2018青森県公立高校入試分析(英語)⑤

青森県公立高校入試分析(英語)の5回目です。

今回は、最後の第5問を扱いますが、
第5問は、「長文読解問題」です。

それでは、第5問を見ていきます。
第5問の配点は、
(1)が各3点✖4=計12点
(2)は各3点✖3=計9点
(3)は4点、なので合計25点となっています。

第5問・・・長文読解問題

次の英文は、ヨシコ(Yoshiko)とケンジ(Kenji)が3日間の職業体験(job experience)を終えた時の感想を、ジョンソン先生(Mr. Johnson)と話している場面です。これを読んで、あとの(1)~(3)に答えなさい。∗印の語句には、本文のあとに(注)があります。(25点)

ーOne day after school, Mr. Johnson said, “How was your job experience, Yoshiko? I hear you went to a ∗nursing home because you like to help old people.” Yoshiko said, “It was nice. I worked at a nursing home in this city. I cleaned their ∗wheelchairs and ∗made their beds with the ∗staff. After that, the staff and I went to the park with some old people. Then, I enjoyed eating lunch with them and singing songs together. Their smiles made me happy.” Mr. Johnson said, “So, you and the old people ∗got to know each other better. I am glad to hear about your experience.”
ーYoshiko said to Kenji, “I hear you went to the zoo. How was your job experience?” Kenji said, “Before the job experience, I thought I could give food ∗directly to animals and sometimes play with them. I was very excited then. But actually, I made food and cleaned all around the zoo. And I didn’t have any time to talk with the ∗guests in the zoo. I think your experience was better than mine.” Mr. Johnson said to Kenji, “Why do you say so?” Kenji said, “Because I had to do the same ∗boring jobs for a long time.” They were hard, and not ∗rewarding. So, I didn’t like the jobs in the zoo.”
ーYoshiko said, “I understand your ∗feelings, but ∗thanks to your hard work, the guests were able to have a good time and the zoo was always clean. ∗Though you did the same jobs for a long time, they were very important and necessary for the guests in the zoo. You should have more ∗pride in your jobs. Your job experience will help you very much when you choose a job in the future.”
ーKenji said, “I think so, too. I want to do some more jobs before I find my job in the future.” Yoshiko said, “You will be lucky if you can find a nice job. I also want to try many kinds of jobs and it’s necessary for me.”
ーMr. Johnson said to them, “I hope you can find good jobs.”
ーKenji ∗said to himself, “Before I talked with them, I thought that I was going to work only for my own life in the future. But now, I think that working for other people is more important than that. Their words changed my idea about working.

(注)
nursing home  高齢者福祉施設 / wheelchairs  車いす / made their beds ベッドを整えた
staff  職員 / got to know  知るようになった / directly  直接
guests  客 / boring  退屈な / rewarding やりがいのある
feelings  感情 / thanks to ~ ~のおかげで / though ~ ~だけれども
led to ~ ~につながった / pride 誇り / said to himself 心の中でつぶやいた

(1)選択肢により内容理解

本文の内容と合うように、次のア~エの英文に続けるのに最も適切なものを、1~4の中からそれぞれ一つ選び、その番号を書きなさい。

アの選択肢

ア One day after school,
ー1  Yoshiko often went to a nursing home to help old people.
ー2  Mr. Johnson went to the park and sang songs with some old people.
ー3  Mr. Johnson made Yoshiko happy because she enjoyed eating lunch with him.
ー4  Yoshiko made Mr. Johnson happy because she told him about her nice jop experience.

①出だしの “One day after school” から、1段落目の内容だとわかります。
②1~4の選択肢の内容は下記の通り。
ー1  ヨシコは老人を助けるためによく高齢者福祉施設に行った。
ー2  ジョンソン先生は、公園に行って、何人かの老人とともに歌を歌った。
ー3  ジョンソン先生は、ヨシコをうれしがらせた、というのは彼女は彼と一緒に昼食を食べるのを楽しんだからだ。
ー4  ヨシコさんはジョンソン先生をうれしがらせた、というのは彼女は自分の楽しい職業体験について彼に話したからだ。
③「1段落目」の概要は、
ージョンソンさんが、ヨシコさんに職業体験に聞いて、彼女は高齢者福祉施設に行って、とても充実している、というようなことを答えていました。それを聞いたジョンソンさんは、うれしいと言ってます。
☞ここからすると、正解は、

4  Yoshiko made Mr. Johnson happy because she told him about her nice job experience.  となります。

イの選択肢

イ Kenji
ー1  had no time to talk with the guests in the zoo.
ー2  thought that his experience was better than Yoshiko’s.
ー3  did some boring jobs with Yoshiko.
ー4  didn’t like his jobs in the zoo before the job experience.

