秋田県公立高校入試分析(英語)の2回目です。
今回は、第2問を扱いますが、
第2問では、「語彙力、語形変化、並べ替え問題」を扱っています。
それでは第2問を見て行きます。
第2問の配点は、
(1)が各2点✖️4=計8点
(2)は各2点✖️4=計8点
(3)は各2点✖️3=計6点 なので、合計22点となっています。
第2問・・・語形変化、語彙力、並べ替え問題
次の(1)〜(3)の問いに答えなさい。
(1)語形変化の問題
次は、中学生の麻衣子( Maiko )とアメリカ出身の留学生のアンナ ( Anna ) が、書店で
血液型 (blood type) について会話をしている場面です。 ( ) 内の①〜④を、それ
ぞれ適切な形に直して書き、会話を完成させなさい。
Maiko: This is the ( ① large ) of all bookstores in this city.
Anna: I’m surprised that many books about blood type are ( ② sell ) here.
Mariko: It’s a popular topic. We often enjoy ( ③ talk ) about our blood type.
In Japan, “What is your blood type?” Is a common question.
Anna: We don’t usually ask such a question in America. Actually, most of
us don’t know our blood type. Why is it necessary to know them?
Mariko: In Japan, people sometimes connect blood types to “personalities.”
Look at this magazine. It ( ④ say ) that type A people are kind to
others.
Anna: Sounds interesting.
【注】*personality:性格
①の語形変化
– This is the ( ① large ) of all bookstores in this city.
【解説】
・日本語にすると
「これはこの町のすべての本屋さんの中で( ① large ) .」となります。
▶︎この Anna が「ここにはたくさんの本屋がある」を話を切り出しに対する、
Maiko の返しの文ですが、( ① large ) の前に the があること、そして
その後ろに “of all bookstores in this city” があることからして、
👉 ( ① large ) の最上級が正解となります。
【解答】
● large の変化:large – larger – ① largest
・This is the ( largest ) of all bookstores in this city.
②の語形変化
– I’m surprised that many books about blood type are ( ② sell ) here.
【解説】
・日本語にすると
「私は血液型の本がここでたくさん、 ( ② sell ) いて驚ききます。」となります。
▶︎文の形から、主語が many books about blood type で、動詞の部分が
are ( ② sell ) となります。
👉 動詞の部分が、are ( ② sell ) と、be動詞+一般動詞であることから、
現在進行形か、受け身の形のどちらかですが、意味を考えると、「売られている」
と受け身の形が、適切です。ここから、be +過去分詞であることがわかるので、
( ② sell ) は、sell の過去分詞が入らなくてはなりません。
【解答】
● sell の変化: sell – sold – ② sold
・I’m surprised that many books about blood type are ( sold ) here.
③の語形変化
– We often enjoy ( ③ talk ) about our blood type.
【解説】
・日本語にすると
「私たちはよく血液型について ( ③ talk ) を楽しむ」となります。
▶︎ enjoy の後ろに動詞 ( talk ) が来る場合は、動名詞といって、ing形になります。
– enjoy + 動詞ing これで「〜することを楽しむ」と言う意味になります。
👉ここから、( ③ talk ) の ing形 が正解となります。
【解答】
● talk の ing形:talking
・We often enjoy ( talking ) about out blood type.
④の語形変化
– It ( ③ say ) that type A people are kind to others.
【解説】
・日本語にすると
「それは、A型の人間は他の人に優しいと ( ③ say )」となります。
ここの場面は、Mariko が実際に血液型の雑誌を見て ( Look at this magazine.) と
「その雑誌には、ここ書かれているよ」と言ってるところです。
▶︎「雑誌」や「本」に「こう書かれているよ」と英語で言う場合は、
その「もの」を主語として、say という動詞を使います。
▶︎日本語に引っ張られないで、「この雑誌が言っている」と考えるのです。
ただし、ここは現在の文で、主語が It なので「3単現」になるので注意。
【解答】
● say の3人称単数現在の形:says
・It ( says ) that type A people are kind to others.
(2)語彙の問題
次の①〜④ について、[説明]が示す英語1語を ( ) に書き、英文を完成させなさ
い。ただし、答えは ( ) 内に示されている文字で書き始めること。
① During ( w ) vacation, many people in Japan send New Year’s cards.
ー[説明] the season between autumn and spring
② It’s important to be ( q ) in the library .
ー[説明] peaceful, without big sounds or voices
③ If your friend has a different ( o ) from yours, you should listen to it.
ー[説明] an idea or a feeling about something
④ I’ll go to bed early because I couldn’t ( s ) well last night.
ー[説明] to close your eyes and rest
①に入る単語
① During ( w ) vacation, many people in Japan send New Year’s cards.
