教員と生徒の関係②~「学校がサービスを提供する」時代に

前回は、
教員と生徒の関係の変遷について
自分なりの考えを述べました。

その中で、現在は、
「学校がサービスを提供する」時代である、
という話をしました。

もう一度、そのことについて確認すると、
・・・
簡単に言うと、「学校の商店化」ということです。
学校が、保護者に沿うようなサービスを子どもに
提供し、それを当然なこととして受け取る、と言う関係性に
なってしまっているのです。

規制緩和から始まる?

このような状況は、
国が「規制緩和」を始めたあたりから、起こっています。
今まであった枠を取り外し、
自由に競争させることにより、
(消費者にとって)「よいもの」が残り、
(消費者にとって)「わるいもの」は自然淘汰される、
という考え方だったと思います。

経済学的には、
おそらく普通の手段なのでしょうが、
それが、なんと義務教育にも大きく影響しました。

義務教育に与えた影響

以下のような影響がありました。

①学区がなくなり、保護者が入学先を選択できる。
→保護者に選択権があるので、学校は入学者を増やすため
サービス化を強化する
②民間の校長も登用され、企業の概念が入ってくる。
③保護者の意識が、「規制緩和」で義務教育に対しても
税金を払っていることに対しての対価を強く求めるように
なっていった。

しかし、教育は、時間をかけて
人格形成、文化形成の礎を作り上げるもの
様々な活動を通して、失敗体験、成功体験にもまれて
知見と経験をさせることが目的なのだから、
「生徒」が「税金の対価としてサービスを受けるお客様」
になってしまっては、「様々な活動」を体験をさせることが
できなくなるのです

語学の学習は、いろんな活動をし、会話をかわし、
経験値を高めながらの学びであることを考えれば、
この状況は、決して望ましいものではありません。

規制緩和の発想を、そのまま教育に持ち込むと、
教育は、打ち壊されてしまうのです。

そして
教育に等価交換の意識が持ち込まれたため、
子どもたちの「学ぶ意欲」は確実に以前より
低下してしまっています。

今回はここまで。

 

「英語の学び方」は
「①」から「③」まであります。
お時間のある方は、どうぞ最後の「③」もお読みください。

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