現在形について

今回からは、「時」に関する表現について
説明していきます。

「時」表現に関しては、次のように分けてエントリーします。

①現在
a. 現在形について
ーb. 現在進行形について
ーc. 現在形と現在進行形の違い

②過去
ーa. 過去形について
ーb. 過去進行形について
ーc. 過去形と過去進行形について

③未来
ーa. will と be going to について
ーb. 未来進行形
※未来進行形は中学校では扱いませんが、参考程度に
取り上げます。

今回は、「時」表現の第1回として
普段さりげなく使っている「現在形」について
詳しく見ていきます。

現在形とは

中1の英語の教科書をみると、
一番最初に出てくる英文は、

・I like soccer.
・I am Tanaka Kumi.

などの「現在」を表す動詞の形が出てきます。

この「現在」を表す形を「現在形」と呼ぶのですが、
まずは、動詞の語形変化を確認しましょう。

英語の動詞は変化する

・英語は「動詞」に様々な情報が集まってきます。

a. 主語が「単数」か「複数」かを示す
ー3単現であれば、動詞の語尾に -(e)s が付きます
b. その英文の「時」を示す
c.「動詞」の次にどんな語が来るか指定し、文の形を決定する
ーその語が「目的語」であったり、「補語」であったりします

b. のように
英語は、その「動詞」を見ると、
その英文の「時」がわかるようになっているのです。
👉そのため、動詞は「時」に合わせて「変化」します。

その「変化」を「語形変化」と呼びますが、以下の5つがあります。

①原形
ー動詞の元の形。助動詞や to 不定詞とともに使われる
「時」と関わりがない形のことです。
②現在形
ー「現在」を示す形。3単現の場合は語尾に -es がつく。
③過去形
ー「過去」を表す形。
④過去分詞
ー「受動態」と「完了」表現で用いる形。
⑤ing形
ー「進行形」と「動名詞」で用いる形

この5つの形を具体的に示してみましょう。

①原形 ②現在形 ③過去形 ④過去分詞 ⑤ing形
be (「=」) is / am / are was / were  been being
have(持つ) have/has had had having
use(使う) use/uses used used using

このように、
②現在形と①原形は「3単現の -(e)s」の形以外、同じなので、
②現在形は、辞書などでは省略されることが多いです。
(※be動詞だけは特別な変化をします。)

今回は、
この現在形の使い方を確認するわけです。

「現在形」の名前に惑わされるな!

まずは、
みなさん、この「現在形」という名前に惑わされないでください。

この名前からすると
→まるで「現在」だけのことを示しているかのように
思われますが、実はそうではないのです。

正確に言うと、「現在」だけの一時的なものではなく

今」を中心として、過去から未来へと広い期間に成り立つ状況を示す形

なのです。
・・・あくまでも「現在」を中心とする形なのです。

例文を挙げて説明します。

ex.1  He is a teacher.「彼は先生です。」
👉英語でこの文章は、
「もちろん、現在も彼は先生ですが、以前からも教師であって、
おそらくこれからも教師という職業を続けているであろう」
ということを意味しているのです。

ex.2  I love chocolate.「私はチョコレートが大好きです。」
👉英語でこの文章は、
「『私』は今もチョコレートが好きですが、以前からも好きであって、
おそらくこれからも大好きだろう」
ということを意味しているのです。

このように、
英語の「現在形」には、
「今を中心とした広い期間での状況」を表現するときに
用いる形なのです。

そこを意識して用いることが大事です。

この「現在形」をさらに
詳しく見ると大きく3種類の使われ方をしています。

先に例文を挙げますね。

① He looks like you.
「彼はあなたに似ています。」

② I usually leave for work at 8 a.m.
「私は普通午前8時に仕事場にむかいます。」

③ The earth goes around the sun.
「地球は太陽の周りを回ります。」

それぞれについて説明しましょう。

①状態を表現する「現在形」

① He looks like you.
「彼はあなたに似ています。」

この例文は、「似ている」という状態を表現しています。

このような状態を表す動詞には、
・頭・心の動きを示す一般動詞
・動きがないことを示す一般動詞
・be動詞
の3種類があります。

具体的に言うと
【頭・心の動きを示す一般動詞】
→ see, hear, feel, taste, like, love, hope, think, believe など
【動きがないことを示す一般動詞】
→ stay, keep, remain, have, look like など
【be動詞】
ーis, am, are
※be動詞は主語との「=」の関係を示すだけなので、
「等しい」という「状態」を表す動詞なのです。
〜となります。

②「繰り返し」を表現する「現在形」

② I usually leave for work at 8 a.m.
「私は普通午前8時に仕事場にむかいます。」

この例文は、「普段は8時に仕事場に行く」という
「繰り返される」行動を表現しています。

このような「繰り返し」を表す動詞は、
・体の動きを表す一般動詞
が使われるのが普通です。

ですから、
I play baseball. と言えば
👉「(普段、部活動などで)(繰り返し)私は野球をします。」
Mr. Tanaka teaches English.  と言えば
👉「(おそらく塾や学校で)(繰り返し)田中先生は英語を教えます。」
となるのです。

このような部分もしっかりと
チェックしておきたい部分です。

③一般的な事実、真理を表現する「現在形」

③ The earth goes around the sun.
「地球は太陽の周りを回ります。」

この例文は、「地球が太陽の周りを回っている」という
「真理」を述べているので「現在形」を用います。
→「真理」は、「過去」「現在」「未来」を通じて
普遍なものなので、「現在形」を用いているのです。

これと同じように、

Nurses take care of sick people in hospitals.
「看護士は病院で病人を看護する。」
のような、「一般的な事実」(誰もがそうだと認める事実)
を表現するのも、「地球」の例文と同じ理由で
「現在形」を用います。

このように「現在形」は

今」を中心として、過去から未来へと広い期間に成り立つ状況を示す形

であり、それをさらに詳しく分類すると
①状態を表現する場合
②「繰り返し」を表現する場合
③一般的な事実、真理を表現する場合
に「現在形」を用いているのです。

ただし、
この基本的な「現在形」の使い方とは
違う例外があります。

when や if で「条件」を仮定する場合は、現在形

先に例文です。

ex.3  Come to my room when you arrive.
「君が到着したら私の部屋にきてください。」

ex.4  I’ll stay home if it is rainy tomorrow.
「明日雨なら私は家にいます。」

ex.3 を見てください。
when には「〜する時」という意味もありますが、
例文のように「条件」を示すときもあります。
この「条件」は、「あなたが到着したら(まだ到着していない)」
で、「未来」のことなので、will arrive  となりそうですが
→現在形( arrive )を使っています。

ex.4 を見てください。
if は「もし〜ならば」と「条件」を示す接続詞ですが、
ここでは「明日雨ならば」であれば、「未来」のこと
なので、it will be rainy となりそうですが
→現在形( is rainy ) を使っています。

これは、なぜかというと

when や if の「条件」が「実際に成り立つ」と仮定した話

だからです。

「実際にその条件が起こる」とその時点で考えて、
(それ以外のことは予測せずに)話を進めているので、
話者は、「現在形」を使っているのです。

このような表現の仕方も
中学校では出てくるので、要チェックの部分ですね。

今回はここまで。

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