現在進行形について

「時」に関する表現についての2回目です。

「時」表現に関しては、次のように分けてエントリーします。

①現在
ーa. 現在形について
b. 現在進行形について
ーc. 現在形と現在進行形の違い

②過去
ーa. 過去形について
ーb. 過去進行形について
ーc. 過去形と過去進行形について

③未来
ーa. will と be going to について
ーb. 未来進行形
※未来進行形は中学校では扱いませんが、参考程度に
取り上げます。

今回は、「時」表現の第2回として
「現在進行形」について
詳しく見ていきます。

現在進行形とは

中学校の教科書を見ると

ex.1  I am looking at the stars.
「私は星を見ています。」
ex.2  They are studying math now.
「彼らは今数学を勉強しています。」

などの英文が出て来ます。

このように、現在進行形は、

is / am / are + ing形 「〜している(ところ)です」

と学んで来たと思いますが、
それをもう一度詳しく見てみます。

「現在進行形」の意味するところ

・ex.1  I am looking at the stars. を見てみると、

過去のある時点からーlook at the stars を始めて

その発言をした「今・現在」もーちょうど look at the stars をしていて


まだその動作 ( look at the stars ) が終わっていない
〜という一連の流れの、「」その瞬間だけの動作を取り上げた
表現が現在進行形となるのです。

・ex.2  They are studying math now. も見てみると

過去のある時点からーstudy math を始めて

その発言をした「今・現在」もーちょうど study math をしていて


まだその動作( study math ) が終わっていない
〜という一連の流れの、「」その瞬間だけの動作を取り上げた
表現が現在進行形となるのです。

これらを簡潔に表現すると
今、進行中の行為・活動を表現する形となります。
👉ここで思い出して欲しいのが、
「現在形」は、基本的に「繰り返される動作」を表現する形で
あるということです。(この違いについては、次回で。)

まとめると、

「今、進行中の行為・活動を表現する」には
is /am / are +ing形(現在進行形)の形を用いる

となります。

なお、動詞の ing の付け方はおよそ下記の通りです。

▶︎発音しない語尾の -e は、e をとって ing
come → coming  / give → giving / make → making 他
▶︎最後のアルファベットを重ねて ing
cut → cutting / get → getting / hit → hitting
begin → beginning / run → running / swim → swimming 他
▶︎その他は、そのまま ing
study → studying(この語形変化を間違える人が多いです)
play → playing / read → reading 他

※中学生であれば、このような変化をチェックしておけば
まず大丈夫だと思います。

 

それでは、
この現在進行形の文の、
否定文、疑問文とその答え方を確認しましょう。

現在進行形の否定文と疑問文

・現在進行形には、be動詞が入ってきますが、
be動詞は「特別な意味がなく、主語との=(イコール)の関係を示す」
だけの働きをする動詞です。

ですから、
現在進行形は、意味的には「= ing形」とも表現できて、
の is, am, are」が「今」を表し、
ing形」が「進行中の行為・活動」を表現しているのです。

さて、現在進行形の否定文・疑問文を作る時は、
この「=動詞(be動詞)」がポイントとなります。

現在進行形の否定文
主語 not ing形 〜.「〜していません。」
現在進行形の疑問文
主語 ing形「〜している【の】(ところ)ですか。」
答え方:Yes, 主語の代名詞 =. / No, 主語の代名詞 = not.

それでは、例文を示します。

ex.3  Ken is playing baseball in the park now.
「ケンは今公園で野球をしています。
【否定文】
→ Ken is not (isn’t) playing baseball in the park now.
「ケンは今公園で野球をしていません。」
【疑問文】
Is Ken playing baseball in the park now?
「ケンは今公園で野球をしていますか。」
ーYes, he is. / No, he is not (isn’t).

ex.4  Yuki’s cat is sleeping under the bed.
「ユキの猫はベッドの下で寝ています。」
【否定文】
→ Yuki’s cat is not (isn’t) sleeping under the bed.
「ユキの猫はベッドの下で寝ていません。」
【疑問文】
Is Yuki’s cat sleeping under the bed?
「ユキの猫はベッドの下で寝ているのですか。」
ーYes, it is. / No, it is not (isn’t).

※このように現在進行形の文章では、
=動詞(be動詞)に注目していくと否定文、疑問文が
出来上がります。

 

次は、現在進行形のWH疑問文を見てみましょう。

現在進行形のWH疑問文

・現在進行形は、
「今、進行中の行為・活動を表現する」形なので、
一番よく出てくるWH疑問文は、

「今している動作」を尋ねる疑問文です。

英語では、「動作」をたずねる時は、what と do を使います。

※ここの do は「〜をする」という一般動詞で、what と do で
「何をする?」という意味になるのです。

上記の ex.3 と ex.4 で「今している動作」を
たずねる英文を作ってみましょう。

◎下線部をたずねる文を作りなさい。

ex. 3  Ken is playing baseball in the park now.

→下線部は「動作」を示しているので、what と do を使います。

→ 現在進行形なので doing にして doing what を下線部の
部分に代わりに置きます。(doing what :何をしている)

👉 Ken is doing what in the park now. (仮の形)

→ be動詞の疑問文にします。

👉 Is Ken doing what in the park now? (仮の形)

→ WH疑問詞は文頭にくる性格なので、一番前に移動させます。

👉 What is Ken doing in the park now?
「ケンは今公園で何をしていますか。」
ー【答え方】He is playing baseball there.
※ there は in the park の代わりの言葉で「そこで」という意味

ex.4  Yuki’s cat is sleeping under the bed.

→下線部は「動作」を示しているので、what と do を使います。

→ 現在進行形なので doing にして doing what を下線部の
部分に代わりに置きます。(doing what :何をしている)

👉 Yuki’s cat is doing what under the bed.(仮の形)

→ be動詞の疑問文にします。

👉 Is Yuki’s cat doing what under the bed?(仮の形)

→ WH疑問詞は文頭にくる性格なので、一番前に移動させます。

👉 What is Yuki’s cat doing under the bed?
「その猫はベッドの下で何をしていますか。」
ー【答え方】It is sleeping there.
※ there は under the bed の代わりの言葉で「そこで」という意味

このように what と do を用いて
「何をしているの?」という疑問文を作ることができます。

その他のWH疑問文

・特に中学生にはWH疑問文を苦手としている人が多いようですが、
上記のような考え方で行くと、どんどん他のWH疑問文ができます。

ex.3 であれば・・・
①「誰が、今公園で野球をしていますか。」
👉 Who is playing baseball in the park now?
【答え方】Ken is.

②「ケンはどこで今野球をしているのですか。」
👉 Where is Ken playing baseball now?
【答え方】He is playing baseball in the park.

ex.4 であれば・・・
①「誰の猫が、ベッドの下で寝ているのですか。」
👉 Whose cat is sleeping under the bed?
【答え方】Yuki’s cat is.
②「 ユキの猫はどこで寝ているのですか。」
👉 Where is Yuki’s dog sleeping?
【答え方】It is sleeping under the bed.

などのようになります。

 

もっとWH疑問文のつく方に詳しく知りたい人は、
本ブログの「WH疑問文」のカテゴリーをご覧ください。

今回はここまで。

 

「時」表現の「現在」については
あと2つの記事を用意しています。
興味のある方は、どうぞ下記をクリックしてください。
現在形について
現在形と現在進行形との違い

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