中1英語の「書く力」について②~基本的な方向性

中1英語で、大部分の生徒は
英語を「書くこと」に疲れ果ててしまいます。

なぜ、疲れ果てるのか?

中学校の先生方がよく下記のような指導を
してしまうためです。

例1 ひたすら、英単語を書かせる宿題を課す。
ー毎日機械的に10回単語を書くことを強制し、
翌日には、授業の最初に単語テストを実施し、
不合格者は合格するまで再テストを受けさせる、など。
(おそらく中学校の英語教師は、このような指導する方が
一番多いと思われます。)

例2 フォニックスをうまく活かせず、カタカナ英語に
なってしまっている。
(「アブクド読み」という方法もありましたね。)

例3 音と文字について何も触れない。
ー英単語が読めない生徒をつくりだしてしまいます。

そうすると生徒たちは、
・英語が読めない!(聞けたり、話したりできたのに・・・)
・読めない単語は書けないよ!
・ただ、機械的に単語練習でノートを埋めるだけだ・・・
と言う状況になってしまいます。

「小学校の外国語活動って何だったの?」

という子どもたちの叫び声が聞こえてきそうです。

英語を「書ける」ようにするには

そうならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。

英語を書けるようにするためには、
小学校と中学校との接続の部分で下記のようなことを
実施できたら、かなり子どもたちの抵抗感はなくなると
思います。

①現在の外国語活動であれば、

小学校6年で、アルファベットと(あくまでも)基本的な
フォニックスを教え、3文字英単語を書けるようにする。
(cat, dog, pen, ten などです。)
※フォニックスは、底なし沼なので本当に基本的な部分だけに
厳選する必要があります。

②中1の英語の入門期は、

小学校でのフォニックスの基本を復習しながら、
音声と文字との一致を図る授業を展開していく。

この二本立てで小中学校が、連携しながら、
子どもたちを指導していけば、
子どもは、
・英語が読める!
・簡単な英語は言えたら、書けた!
という成功体験を得ることができると思います。

このような、音声と文字の一致を図る活動や授業を
小中で取り組む必要性が年々高まっていると思います。

でも、実際の話、そんなことはできないよという方も
多いと思いますので、そのようになるための具体的な
実践例を次回お話したいと思います。

(こういうのを使って、小学校の先生方は勉強しています。)

 

「中1英語の『書く力』について」は「①」から「③」まであります。
時間のある方は、下記をクリックして「③」を読んでみてください。

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