今回からは、
「接続詞」を取り上げます。
接続詞と言えば、
ほぼ最初に思い出すのは、
and や but
ですか?
でも、
この and や but の使い方をしっかり理解しているかと言えば、
意外と「何となく」の理解で終えている人が多いのでは、ないでしょうか。
今回は、
基礎的なものから、
少し応用的なものまで、
「中学校」で扱う事項をできるだけ詳しく解説していきます。
最初は、
「接続詞」とは何か、から始めます。
接続詞って?
・接続詞とは、
その名前の通り、「接続(またはつなげる、結ぶ)」する言葉です。
👉何を「接続」するのかと言えば、
「文や語句」を「接続(またはつなげる、結ぶ)」するのです。
例えば、and であれば、こんな使い方をします。
a. Ken and Bob
(ケンとボブ)
b. I like tennis, and I play tennis every day.
(私はテニスが好きで、毎日します。)
c. Get up now, and you won’t be late for school.
(今起きなさい、そうすれば遅刻しないでしょう。)
▶︎ a の例は、
「単語 and 単語」の組み合わせで、「ケンとボブ」という意味になっています。
▶︎ b の例文は、
I like tennis. という文と I play tennis every day. という2つの文が、
and という言葉で、対等な関係で結ばれています。
▶︎ c の例文も
Get up now. という命令文と you won’t be late for school. という2つの文が、
and という言葉で、対等な関係で結ばれています。
(ただし、そこには「〜しなさい、そうすれば」という関係が生じています。)
ここのような部分を確認した上で、
今回のこのブログでは、
「文と文」の「つなぎ方」に注目して、「接続詞」について
解説していきます。
3つの「文と文」のつなぎ方
・英語では、「文と文」のつなぎ方を3種類に分けると
考えやすくなります。(参考書のよっていろいろあります。)
①2つの文が対等な関係にある場合
▶︎「AそしてB」や「AしかしB」のようなつなぎ方です。
②文の一部に【別な文】がなる場合
▶︎文の「主語」や「目的語」、「補語」の役割を【別な文】がするつなぎ方です。
③片方の文が主で、もう一方がそれを【補助】する場合
▶︎「AならB(Bが主)」や「Aなので、Bをしました(Bが主)」のようなつなぎ方です。
この3つについて、
簡単に例文を挙げて説明します。
①対等な関係
・2つの文が、同じレベルの強さで並んでいる「つなぎ方」です。
中学校で最初に出てくる and や but がその仲間に入ります。
a. Ken arrived there, and we started the game.
(ケンがそこに着いたので、私たちはゲームを始めました。)
b. I thought this problem was easy, but it was very difficult.
(私はこの問題は簡単だと思いましたが、とても難しかった。)
◎このような
「同じレベルの強さで並んでるつなぎ方」を
「等位接続」と言います。
(等位接続する接続詞を、等位接続詞と言います。)
②文の一部になる
・文の主語や目的語、補語の部分に【文】が入ってくる場合は、「そこが文だよ」と
教える接続詞が必要です。そのようなつなぎ方が②です。
例を挙げた方がわかりやすいと思います。
a. I think that his story is true.
(私は彼の物語は真実だと思う。)
b. Do you know that she was hurt badly yesterday?
(あなたは彼女が昨日ひどく怪我したことをしていますか。)
▶︎ a では、
I think の目的語の位置に文が来て、「思う内容」が示されています。
ここには「文」が来ていますよと知らせる働きの接続詞 that があります。
▶︎ b も同じように、
Do you know の目的語の位置に文が来て、「知っているか確認する内容」が示されています。ここにも「文」が来ていますよと知らせる働きの接続詞 that があります。
このように、
中学校では、目的語の位置に「文」がくる形を学びますが、
この that も接続詞なのです。
③【補助】する
・最後は、2つの文があり、
片方が「主たる文」でもう一方がそれを【補助】する役割をする文だという関係です。
例文をあげましょう。
a. When the earthquake happened, I was sleeping on my bed.
(地震が起きた時、私はベッドで寝ていました。)
b. Please help me if you have time.
(時間があるなら、私の手伝いをしてください。)
▶︎ a の文では、
「地震が起きた時」という文が、【補助】の文で、「主たる文」は
I was sleeping on my bed. です。【補助】の文は、「時」を表しているので、when という
接続詞が使われています。
▶︎ b の文では、
「時間があるなら」という文が、【補助】の文で、「主たる文」は
Please help me. です。【補助】の文は、「条件」を表しているので、if という接続詞が使われています。
③の接続詞では、
中学校では、when や if を勉強します。
◎このような
「文の一部」になったり、【補助】の関係になるものを
「従属接続」と言います。
(従属接続する接続詞を、従属接続詞と言います。)
今回はここまで。
次回からは、①から③の種類の接続詞を
さらに具体的に、より深く解説していきます。
接続詞の記事は「①」から「⑥」まであります。
下記に列記しますので、興味があるものがありましたらどうぞクリックしてご覧ください。
👉②対等な関係でつなぐ
👉③文の一部に組み込む場合
👉④【補助】その1「時」
👉⑤【補助】その2「条件」他
👉⑥【補助】その3「便利な as」
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