一般動詞とは・・・

前回はbe動詞について扱いましたので、
今回は一般動詞について考えていきましょう!

be動詞って「動詞」なの?

一般動詞の前に、
be動詞について、もう一度確認しましょう。

be動詞には意味はなく、「=」の関係を示す機能があるだけ

ここだけを見ると、
be動詞は、「日本語」でいう、「動詞」の働きをしていませんね。

そこで、少し調べると
どうも、
「英語の動詞には、be動詞と一般動詞の2種類がある」
という教え方は、日本独特のものようです。

👉というのは、どうも「一般動詞」にあたる「訳語」が
はっきりとないようで、native は普通は “verb(動詞)” と
呼んでいるようです。もちろん、”be verb”  という言い方は
あるのですが、native の文法書では「助動詞」のカテゴリーに
入っているようです。

ここからすると、
私たち日本人にすれば、

be動詞は、「動詞の位置」にきて「=」の関係を示すだけで、
「動詞」としての「意味的な働き」はしない。

と、理解した方がよいようです。

それでは、
私たちが、一般的に「動詞」としての働きをする
「一般動詞」を確認しましょう。
(だから、「一般動詞」と名付けたのかな?)

一般動詞の基本的な性格

まずは、動詞の働きについて確認します。

一般動詞の「場所」

・英語では、語順がすべてと言ってもいいほど、重要なものです。
・中学校で、一番最初に日本語との大きな違いは、
英語の”「主語」+「動詞」の語順だ!” とよく言われなかったでしょうか。

なぜ、この語順になるのか?

日本語は、とても「形容する」言葉が豊かで、
情緒豊かな文を創り出します。擬音語、擬態語も数多く、外国人にとっては学ぶのが難しい分野のようです。また、その繊細で微妙な感情を表現するために、「動詞」を最初にもってきたり、「主語」をあえて最後にもってきて「余韻」を与えることもできます。
ーこの自由度の高さが日本語のすばらしさだと思います。

・一方英語は、「意思、気持ちを正確に伝える」ことを目的とする言葉です。
そのため、「主語」と「動詞」を最初にはっきりと伝える言語です。
英文の主体を最初に伝え、その直後に「文の核」となる動詞を置く、
という語順が、英語という言語の特徴に一番適切なものです。

「主語」+「動詞」~

また、「文の核」を2番目(主語の次)に持ってくることに、
「動詞」のその後の語順を自動的に指定して、「文が成立」することになります。

「主語」+「動詞」➡「動詞」が指定する「語順」・・・「文の完成」

やはり、一般動詞は「英文を形成する核」なのです。

一般動詞は何を「表現するのか」

・「動詞」は、その名前通り「動き」を示す言葉です。
基本的には、次の3つの動きを表現します。

①体の動き
②頭・心の動き
③動きがない(状態を示す)

それぞれを簡単に解説します。
①体の動き を示す一般動詞とは・・・
ーこれは、一番わかりやすい種類です。
例えば、run, swim, look, play, watch, kick, hit, walk などがあります。
文字通り、体の動きを伴うもので、「進行形」でも扱われる動詞です。

ex.1  Tom can play baseball well.
(トムは上手に野球をすることができる。)

ex.2  Let’s walk in the park.
(公園を散歩しましょう。)

ex.3  I am watching a baseball game on TV now.
(今私はテレビで野球の試合を見ているところです。)

②頭・心の動き を示す一般動詞とは・・・
ー①と対比して言うと、「体の内部での動き」と言ってもいいと思います。
例えば、think, feel, consider, decide, want, like, love, need などが
あります。これは、基本的に「体の動き」を伴わないので、「進行形」とは
相性が悪い動詞です。

ex.4  We feel very cold.
(私たちはとても寒く感じる。)

ex.5  I want something cold to drink.
(私は何か冷たい飲み物が欲しい。)

ex.6  Ken doesn’t like natto.
(ケンは納豆が好きではない。)

③動きがない(状態を示す) の一般動詞とは・・・
ー①、②の逆で「動きがない状態」を示すものです。
例を挙げれば、stay, remain, live, keep, continue などがあります。

ex.7  Please stay here with me.
(どうかここに私と一緒にいてください。)

ex.8  I lived in Tokyo two years ago.
(私は2年前東京に住んでいました。)

ex.9  Keep running.
(走り続けなさい。)

その一般動詞は「目的語」を取るのか?