①出だしが “Kenji” で、2段落目が、Yoshiko から Kenji に対象が変わって、職業体験の話をしているので、2段落目の内容だろうと予測がつきます。
② 1 ~ 4 の選択肢の内容は下記の通り。
ー1  ケンジは動物園のお客と話す時間がなかった。
ー2  ケンジは自分の経験がヨシコのより良いと思った。
ー3  ケンジはヨシコと退屈な仕事をいくらかした。
ー4  ケンジは職業体験の前には動物園での仕事が好きでなかった。
③2段落目の概要は、
ーケンジは、職業体験の前は、動物園での仕事はたのしいだろうな、と思っていたけど、実際は退屈な仕事が多く、お客さんと話す時間もない、と言っています。
☞ここからすると、正解は、

1   (Kenji) had no time to talk with the guests in the zoo.  となります。

 

ウの選択肢

ウ  When Yoshiko talked with Kenji,
ー1  he didn’t understand her feelings but thanked her.
ー2  Mr. Johnson thought he had  to make food for the guests.
ー3  she thought that his jobs were very important for the guests in the zoo.
ー4  they didn’t want to agree with Mr. Johnson.

①出だしの部分(「ヨシコがケンジと話した時」)から、ヨシコとケンジがお互いの職業体験について話した後のことについて書かれているようなので、3段落目の内容です。
②選択肢の内容は下記の通り。
ー1  彼は彼女の気持ちはわからなかったが、彼女に感謝した。
ー2  ジョンソン先生は彼はお客のために食料を作らなければならないと考えた。
ー3  彼女は彼の仕事が動物園のお客さんにとってとても重要であると考えた。
ー4  彼らはジョンソン先生の考えに同意したくなかった。
③3段落目の概要は
ーヨシコは、ケンジについてあなたの仕事は動物園にとってとても重要で、そのおかげで動物園のお客さんは楽しむことができると言い、先生もその意見に賛成し、もっと自分の仕事にプライドをもった方がいいと話しをした、というものです。
☞ここから、正解は、

3  she thought that his jobs was very important for the guests in the zoo. となります。

エの選択肢

エ Yoshiko thought that
ー1  Kenji was lucky because he could get his new job.
ー2  she could find her job in the future before she tried many jobs.
ー3  she needed to try many kinds of jobs.
ー4  Mr. Johnson could find good jobs for Yoshiko and Kenji.

①ア~ウの内容から、エは、4段落目以降の内容であると予測できます。
②選択肢の内容は、下記の通り。
ヨシコは~と思った
ー1  ケンジは新しい仕事を手に入れることができるので幸運である
ー2  彼女はたくさんの仕事をやってみる前に将来の仕事を見つけることができる
ー3  彼女はたくさんの種類の仕事をやってみる必要がある
ー4  ジョンソン先生はヨシコとケンジのために良い職業を見つけられる
③4段落目以降の内容は、
ーケンジもヨシコも将来の職業のために様々な仕事をやってみることが必要だし、やってみたいと考えている。先生は二人に対して、君たちはよい仕事を見つけることができることを望んでいる、というものです。
☞ここから、正解は、

3  she needed to try many kinds of jobs. となります。

(2)適語選択

次の英文が本文の内容と合うように、(  ア  )~(  ウ  )に入る最も適切な語を、下の 1 ~ 7 の中からそれぞれ一つずつ選び、その番号を書きなさい。

ーYoshiko and Kenji had a job experience. She liked her jobs very much. But he didn’t like his jobs because they were ( ア )from his idea before. When he talked with Mr. Johnson and Yoshiko, he ( イ )some important things. Their experience gave Yoshiko and Kenji good ( ウ )to think about their jobs in the future.

1  same    2  meant    3  culture    4  learned    5  chance    6  rules    7  different

(ア)の選択肢

・このような問題であれば、それぞれの部分にどんな品詞が入るのかを最初に考えた方がいいです。(ア)が入っている英文を見てみましょう。

But he didn’t like his jobs because they were (ア)from his idea before.

◎赤線の部分から、「名詞」、「形容詞」、「ing形(過去進行形)」、「過去分詞(受け身)」が入ることが予想できます。

→選択肢を見てみましょう。
①「名詞」・・・3 culture  5 chance 6 rules →どれも意味が通じないようです
②「形容詞」・・1 same  7 different
③「ing形」・・  なし
④「過去分詞」・2 meant  4 learned →意味が通じないので違います

☞ここから、②の 1 same か 7 different となりますが、意味と “from” からすると

7  different が正解となります。
※ be different from ~:~と違う
( But he didn’t like his jobs because they were different from his idea before.
「しかし彼は自分の仕事が好きではなかった、というのはそれらが以前の彼の考えと違っていたからです。」)

(イ)の選択肢

・(イ)が入っている英文を見ましょう。

When he talked with Mr. Johnson and Yoshiko, he (イ) some important things.

