未来進行形について

「時」に関する表現についての最後、第8回目です。

「時」表現に関しては、次のように分けてエントリーします。

①現在
ーa. 現在形について
ーb. 現在進行形について
ーc. 現在形と現在進行形の違い

②過去
ーa. 過去形について
ーb. 過去進行形について
ーc. 過去形と過去進行形について

③未来
ーa. will と be going to について
b. 未来進行形
※未来進行形は中学校では扱いませんが、参考程度に
取り上げます。

今回は、未来の「時」表現の第2回として
「未来進行形」について
詳しく見ていきます。

未来進行形とは

現在進行形、過去進行形とくると、
未来進行形がどのような形になるかは
予想がつきますよね。

先に例文をあげましょう。

ex.1  My mother will be watching TV around ten tonight.
「私の母は今晩10時ごろにはテレビを見ているでしょう。」

ex.2  I will be meeting Taro at the station next week.
「私は来週駅でタロウと会うことになっている。」

などの英文が出て来ます。

このように、未来進行形は、

wiil be + ing形 「〜しているでしょう/することになっている。」

ということを意味します。

「未来進行形」の意味するところ

・ex.1  My mother will be watching TV around ten tonight.を見てみると「私の母は今晩10時ごろにはテレビを見ているでしょう。」

「未来」のことを考えて

「母」がいつも夜の10時ごろに見るテレビ番組があって

「未来のある時点: 今晩の10時」にもーちょうど watch TV をしている


それを予測できる

〜という一連の流れの中で、「未来のある時点」を予測し、その瞬間だけの予測できる動作を取り上げた表現が未来進行形となるのです。

 

・ex.2  I will be meeting Taro at the station next week. も見てみると
「私は来週駅でタロウと会うことになっている。」

「未来」のことを考えて

「未来のある時」にする予定が決まっていて

すでに meet Taro する方向で状況、行動が動いている

ということを示す英文です。

👉本来この表現は、
「瞬間の動作」を切り取った「進行形
next week という「幅」のある「」を示す言葉
相入れないものですが、

このような「組み合わせ」がなされた時は
「予定が決まっていて、その方向へ既に動いている」という状況を
示すものです。

これらをまとめると
未来進行形」とは、

will be +ing形を用いることにより
①未来のある時点で「行われている最中」である動作
②未来のある時点で既に行われる予定になっている動作
の2つを表現することができる。
※ただし、②は「幅」のある「時」の言葉との組み合わせが必要である

となります。

なお、動詞の ing の付け方はおよそ下記の通りです。

▶︎発音しない語尾の -e は、e をとって ing
come → coming  / give → giving / make → making 他
▶︎最後のアルファベットを重ねて ing
cut → cutting / get → getting / hit → hitting
begin → beginning / run → running / swim → swimming 他
▶︎その他は、そのまま ing
study → studying(この語形変化を間違える人が多いです)
play → playing / read → reading 他

※中学生であれば、このような変化をチェックしておけば
まず大丈夫だと思います。

 

未来進行形の否定文や疑問文は
それほど使われることがないようですが、
基本的な形だけ、簡単に確認します。

未来進行形の否定文と疑問文

・未来進行形には、助動詞 will が使われていますので、
未来進行形の否定文、疑問文は、
will の否定文、疑問文の作り方と同じです。

【未来進行形の否定文
主語  will be not ing形 〜.「〜していないだろう。」
【未来進行形の疑問文
Will 主語 be ing形「〜しているのでしょうか。」
答え方:Yes, 主語の代名詞  will . / No, 主語の代名詞 will not (won’t).

それでは、例文を示します。

ex.3 She will be working at 10:00 tomorrow.
「彼女は明日の10時には働いているだろう。」
【否定文】
→ She will be not (won’t) working at 10:00 tomorrow.
「彼女は明日の10:00時 には働いていないだろう。」
【疑問文】
Will she be working at 10:00 tomorrow ?
「彼女は明日の10:00時には働いているだろうか。」
ーYes, she will. / No, she will not (won’t).

 

未来進行形の基礎編としては、
ここまでで十分です。

これで、
「時」表現についてのエントリーは
全て終了しました。

 

「時」表現の「未来」については
「will と be going to について」の記事もあります。
興味がある方は、下記をクリックし、お読みください。

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未来「時」表現
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