ここからは、中学校の文法レベルから逸脱しますが、
少し、「一般動詞」をもっと詳しくみていきます。
「一般動詞」が、その文の形を決定するので

「主語」+「動詞」➡「動詞」が指定する「語順」・・・「文の完成」

のような「システム」で「英文」ができるのですが、
「目的語」を取るか、どうか
「一般動詞」の種類が2つに分けられます。

一般的には、
・目的語を取らない一般動詞を・・・自動詞
(👉「主語」+「動詞」➡「目的語」を取らない

・目的語を取る一般動詞を・・・・・他動詞
(👉「主語」+「動詞」➡「目的語」を取る
と言います。

この自動詞と他動詞で、構成される「文型」が決まります。

「文型」が決まると、「文の意味」も決まります。

そのため、
高校では、一番最初に「英語の5文型」を学ぶのですが、
その部分に少し触れていきます。

簡単に、英語の5文型を紹介すると次のようになります。

英語の5文型とその動詞
第1文型 S+V 👉目的語を取らないので:自動詞
第2文型 S+V+ 👉目的語を取るので:他動詞
第3文型 S+V+C ▶︎この文型になる動詞が、be動詞
第4文型 S+V++O 👉目的語を取るので:他動詞
第5文型 S+V++C 👉目的語を取るので:他動詞

※S=主語 V=動詞 O=目的語 C=補語

それでは、
文型と関連づけて自動詞と他動詞を説明しましょう。

①「目的語」を取らない・・・自動詞

・「目的語」を取らない、ということは、
☞「その動詞」だけで文が成立している、ということです。

「一般動詞」は、何らかの「動き」を表現するもの(品詞)なので、
この文型は、「動きだけ」を表現することになります。

第1文型(SV):自動詞・・・「動きだけ」を表現する

例を挙げます。
※(  )内は動詞の状態を説明する語句(修飾語句)なので、
「文型」には関係ありません。

ex.1  Tom can run (very fast).
<トムは(とても速く)泳ぐことができる。>
→「走る」という「動作」について表現

ex.2  Emi smiled.
<エミは微笑んだ。>
→「微笑む」という過去の「動作」について表現

ex.3  They swam (very well).
<彼らは(とても上手に)泳いだ。>
→「泳ぐ」という過去の「動作」について表現

このように、
基本的には、第1文型を構成する「自動詞」は、
「単なる動作」を表現するのです。

この「単なる動作」に様々な「方向性」を加えるのが前置詞です。

「自動詞」+前置詞+~ で「様々な動作」を表現

・「自動詞」は、「単なる動作」を表現するのですが、
それが、前置詞を伴うことにより、様々なニュアンスを意味する
ことができます。

例えば、look を取りあげましょう。
・look は「自動詞」で、前置詞がなくても、よく命令文で使われます。
“Look”” は「見て!」という意味で、「見る、動作をして!」
というニュアンスになります。
しかし、この look はほとんどは前置詞を伴って、
「様々な動作」を表現しています。

[1] look at
at は「点」を示します
→「限定された点を見る」という意味

[2] look for
for は「~を求めて」を意味します
→「~を求めてみる・・・探す」という意味

[3] look after
after は「~の後」を意味します
→「~の後を見る・・・世話をする」という意味

このように、「自動詞」は、前置詞を伴うことにより、
同じ「動詞」でも、その意味に関わる「様々な表現」を
意味することができるのです。

②「目的語」を取る・・・他動詞

・動詞の後に「目的語」が来る、ということは、
☞「自動詞」と違って、「動詞」がその「目的語」の影響を
及ぼす
ことになります。

このような「他動詞」は、その働きかけや影響を
「目的語」に与える力があり、
「自動詞」と違い「単なる動作」を意味するのではありません。
ここが大きな違い!

第2文型(SV):他動詞
・・・その対象(目的語)に動詞の働きかけが及ぶ
※第4、5文型もありますが、「基本的な考え方」は
同じです。説明をわかりやすくするために、第2文型だけ
扱います。

例を挙げます。
赤字が「他動詞」で、青字が働きかけやその影響を受ける「目的語」です。

[1] Can you see the birds over there?
☞ the birds が see の働きかけをうける
・・・ the birds が「何であるかを理解してー見る」

[2] I like this dog.
☞ this dog が like の働きかけをうける
・・・this dog が「どんなものか理解してー好む」

[3] We watched the baseball match together.
☞ the baseball match が watch の働きかけをうける
・・・the baseball match を「興味・関心をもってー見た」

このように、動詞(他動詞)が「目的語」をその直後に置くというのは、
それだけ、「動詞の強い影響を受ける」ことを意味し、
そこには、
「対象(目的語)への、理解、愛情、興味・関心」が存在するのです。

この部分が、「動作だけ」を示す、自動詞と大きな違いなのです。

これで一般動詞については終了です。

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