what の4回目です。
今回は、what が主語の場合を扱います。
what が主語の疑問文のルール
WH疑問詞が主語の場合については、
以前下記のブログでも少しお話しました。
what が主語となる場合は、
今までの疑問文と少し作り方が違います。
確認してみましょう。
以前 ＜WH疑問文の２つのルール＞として
①WH疑問詞は必ず、文頭に来ること
②基本的に、WH疑問詞＋疑問文？の形であること
以前説明しました。
それが、「what が主語となる」と
①のルールは変わりはありませんが、
②の部分が変わります。
WH疑問詞（ここでは what )が主語の場合、
②は、WH疑問詞＋動詞＋ ~ ？の形になること
となります。
※文頭に「主語」が来たので、自動的に次には
「動詞」が来るのです。英語の語順の
一番の土台となるのは、「主語」＋「動詞」
の部分です。
この場合も対応できるように、
ルールを微調整すると次のようになりますね。
＜WH疑問文の２つのルール～改訂版＞
①WH疑問詞は必ず、文頭に来ること
②語順は、基本的にWH疑問詞＋疑問文？の形であること
ただし、WH疑問詞が主語の場合は、WH疑問詞＋動詞～？となる
それでは、これに基づいて
具体的な例を示しましょう。
具体的な例文で確認しましょう
①This story makes a lot of people happy.
※下線部をたずねる文をつくりなさい
→ 下線部 “this story” は「物」を表しているので、
「物」をたずねる what を用います。
→ 仮に this story の部分に what を置きます。
→ What makes a lot of peope happy? (仮の形)
※ what が主語の位置に来て、次に動詞がもう来ています。
what が 主語となる場合は、三人称扱いするので、makes の
-s (三単現のs)が付きます。ですから上記の英文で正解です。
Q：What makes a lot of people happy?
(何がたくさんの人々を楽しませますか。)
※上記の英文に答えなさい。
→ what が主語に来ていて、新しい情報は、”this story”
なので、それを主語にもってきます。
→ This story makes a lot of people happy. (仮の形)
→ 新しい情報が主語だけで、あとは同じ英文なので、
簡単な表現をします。「代動詞」を用いて答えます。
→ ここでは、主語が単数、現在の文章で一般動詞 makesを
用いているので、does を代動詞として使い、答えます。
A：This story does.
「代動詞」とは
・「主語」が「新しい情報」または、「ポイントになる部分」
であり、その後の動詞以降の部分が同じ表現である場合に
用いるものです。
～それぞれが、「主語」や「時」に応じて変わります
①動詞が一般動詞の場合
do / does / did が代動詞になります。
②動詞がbe動詞の場合
is / am / are、was / were が代動詞になります。
③助動詞がある場合
その英文にある助動詞だけで十分です。(will, can, must など)
④現在完了の場合
現在完了を示す have / has が代動詞役を果たします。
便利な表現なので、使えるようにしましょう。
②A lot of travel changed Tom’s life.
※下線部をたずねる文をつくりなさい。
→ 下線部 ” a lot of travel” は、「物・こと」を示している
ので、what を用います。
→ a lot of travel の部分に what を置きます。
Q：What changed Tom’s life?
（何がトムの人生を変えましたか。）
※上記の英文に答えなさい。
→ what が主語に来ていて、新しい情報は、” a lot of travel”
なので、それを主語にもってきます。
→ A lot of travel changed Tom’s life. (仮の形)
→ 新しい情報が主語だけで、あとは同じ英文なので
代動詞を用いて答えます。
→ 一般動詞の過去形( changed )を用いての質問なので、
代動詞は did を使います。
A： A lot of travel did.
今回はここまで。
「WH疑問文について〜what」は「①」から「⑥」まであります。
下記にリストアップしますので、興味のある方はクリックして
お読みください。
what①be動詞編
what②一般動詞編その１
what③一般動詞編その２
what⑤注意すべき表現
what⑥その他の表現
コメント