英語の歌をどのように扱うのか?①~”Hello, Goodby” by The Beatles

「英語を好きになるきっかけ

「英語」という教科を好きになる1つのきっかけとして
「歌」が挙げられます。
中学生ともなれば、さまざまな曲を聞く場面があり、
「あの外国の曲がいいな!」という気持ちが
英語好きにさせる大きな要因となることが多いでしょう。

私の年代(50代)であれば、圧倒的に The Beatles の曲だ!
という人が多いでしょうが、個人的には、
Bay City Rollers というバンドにはまりました。

今の中学生であれば、Ariana Grande や Justin Bieber や
Taylor Swift などが人気なのでしょうか。

英語の曲は最高の題材

英語のリズム感や単語と単語をつなげて言う
言い方(リエゾンのこと)を学ぶには、
「英語の曲」は最高の題材です。

でも、そればかりには時間をかけては、
教科書を進めることができません。

そこで、私の実践の一部を紹介したいと思います。
もちろん、元ネタはあります。
「”英語の歌”で英語好きにする ハヤ技30」
(中嶋洋一著 英語授業改革双書)
を参考にして、自分ができることを
生徒たちに対して指導しました。

Hello, Goodbye

中1の1学期の生徒に対しては、
定番の The Beatles の “Hello, Goodbye” を取り上げます。

私は、中嶋先生のように
たくさんの曲を取り上げることができなかったので、
せめて、「最低1学期に1曲」を扱う、
そしてそれを「中間または期末テスト」で出題する、
という形で授業に取り組むことにしました。

”Hello, Goodbye” は、
その歌詞のほとんどが「あいさつの言葉」なので、
子どもたちにすれば、
「聞き取れた、わかった」という達成感
得やすい英語の曲です。
それも、あの有名な The Beatles の曲ですよ。

以下のように指導しました。
①最初に、まず曲を聞かせることに集中させます。
ポイントは、聞く理由を生徒に持たせることです
この “Hello, Goodbye” では、 Yes と No が何回も
出てくるので、
「曲中で、 Yes と No が何回出てきますか」
という問いかけをしてから、曲を聞かせます。


②聞き終わった後に、「何回だった?」とたずねます。
※みんなから、「~回だったよ!」という声が聞こえてきます。
だいたい出てきた回数をみんなで確認した後、正解は
次の時間に、みんなで確認することを伝えます。
③次の時間に、みんなで確認して、その後に
歌詞をのせたプリントを配布して、文字として
提示します。
④その後、それぞれの授業時間の最初の2~3分を使って
少しずつ曲を覚えさせていきます。
⑤時には、DVDで歌ってる様子を見せて
Hello のLの音の口の形などにも注目させました。

いい曲を、繰り返し

私の信念としては、
たくさんの曲ではなく、
限定された曲を、いい曲を繰り返し聞き、歌い、
「英語の曲にもいいものがあるな」と
思わせることが一番大切だと思います。

そこまで、生徒の気持ちをもってくれば
後は、興味をもったものは、
自分で、学んでいくと思います。

それが、教員の役割ではないでしょうか。

次回は、他にも取り上げた曲等に
ついてお話したいと思います。

 

「英語の歌をどのように扱うのか」は
「①」から「④」まであります。
時間のある方は、どうぞ下記をクリックして
次の「②」もお読みください。

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