1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
「語順」の Review をします。
それでは第33週 ( 12月 Week 1 )の復習です。
今までの学習内容
今まで学習してきた内容の紹介です。
それぞれできるだけ簡単にその内容をまとめたもので、
興味のある方はクリックして参考にしてください。
必要ない方は、飛ばして「Week 33『語順』の review」をご覧ください。
語順の基本
説明ルール
◎関係詞節修飾
指定ルール
◎助動詞グループ
◎「時表現」
さて、今週のまとめです。
Week 33 の「語順」review
・「指定ルール:指定は前に置く」
– このルールは修飾の語順一般を決定する重要ルールです。
– Week 29から「時表現」を学びますが、「時表現」も意識の中で指定ルール
に従っています。
Lesson 161 過去完了形 (had+過去分詞)
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵過去完了の形 👉【 had +過去分詞 】 – 過去のある時点からさらに視線が過去にさかのぼる時に使う表現 ※現在完了との違い ・現在完了のイメージ ▶︎「今」に迫ってくる ・過去完了のイメージ ▶︎「今」が「過去のある時点」に移って「そのときまでに」 |
[Key] By the time you came back from lunch, Arnold had already left.
※あなたがランチから戻ってきたときには、アーノルドはもう帰ってしまって
いました。
▶︎この文では、
「過去のある時点」が – you came back from lunch
「あなたがランチから戻ってきたとき」- その時までには
⇨[視線がさらに過去にさかのぼって]
– アーノルドはもう帰ってしまっていた(had already left) – のです。
[1] I woke up at 5:45 and washed my face.
※私は5時45分に起きて顔を洗いました。
▶︎この文では、
woke up そして washed – と出来事が順番に並べられていて、
「さかのぼる意識」がないため、過去完了 (had woken up) とは
なりません。
[2] Why was Ken in a bad mood?
– Because he had been asked to do overtime.
※どうしてケンは不機嫌だったのですか?
– 残業を頼まれていたからです。
▶︎この文では、
「過去のある時点」が – Ken was in a bad mood
「ケンが不機嫌だったとき」- その時までには
⇨[視線がさらに過去にさかのぼって]
– ケンは残業を頼まれていた(had been asked) – のです。
Lesson 162 未来完了形 (will have+過去分詞)
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵未来完了の形 👉【 will have +過去分詞 】 – 現時点から視線が未来へと移る時に使う表現 ※現在完了との違い ・現在完了のイメージ ▶︎「今」に迫ってくる ・未来完了のイメージ ▶︎「今」が「未来のある時点」に移って「そのときまでに」 |
[Key] I‘ll have finished by around four o’clock.
※4時ごろまでには、終えているでしょう。
▶︎この文では、
[未来のある時点]が – by around four o’clock
「4時ごろまで」- その時までには
⇨[視線が未来に移って]
– 終えるだろう (will have finished) – と言っているのです。
[1] I‘ll have fixed the washing machine by around 11.
※11時ごろまでに、その洗濯機は修理し終わっていますよ。
▶︎この文では、
[未来のある時点] が – by around 11
「11時ごろまで」- その時までには
⇨[視線が未来に移って]
– (洗濯機を)修理し終えるだろう( will have fixed) – と言っているのです。
[2] They will have received the package by now.
※彼らは今ごろその小包を受け取っていますよ。
▶︎この文では、
will にふさわしい「見通す」感触が使われています。
▶︎この文は「話者」と主語の「彼ら – they」は場所的に離れている
状態で、そこでの出来事を「話者」が「見通し」ている文です。
▶︎「話者」は、「その場にいない」ので、
おそらく「by now – 今ごろには」には、
⇨[視線が “彼ら” がいる場所に移って]
– (小包を)受け取っているだろう (will have received) – という見通しを
述べているのです。
Lesson 163 助動詞+完了形
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵 助動詞+完了形の形 👉【 will 以外の助動詞 +have +過去分詞 】 |
[Key] I must have left it in the clubroom.
※私はそれを部室に置いてきたにちがいありません。
▶︎この文では、
「must +完了形」の表現を用いています。
[1] He may have lost his way.
※彼は道に迷ったのかもしれません。
▶︎この文では、
「may +完了形」の表現を用いています。
[2] I should have studied harder.
※私はもっと一生懸命勉強するべきでした。
▶︎この文では、
「should +完了形」の表現を用いています。
[3] She pretended to have been working.
※彼女はずっと働いていたふりをしました。
👉完了形は to不定詞とも結びつきます。
▶︎その場合も、やはり「そのときまでに」の感覚があります。
「過去のある時点まで – そのときまで」ずっと働いていた – ふりを
していたのです。
Lesson 164 未来表現①:be going to
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵 be going to のイメージ▶︎「流れの中」 – 状況が to 以下の事態に向かって進行中であることを表現 |
[Key] I‘m going to check out the new stationery shop.
※私は新しい文房具店をのぞいてみるつもりです。
▶︎この文では、
be going to が表すのは「意図」。- 心積りがすでにあり、
to 以下の状況に向かって進行中であることを表しています。
[1] Look! The baby is going to fall out of the buggy!
※見て!赤ちゃんがベビーカーから落ちちゃう!
▶︎この文では、
目の前で、赤ちゃんがベビーカーから身を乗り出し、このままで
いくと落ちてしまう – 状況にいます。
まさに「落ちそうな – 流れの中」を表現しているのです。
これで、
Week 33 の「語順」review は終了!
👉 Week 34 からは「時表現」の「過去完了形」を学習します。
(12月6日〜)
コメント