21-ラジオ英会話 「語順」のReview ⑧

1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
「語順」の Review をします。
基本的には、
週末に tweet で発信してきたものを、
ブログで、まとめたものです。

今回は第8週 ( Week 8 )の復習です。

Week 8 の「語順」review

👉今年度は、「話すための英文法」をマスター
英語は「配置の言葉」
– 表現をどのように配置するかが、「意味」を決めます。

基本

👉英語の語順は、
① 基本文形
② 修飾語順規則
によって決まります。

Week 1と Week 2ではこの
② 修飾語順規則を扱ってきました。
この修飾語順規則には、
「説明ルール」と「指定ルール」があります。
(「説明ルール」については、Week 1 で、
「指定ルール」についてはWeek 2 で扱っています)

そして、Week 3では
① 基本文型
を扱います。

基本文型は文の設計図
– そのそれぞれに典型的な意味が結びついています。

▶︎ Week 3 で扱う他動型とは…
動詞の働きかけが、対象である目的語に直接及ぶ型です。

その後、Week 4 では
同じく①基本文型での
▶︎自動型を扱います、自動型とは…
直接の行為対象がない単なる動作を示す型です。

そして、
Week 8 では、
Week 7に続き「オーバーラッピング」と新しい「目的語説明型」の講座です。

英語は「配置の言葉」
修飾語順規則 Week 1 説明ルール 説明は後ろ置き
Week 2 指定ルール 指定は前置き
基本文型 Week 3 他動型 目的語に直接影響及ほす
Week 4 自動型 単なる動作
Week 5 説明型 be動詞文
Week 6 説明型 be動詞文、オーバーラッピング
Week 7 説明型 オーバーラッピング「変化」・go/come
授与型 基礎・さまざまな動詞で授与型
Week 8 授与型 マイナスの授与
目的語説明型 基礎・形容詞/前置詞句

 

Lesson 36 基本文型 授与型③:マイナスの授与

🔴今回も「授与型」
🔴授与型は動詞の後ろに目的語が2つあり、「〜に … をあげる・くれる」の形

🔶 今回は「授与」は「授与」でも「マイナスの授与」
・「〜から… を奪う」という意味関係
▶︎代表的な動詞は、cost, take, charge の3つです。

[Key] That figure cost【me】【a fortune】.
※そのフィギュアには私は大金を払いました。
▶︎ cost は
「(お金などが)かかる」この動詞が授与型で使われる
「〜に … がかかる」👉誰かから何かを「奪う」意味関係となります。

[1] It took【us】【three hours】to get here due to the heavy snow.
※ひどい雪のせいで私たちがここに着くのに3時間かかった。
▶︎ take は
「(手に)取る」そこから「(時間などが)かかる」
👉「私たちから3時間奪う」というマイナスの授与関係

[2] 【How much】did they charge【you】for the repairs?
※彼らはあなたにいくら修理代として請求しましたか。
▶︎ charge は
「課す」トラックに荷物を積み込んで行くように、支払い義務や責任を課します。
👉「あなたからいくら奪う」というマイナスの授与関係

 Lesson 37 基本文型 目的語説明型①:基礎

🔴「動詞+ 目的語 + 説明語句」の型
🔴 この型では、目的語の後ろに説明語句が加わり、
目的語と説明語句の関係は、「=(イコール)」あるいは、主語・述語の関係
※他動型の「目的語」に「説明語句」が加わった形

[Key] Please 【callme『Yuko』】.
※私をユウコと呼んでください。
▶︎この文の call me は、
「私を呼ぶ」- 何と呼ぶのかの説明が Yuko となり、
全体で「私をユウコと呼べ」という意味になります。

🔴日本語では、「私ユウコ」と、助詞が文の意味を支えますが、
英語では、その単語の「位置」が文の意味を支えます。

[1] I 【named my dog『Fido』】.
※私は私のイヌをファイドーと名付けました。
▶︎「my dog = Fido と名付けた」という意味

[2] We all【 thought him『a fool』】, but now we know
he was a genius.
※私たちは彼を愚か者と思っていましたが、今では彼は天才だった
と知っています。
▶︎「him = a fool と思った」という意味

 Lesson 38 基本文型 目的語説明型②:形容詞・前置詞句

🔴「動詞+ 目的語 + 説明語句」のバリエーション
🔴 この型では、目的語の後ろに説明語句が加わり、
目的語と説明語句の関係は、「=(イコール)」あるいは、主語・述語の関係
🔴 ここでは、説明語句が「形容詞・前置詞句」のパターン

{Key} Ms. Jetz has【 dyed her hair『bright pink』】.
※ジェッツ先生は髪を明るいピンク色に染めています!
▶︎この文は、
dyed her hair で「彼女の髪を染めた」- その「彼女の髪」が
どうなったかを説明語句 bright pink(形容詞) が説明しています。
👉「her hair = bright pink に染めた」という意味

[1] It’s normal to【 wantyour kids『happy』】, right?
※自分の子どもが幸せであってほしいと思うのは普通だよね?
▶︎「your kids = happy を欲する」という意味

[2] Hey,【 takeit『easy』】.
※ねぇ、気楽にやろうよ。
▶︎ take は「(手に)取る → 受け取る・考える」ですから、
「it = easy と考えてください」という決まり文句

[3] I【 needyour report『on my desk』】by 10:30 tomorrow.
※明日10:30までに君のリポートが机の上にあることが必要です
(=提出すること)。
▶︎「 your report = on my desk にあることを必要とする」
という意味

 Lesson 40 文の意味は文型が決める

🔴前回で基本文型の基礎学習はひと通り終わり。

🔶大西先生からの一歩進んでお願い
英文を見たときにどの型かを考えてもらいたい
▶︎それは文の意味は文型が支配するから

[Key] Your English has gotten 【so much better】!
▶︎この文は、
gotten の後ろに「はるかにいい(so much better)」があり、
それが「説明語句」であり👉「説明型オーバーラッピング」の形
だと判断できます。
※ get の「動き」が「変化」につながっています。

[1] I【 gota beautiful ring 】from my boyfriend.
※私はボーイフレンドから美しい指輪をもらいました。
▶︎動詞の後ろに名詞がひとつ👉「他動型」ですから
「指輪を手に入れる」と、対象に働きかけが直接及びます。

[2] I【 got to 】the airport at 12:30.
※私は空港に12:30に着きました。
▶︎目的語がない👉「自動型」
単なる動作を表し、「空港に動いて行った=到着した」

[3] I’ll get【you】【a ticket for the concert】.
※私がコンサートのチケットを買ってきてあげます。
▶︎ get の「動き」が加味され、
「(買いに行って・取りに行って)〜に … をあげる・くれる」
という「授与型」

[4] Look at the time! I’d better【 get dinner『ready』】.
※時間を見て!(もうこんな時間!)夕食を準備しなくては。
▶︎「dinner = ready (準備ができた)の状態にする」という
「目的語説明型」

文型は意味の中心にいつもあります。
文型を見抜き意味をとる、文型を意識して文を作る。
ー それが英語という言葉なのです。

 

 

 

 

これで、
Week 8 の「語順」review は終了!

👉 Week 8 で基本文型の基礎学習はひと通り終了。

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