「空気を読む」って?④~教育と「空気を読む」

『「空気を読む」って?』 は、今回で最後です。

外国語を学ぶには、日本人の特性である
「空気を読む」ということを認めながら、
同時にそれが他言語を学ぶときには障害にも
なりうることを根本的に理解しなければなりません。

文部科学省の現状

それでは、公教育を司る文部科学省の現状はどうなのでしょう?

彼らは、「どこを見て」教育の総合的な
グランド・デザインを作っているのでしょう?

教育とは、人間育成、人格形成を意味します。
ですから、どうしても長期的視野で、長期的計画で、
国の教育方針を達成する覚悟が
なければいけません。

それなのに、現首相の安倍総理は、
経済界の意向だけを慮っているようにように見えます。

「英語を使える日本人の育成」も
経済界から「英語」をもっと自由自在に使える人材
がいないと困るという要望に応えているようにしか
思えないのは、気のせいでしょうか。

いや、気のせいではありません。

現在の英語教育に対する改革の速さは
経済界の要請の強さとタイアップしている
ようにしか思えません。

文科省が、経済界の「空気を読んで」
どうするのですか?

そんなことだから現場の教育界が混乱するのでしょう。
(今の「加計学園」問題も原因は同じようです。)

そんなことだから、今の子どもたちは
「日本語」に対する尊敬の念をもって、
「外国語」を学ぶことができないのでしょう!
(「日本を取り戻す」は、どこかの政党のスローガンでしたね。)

一流大学を出た文科省の官僚の皆様、
しっかりと「日本」という国を
大切にするという視野をもってください。

教育は「空気を読んで」はいけない世界です。
国の「あるべき」信念をもって突き進むべきなのです。

 

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