◎赤線の部分からすると、he が主語で、some important things が目的語の文型であろうことが推測できるので、(イ)には「動詞」が入ることになります。

→選択肢を見ると、「動詞」は下記の2つです。
①2  meant(mean の過去形:意味した)
②4  learned(learn の過去形:学んだ)

☞意味からすると、正解

4  learned となります。
( When he talked with Mr. Johnson and Yoshiko, he learned some important things.
「彼がジョンソン先生とヨシコと話をした時、いくつかの重要なことを学びました。」)

(ウ)の選択肢

・(ウ)が入ってる英文を見ましょう。

Their experiences gave Yoshiko and Kenji good (ウ)to think about their jobs in the future.

◎赤線の部分を見ると、give( gave )+人( Yoshiko and Kenji )+もの( good +ウ)
の文型であることがわかります。すると(ウ)には good と一緒で「名詞」が来ることになります。

→選択肢を見ると、「名詞」は下記の3つです。
①3  cultures(文化:good cultures 良い文化)
②5  chances(チャンス・機会:good chances  良い機会)
③6  rules(ルール・規則:good rules  良いルール)

☞ここを押さえた上で、意味を考えると、正解

5  chances  となります。
( Their experiences gave Yoshiko and Kenji good chances to think about their jobs in the future. 「彼らの経験はヨシコとケンジに将来の仕事について考える良い機会を与えました。」)

(3)具体的な内容

下線部 Their words changed my idea about working. とありますが、2人と話す前と後ではケンジの考えはどのように変化したのか日本語で具体的に書きなさい。

◎話の流れ全体を追っていくと、視点が定まらない答えになることが多いです。
このような問題があった場合は、
先に「問題となっている英文」の前後の文を探して見てください。
そこに「解答」があることがあります。
(なかった場合は、地道に話全体の内容をまとめなくてはいけなこともあります。)

☞この場合は、すぐ前の英文が「解答」になる部分をうまくまとめているようです。
Before I talked with them, I thought that I was going to work only for my own life in the future. But now, I think that working for other people is more important than that.
この部分を訳して、正解は、

「最初は将来自分の生活だけのために働くつもりであったが、今ではそれよりも他の人のために働くことが大切だと考えるように」考えが変化した。 となります。

おまけ~逐語訳

【1段落目】
・ある日の放課後、ジョンソン先生は、「ヨシコさん、職業体験はどうでしたか。高齢者を助けるのが好きなので高齢者福祉施設に行っていると聞いていますが」と言いました。するとヨシコさんは「良かったです。この町にある高齢者福祉施設で働きました。職員と一緒に車いすをきれいにしたり、ベッドを整えたりしました。その後に職員と私は何人かの施設の方と公園に行き、そこで昼食を食べたり、一緒に歌を歌ったりして楽しみました。かれらの笑い顔が私を楽しませました。」と言いました。ジョンソン先生は「そうするとあなたと施設の人はお互いにより知り合えるようになったのですね。あなたの経験を聞いてれしいです。」と言いました。
【2段落目】
・ヨシコさんはケンジくんに言いました。「あなたは動物園に行ったそうですが、どうでしたか。」ケンジくんは言いました。「職業体験に行く前は、動物に直接えさをやったり時々その動物で遊んだりすることができるのかなと思っていました。でも実際は、私はエサをつくり動物園中を清掃しました。だから私は動物園のお客とお話をする時間がありませんでした。あなたの経験は私の経験よりよいと思うよ。ジョンソン先生はケンジくんに言いました。「なぜそいうことを言うのですか。」するとケンジくんは言いました。「なぜなら私は長時間同じ退屈な仕事ばかりしなければならなかったからです。それらはとてもきつくて、やりがいがあるものではありませんでした。だから動物園の仕事は嫌いなんです。」
【3段落目】
・ヨシコさんが言いました。「あなたの気持ちはわかるけど、あなたのきつい仕事のおかげで、お客さんたちは楽しい時間を過ごせたし、動物園はいつもきれいだったのよ。長時間のいつも同じ仕事だったかもしれないけど、それらは動物園のお客さんにとってとても重要で必要なものですよ。あなたの諸語とがお客さんの笑顔につながったのです。」ジョンソン先生はケンジくんに言いました。「ヨシコさんの意見に同意します。あなたは自分の仕事にもっとプライドを持った方がいいです。あなたの職業体験は将来自分の職業を選ぶときとても役に立つものになるでしょう。」
【4段落目】
・ケンジくんが言いました。「私もそう思います。将来の職業を見つけるまえにより多くの仕事をやってみたいと思います。」ヨシコさんは言いました。「よい仕事が見つけれたらラッキーですね。私も様々な仕事をしたいし、それが自分にとって必要なことだわ。」
【5段落目】
・ジョンソン先生は彼らに言いました。「良い仕事を見つけることができるのを願っているよ。」
【6段落目】
・ケンジは心の中でつぶやきました。「彼らと話す前は、将来の自分自身の生活のためだけに働くつもりだった。でも今、他の人々のために働くことはそれより重要なことだと思う。彼らの言葉は働くことについて自分の考えを変えてくれた。」

 

これで、今回の青森県公立高校入試問題分析(英語)は終了です。

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