to 不定詞について~形容詞的用法①

to不定詞の3つめ、形容詞的用法についてお話します。

基本を再度確認です。
to不定詞の基本的な役割は、
「動詞を用いて(今の状況から)新しい状況・情報へとリンクさせる」
表現であるということを押さえておくことを忘れずに。

それでは、形容詞的用法についてです。

to 不定詞の形容詞的用法について

まず、最初に
「形容詞」の「形容」について考えてみたいと思います。

英語と日本語の「形容」の仕方

・「形容」って調べてみると
ー「物事の姿・状態・性質などを言い表すこと」
(大辞林 第三版より)とあります。
→ すなわち、「名詞に加える説明」のことです。

この「名詞に加える説明」の仕方が日本語と英語では
基本的に違います。

たとえば、日本語であれば
難しい
昨日私が買った
という例文を見てもわかるように、
たいていは、「名詞の説明」は、「名詞の前」にやってきます。

日本語では~
「名詞に加える説明」は、一般的に「その名詞の前に」つけます。

一方、英語では、上記の日本語を英語にすると
・a difficult book
the book I bought yesterday
のように「名詞に加える説明」が
その単語の前に来たり、後ろに来たりします。
英語では、基本的に、「説明」が単語1個であれば、前に、
「説明」が場所、時を含み2語以上であれば、後ろに
置きます。
※参考 

ただ、英語の基本的なスタンスとしては、
「結論を先に求める(主語+動詞)」言語なので、
説明も基本的には、「何のこと?」が先に来て、その後に
「説明を加える」という傾向が強いのです。

英語では、
基本的に「名詞」が先に来て、その後に「説明」を加えます。

ここの部分を押さえておくと、
to 不定詞の形容詞的用法も
名詞+ to 不定詞~ (名詞+説明)というように使われることが
納得できると思います。

名詞+ to 不定詞(形容詞的用法)の例文

それでは、形容詞的用法の例文を挙げましょう。

① Do you have time to play basketball with us?
(あなたは私たちとバスケットをする時間がありますか。)

② Ken has a lot of homework to do today.
(ケンは、今日しなくてはいけないたくさんの宿題があります。)

③ Let’s have something to drink.
飲みをいただきましょう。)

①では、「時間」が「私たちとバスケットをする」時間である
ことを説明し、②では、「たくさんの宿題」が「今日しなくては
いけない」ものであることを説明し、③では「何か」が「飲む」
物であることを説明しています。

基本的に、
to 不定詞の形容詞的用法は「~するための /~するべき+名詞」
訳されますが、それでは日本語らくしないことが多いので、
気を付けましょう。

①も「~とバスケットをするための時間」でも通じますが、
「~とバスケットする時間」、③も「飲むための何か」は
かなり違和感を感じる日本語なので、「飲み物」としています。

このことは、たくさんの英文に触れていく中で
慣れていくと思いますが、押さえておきましょう。

実は①~③は、
中学校では頻出の例文の形なので、
もう少し詳しく見ていきましょう。

①から time + to 不定詞 の形

・「~する時間」という表現の
time to 不定詞 の形はよく出題されます。

例えば、
・time to play → 遊び時間
・time to study → 勉強時間
・time to sleep → 睡眠時間・・・time to get up → 起床時間
など、いくらでも活用できます。

それを覚えたら、もう一歩先を行きましょう。
◎「~する時間がたくさんある」場合は、
→ a lot of time / much time to 不定詞
※time は「数えられない名詞」なので many は使えません。
◎「~する時間が十分ある」場合は、
→ enough time to 不定詞
◎「~する時間が少しある」場合は、
→ a little time to 不定詞
※timeは「数えられない名詞」なので a few/ few は使えません。
◎「~する時間がほとんどない」場合は、
→ little time to 不定詞
◎「~する時間がない」場合は、
→ no time to 不定詞
などの表現も少し応用が利くようにしておけば
怖いものなしですよ。

②から 名詞+ to do  の形

・動詞の do は「~する」という意味が
あるのですが、意外と覚えていない人が多いようです。

・to do list という言葉もありますが、
不定詞を用いて to do という表現は、
homework や work などの単語と相性がよいようです

例えば、
・a lot of work to do・・・しなくてはいけないたくさんの仕事
・things to do・・・しなくてはいけないこと
などともいえます。

また、homework も work も
上記の time と同じように「数えられない名詞」なので、
a lot of や little などを用いて表現することもできます。

③から 「飲み物」「食べ物」という表現

・something to 不定詞 の形で
「飲み物」「食べ物」の表現もよく出題されます。

「飲み物」であれば
ー something to drink
「食べ物」であれば
ー something to eat
と表現します。

また、この表現に
「熱い」「冷たい」という表現を加えると
・冷たい / 熱い 飲み物
ー something cold / hot to drink
・冷たい / 熱い 食べ物
ー something cold / hot to eat
と表現します。

※ ~ thing という単語に「形容詞」をつける
場合は、~ thing + 形容詞 という形で表現します。
( ~ thing とは、something, anything, nothing のこと)

もちろん、
この something は、否定文や疑問文では
anything に代わることもあります。

 

今回はここまで。

 

「to 不定詞について〜形容詞的用法」には「②」も
あります。時間のある方は、下記をクリックして
お読みください。

 

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