紙に英文で書きなさい。ローザの話は二回読みます。

【ローザが言ったこと】
I like science the best of all the subjects in school. I study it every day. What’s your favorite subject?

【解説】
「私は学校の全ての教科の中で理科が好きです。毎日勉強しています。あなたの好きな教科は何ですか。」
と言ってます。
ー自分の好きな教科を答えましょう。

【解答】
What’s your favorite subject? の主語は “your favorite subject” で、「1つのもの」なので、代名詞 it を用いて、

It is ( It’s ) +「あなたの好きな教科」. の形で答えます。
解答例  It’s English. / It’s math. / It’s P.E. など

 

今回はここまで。

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