1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
「語順」の Review をします。
それでは第31週 ( 11月 Week 3 )の復習です。
今までの学習内容
今まで学習してきた内容の紹介です。
それぞれできるだけ簡単にその内容をまとめたもので、
興味のある方はクリックして参考にしてください。
必要ない方は、飛ばして「Week 31『語順』の review」をご覧ください。
語順の基本
説明ルール
◎関係詞節修飾
指定ルール
◎助動詞グループ
◎「時表現」
さて、今週のまとめです。
Week 31 の「語順」review
・「指定ルール:指定は前に置く」
– このルールは修飾の語順一般を決定する重要ルールです。
– Week 29から「時表現」を学びますが、「時表現」も意識の中で指定ルール
に従っています。
Lesson 151 進行形②:注意すべき進行形
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵進行形は… 👉「比較的短期間続く行為の描写」 ▶︎これが「一瞬の行為を表す」動詞で行われると – 「繰り返し」を表現する ▶︎これが「移行を表す」動詞で行われると -「その移行の途中」を表現する |
[Key] He was sneezing non-stop.
※彼はひっきりなしに、くしゃみをしていました。
▶︎この文での sneeze は「くしゃみをする」という
一瞬の行為を表す動詞。ですから「はくしょん、はくしょん」と
その瞬間的な動作が一定期間繰り返されていることを意味します。
[1] The audience was cheering wildly.
※観客は大きな歓声を上げ続けていました。」
▶︎ cheer は「大きな歓声を上げる」という一瞬の行為を表します。
ですから、「大きな歓声を繰り返し、何度も上げていた」となります。
[2] The bus was stopping.
※そのバスは止まりかけていた。
▶︎この文の stop 「止まる」は「動→静」への移行を表します。
その進行形は「その途中」つまり、「止まりかけていた」
[3] The poor bird was dying.
※そのかわいそうなトリは死にかけていた。
▶︎ die も同じように「生→死」への移行を表します。
この進行形ですから「死にかけていた」となります。
Lesson 152 進行形③:進行形は外から眺める
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵進行形は 👉「比較的短期間続く行為の描写」 ▶︎「描写」である点が現在形と大きく異なる – その状況を「外」から(客観的に)描写しているのです。 |
[Key] Look, I’m apologizing.
※いいですか、私は謝っているのです。
▶︎この文は、
自分が謝罪している状況を客観的に「謝っていますよね」と、
描写しているのです。
[1] I’ll try my best, but I‘m not promising anything.
※最善は尽くします、でも私は何も約束しているわけではありませんから。
▶︎現在形の I promise. とは大きく違い、
「約束しているわけではない」と客観的に描写
[2] – 進行形と現在形の違い
□[進行形]The boss is coming here. 👉「比較的短期間続く行為の描写」
□[現在形] Here comes the boss. 👉「身の回り」
※上司が来ますよ。
▶︎[進行形]は、電話などで知って
「上司がくるところですよ」と「描写」することができる。
▶︎[現在形]は、「身の回り」感から、実際に上司が来ることを見ていることを
表現している。
Lesson 153 進行形④:進行形は躍動的な行為
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵進行形は 👉「比較的短期間続く行為の描写」 ▶︎進行形の可否は「動詞」によって決定されるのではなく… –「(躍動的な)行為と見なせるかどうか」で決まる。 |
[Key] I was having a meeting at that.
※私は、その時間は会議をしていました。
▶︎この文は、
「会議をする」- 行為が行われているため進行形となっています。
❌ I‘m having a car. (⭕️ I have a car. )
※私は車を持っています。
▶︎こちらの「持っています – have」は、
【所有権があること】を意味し、行為を意味していないから、
⇨進行形にはなりません。
□ He is being arrogant.
※彼は傲慢にふるまっています。
▶︎単に “He is arrogant.” であれば「広く・一般的な内容 – 彼は傲慢な
人です」を意味しますが、そこに「短期間の行為」のニュアンスが
加味されると – He is being arrogant. 「傲慢にふるまっている」
となります。
🔵 be動詞も進行形になる |
Lesson 154 現在完了形①:間近に起こった出来事(完了)
🔴 時表現の征服の2つのポイント
①「時は前置き」- 指定ルールに従い「動詞」の発話前に「時」を指定
②日本語訳に頼り過ぎないこと
🔵現在完了の形 👉【 助動詞 have/has +過去分詞 】 – イメージは「(今に)迫ってくる」 |
⬇️
◎完了用法 👉過去に属する事柄を「今・現在」に引きつけ「手元で」とらえた文 [よく使われる単語] ・already:すでに – 現時点ですでに完了していることを示す ・yet:もう・まだ – 「未完」の意味をちょこっと添える単語 |
[Key] Look. It‘s stopped raining. ※ It’s は It has の短縮形
※ほら。雨がやみましたよ。
▶︎この文は、
「あ、(今)雨がやんだよ」と出来事を「手元で」とらえた文。
🔵過去形{現在と切り離された]とは違う「手元感」が大事! |
[1] Oh no! I‘ve missed my stop!
※ああ、乗り過ごしてしまった!
[2] Have you heard from Ken?
※ケンから(最近)連絡はあった?
[3] I‘ve already finished my homework.
※私はすでに宿題を終えました。
▶︎ already は「現時点ですでに完了している」ことを示す。
[4] Have you finished your homework yet?
※あなたは宿題をもう終えましたか?
▶︎「宿題を終えましたか、それともまだ?」と yet は、
「未完」の意味をちょこっと添えます。
これで、
Week 31 の「語順」review は終了!
👉 Week 32 からは「時表現」の「現在完了形」の続きとなります。
(11月22日〜)
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