間接疑問文③ Yes/No 疑問文を「文の部品」に

今回は、
Yes/No 疑問文が👉間接疑問文となる場合を見てましょう。

間接疑問文とは、
なんだったかと言うと….

間接疑問文って?

A:「直接疑問文」が、
◎文の一部品[名詞]となり、
◎疑問文本来の「相手に答えを求める」という特徴をなくしたもの
を、「間接疑問文」と言います。

👉「直接疑問文」には、大きく分けると2つあり
①基本疑問文 – 「相手に対して Yes / No の答えを求める」疑問文
②wh疑問文 -「相手に対して wh疑問詞を用いてその答えを求める」疑問文
のことです。

※どちらも、文末は「クエスチョンマーク」で終わり、相手に対して、直接その答えを引き出す文ですね

今回は、そのうち
①基本疑問文 – Yes/No疑問文の「間接疑問文」を扱います。

まず、最初に「Yes/No 疑問文」について簡単に復習しましょう。

Yes/No 疑問文って?

A:Yes/ No で答える疑問文のこと
👉疑問文は「相手に答えを求める」特別の文
– そのため「主語」と「(助)動詞」の語順を「倒置」します。
① be動詞の文であれば、be動詞が文頭に来る
②一般動詞の文であれば、基本 do/does/did が文頭に来る
③助動詞の文であれば、助動詞が文頭に来る
④現在完了の文であれば、have/has が文頭に来る。

🔶具体的に例文を示すと次のようになります。
① be動詞の疑問文
▶︎ Are you a singer? – Yes, I am. / No, I am not.
② 一般動詞の疑問文
▶︎ Did you cook breakfast yesterday?  – Yes, I did. / No, I didn’t.
③ 助動詞の疑問文
▶︎ Can Ken play shogi? – Yes, he can. / No, he can’t.
④ 現在完了の疑問文
▶︎ Has Emi lived here for a long time? – Yes, she has. / No, she hasn’t.

 

 

 

 

Yes/No 疑問文のルール

Yes/No 疑問文(基本疑問文)の基本ルールは次の通りです。

[1]「相手に答えを求める」特別な文
[2]「主語」と「(助)動詞」を倒置した、「(助)動詞」+「主語」〜?の形

👉[1]と[2]は密接に関係しています。
英語の基本の文型は、「主語」+「動詞」〜. です。

▶︎これが、「相手に答えを求める」という相手に対してプレッシャーを加える場合は、
この「主語」+「(助)動詞」の語順を倒置して、「特別な形」であることを示します。

 

「Yes/No 疑問文って?」で取り上げた
①から④までの英文を、間接疑問文に、「文の部品」にして見ましょう。

①〜④を間接疑問文にしてみよう

wh疑問文が、「間接疑問文」になるときは、
「相手に答えを求めない」ので、👉 wh疑問詞+主語+(助)動詞 の語順になります。

🔵 wh疑問文の場合
間接疑問文とは、「文の部品」になること。
▶︎「文の部品」が「相手に答え」を直接求めることはない
👉そのため wh疑問詞+主語+(助)動詞+〜 語順に変わるのです。

それと同じように、
Yes / No 疑問文が、「間接疑問文」すなわちに「文の部品」になっても
「相手に答えを求めない」ので、👉 主語+(助)動詞 〜 の語順になります。 

Yes/ No が「文の部品」になると…

wh疑問文には、必ず「wh疑問詞」があるので、
「文の部品」になると、wh疑問詞+主語+(助)動詞 〜 の語順になりますが、
▶︎ Yes / No 疑問文には、「wh疑問詞」がないので、
「文の部品」になると、主語+(助)詞 〜 という語順になります。

🔵 Yes / No 疑問文の場合
間接疑問文とは「文の部品」になること(これは変わりません)。
▶︎「文の部品」が「相手に答え」を直接求めることはない
👉そのため 主語+(助)動詞+〜 という「肯定文」と同じ語順になります。

でもこのままでは、2つの英文が並ぶだけの形になります…

👉そうならないために、
この「主語+(助)動詞+〜」の前に whetherif を置くことによって、
「〜かどうか」という「文の部品」が出来上がることになります。

・whether 〜 (or not) ▶︎「〜かどうか」
・if 〜 ▶︎「〜かどうか」※ or not は付けられません。
◎「if」の方が会話的
◎「if 〜」は、主語の位置に来れません

これをまとめると下記のようになります。

🔵 Yes / No 疑問文の場合
間接疑問文とは「文の部品」になること(これは変わりません)。
▶︎「文の部品」が「相手に答え」を直接求めることはない
👉そのため whether 主語+(助)動詞+〜 ( or not )
または if 主語+(助)動詞 +〜 という語順になります。

それでは、上記①〜④の Yes/No 疑問文を間接疑問文にしましょう

① Are you a singer?
👉 I wonder +【目的語】. ([目的語] かなあ。) を用いて
①の Yes/No 疑問文を【目的語】という「文の部品」にします。

   ① Are you a singer?
⬇️   I wonder +目的語. の部品にすると…
 I wonder 目的語[あなたが歌手なのかどうか]
I wonder whether you are a singer (or not)「〜かなあ。」

② Did you cook breakfast yesterday?
👉 Ken wants to know +【目的語】. (ケンは [目的語] を知りたがっている) を用いて
②の Yes/No 疑問文を【目的語】という「文の部品」にします。

   ② Did you cook breakfast yesterday?
⬇️   Ken wants to know +目的語. の部品にすると…
 Ken wants to know 目的語[あなたが昨日朝食を作ったかどうか]
Ken wants to know if you cooked breakfast yesterday. 「ケンは〜を知りたい」
※ did と cook があるので、「文の部品」にすると – cook の過去形 cooked になります。

Yes/No 疑問文を「文の部品」にする時は、「動詞」の形に注意

※ Yes/No 疑問文に do / does / did がある場合は…
👉間接疑問文「文の部品」になると
① do / does / did がなくなり <その代わり>
② do をなくなる場合は – そのまま [形変わらず]
    does がなくなる場合は – 動詞の語尾に -es がつく[3単現の形]
    did がなくなる場合は – 動詞が過去形になる
〜ので注意しましょう。(結局肯定文の形に戻るのです)

③ Can Ken play shogi?
👉 Tell me +【目的語】. (私に [目的語] を教えて) を用いて
③の Yes/No 疑問文を【目的語】という「文の部品」にします。

   ③ Can Ken play shogi?
⬇️   Tell me +目的語. の部品にすると…
 Tell me 目的語[ケンが将棋ができるかどうか]
Tell me whether Ken can play shogi or not. 「〜を私に教えて

④  Has Emi lived here for a long time?
👉  I don’t know【目的語】. (私は [目的語] を知らない。)を用いて
④の Yes/No 疑問文を【目的語】という「文の部品」にします。

   ④ Has Emi lived here for a long time?
⬇️   I don’t know+ 目的語. の部品にすると…
 I don’t know 目的語[エミが長い間ここに住んでいるかどうか]
I don’t know if Emi has lived here for a long time.「私は〜を知らない。」

 

 

今回はここまで。

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