ー[説明] the season between autumn and spring
【解説】
・[問題文] は、
「 ( w ) 休みの間に、日本のたくさんの人々は年賀状を送ります。」という
意味で、[説明]は、「秋と春の間の季節」とあるので、
👉 ( w ) は「冬」という単語になります。
【解答】
( w ) は、 ( winter ) となります。
・During ( winter ) vacation, many people in Japan send New Year’s cards.
②に入る単語
② It’s important to be ( q ) in the library .
ー[説明] peaceful, without big sounds or voices.
【解説】
・[問題文]は、
「図書館では、 ( q ) であることが重要だ。」で
[説明]は「穏やかで、大きな音や大声がない状態」とあるので、
👉 ( q ) は「静かな」というような意味の単語になります。
【解答】
( q ) → ( quiet )
・It’s important to be ( quiet ) in the library.
③に入る単語
③ If your friend has a different ( o ) from yours, you should listen to it.
ー[説明] an idea or a feeling about something
【解説】
・[問題文]は、
「もしあなたの友達があなたと違う ( o ) を持っているなら、それを聞くべきだ。」
で、[説明]は「何かについての考えや感情」とあるので
👉 ( o ) は、 o で始まる「意見」という単語になります。
【解答】
a different ( o ) → a different ( opinion )
・If your friends has a different ( opinion ) from yours, you should listen to it.
④に入る単語
④ I’ll go to bed early because I couldn’t ( s ) well last night.
ー[説明] to close your eyes and rest
【解説】
・[問題文]は、
「私は昨夜よく ( s ) できなかったので、早く寝るでしょう。」で[説明]は、
「目を閉じて休むこと」とあるので、
👉 ( s ) は s から始まる「眠る」という動詞になります
【解答】
( s ) well → ( sleep ) well
・I’ll go to bed early because I couldn’t ( sleep ) well last night.
(3)英文完成問題
次の①〜③について、(例)を参考にして、< >の状況の会話がそれぞれ成り立つ
ように[ ] 内の語に必要な2語を加え、正しい語順で英文を完成させなさい。
ただし、文頭にくる語は、最初の文字を大文字にすること。
①<留学生と休み時間に写真を見ながら>
Paul:This is my grandfather, Eric.
Hitoshi:He looks young. [ how ] he?
Paul:He’s seventy years old.
②<アメリカのレストランで>
Taro:Excuse me, Could [ show ] a menu? I want something sweet.
Woman:Sure. Here you are.
Taro:Thank you.
③<ALTとスキー場で>
Mr. Lee:You’re tired, aren’t you? How [ you ] been skiing?
Rumi:For about four hours, but I’m still fine.
①の問題
①<留学生と休み時間に写真を見ながら>
Paul:This is my grandfather, Eric.
Hitoshi:He looks young. [ how ] he?
Paul:He’s seventy years old.
【解説】
・対話文を見ると
Paul が、「祖父のエリック」を写真で紹介したら、それについて Hitoshi が
「若く見えるね」と言って、[ how ] he? と質問します。
▶︎そうすると、Paul が「70歳」と答えたことから、
「彼は何歳ですか」という年齢をたずねる言い方になるようです。
【解答】
年齢をたずねる how old を用いて、主語が he なので、be動詞を is を用いて
👉 ( How ) ( old ) ( is ) が正解となります。
・ ( How ) ( old ) ( is ) he?
②の並べ替え
②<アメリカのレストランで>
Taro:Excuse me, Could [ show ] a menu? I want something sweet.
Woman:Sure. Here you are.
Taro:Thank you.
【解説】
・Taroが レストランで「すみません。」と言ってから、Could [ show ] a menu? と
言い、その後に「何か甘いものが欲しい」と言っています。
▶︎ここからすると、show と could を使って、丁寧に「私にメニューを見せてくれませんか」という疑問文を作るといいようです。
– show +人+もの という形を使い、主語を you にして丁寧な疑問文を作ります。
【解答】
👉 ( you ) ( show ) ( me ) が正解となります。
・Could ( you ) ( show ) ( me ) a menu?
③の並べ替え
③<ALTとスキー場で>
Mr. Lee:You’re tired, aren’t you? How [ you ] been skiing?
Rumi:For about four hours, but I’m still fine.
【解説】
・会話は下記のようになっています。
Mr. Lee「あなたは疲れましたね。How [ you ] been skiing? 」
Rumi「約4時間ですが、まだ元気です。」
▶︎ “How [ you ] been skiing?” と聞かれて、「約4時間」と答えているので、
「期間」をたずねる言い方 ( how long )を用いましょう。また、たずねる文に been が
あることから、現在完了進行形 ( have/has been 〜ing ) の形を使うといいようです。
【解答】
👉 ( long ) ( have ) ( you ) が正解となります。
・How ( long ) ( have ) ( you ) been skiing?
今回はここまで
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