英語の歌をどのように扱うのか?②~1年生の3曲

1年生の1年間では、最低3曲を題材としました。

1学期は、前回お話したように
The Beatles の “Hello, Goodbye” がテッパンでした。
曲もわかりやすく、語数も少なく歌いやすい曲です。

私は、中嶋先生のようにグループで歌わせませんでしたが、
きちんと英語の歌を歌うという活動に、
取り組んでいたのかを定期テストで確認してきました。
そのテストの中で、歌詞に関わる問題があるのですが、
正答率はとても高かったです。

2学期は、”Saturday Night”

2学期に挑戦したのは、
(ちょっと難しいのですが)私の大好きな
Bay City Rollers の “Saturday Night” を扱いました。


ちょうど、この時期は、「時」に関する表現が
たくさん出てきて、その中に曜日もありました。

曜日を一気を、書けるように指導するのは
難しいので、日付は
1学期から日直に黒板に英語で書かせたり、
ノートを書かせる時も必ず英語で書かせたり、
などの普段からの指導を繰り返していました。
ただし、「土曜日:Saturday」は実は、そんなに書く機会が
ないのです。「日曜日:Sunday」は比較的すぐに
書けるのですが、「土曜日」を書けない子は
思ったより多かったようです。

そこで、”Saturyday Night”の登場です。
この曲は、聞いたことがある人は、すぐにわかると思いますが、
曲の最初に、
“S・A・T・U・R・D・A・Y”とコールする部分があるのです。
授業では、曲のタイトルを教えずに最初に、
このコールの部分が、聞き取れるか、
そして、それをつなげると一つの英単語になるよ、と
教えてから、聞かせると
必死に聞き取って、その英単語を当てようとします。

そんなふうに興味を持たせて、
「土曜日:Saturday」という英単語が少しでも書けるように
なればいいと考え、指導していました。

3学期は、”Sailing”

そして、3学期はやはり(?) Rod Stewart の “Sailing”です


この曲は、進行形が出てくるので、
歌詞の解釈も含めて、進行形のニュアンスを理解するのにも
いい題材です。
曲調もシンプルで、覚えやすく、
歌詞もイメージしやすい歌であったので、
子どもたちもよく覚えてくれました。

また、余裕があれば、
運動会や運動部の競技会などの前に、
Queen の “We are the champions” も取り上げたこともあります。

曲は扱う場合のポイントとしては、
無理してすべてを歌わせようとしないこと、だと
思っています。

例えば、今回取り上げた曲のうち、
“Saturday Night” や “We are the champions” では、
難しい表現もたくさんあるので、
ポイントを押さえて、
「ここだけは、みんな一緒に歌おう」
というスタンスで始めるとよいと思います。
そこから、始めて、繰り返し聞いたり、歌ったり
していくうちに、自然に曲と同じように口が
動けるようになっていくように、指導することが
大切だと思います。

特に1年生での選曲に関しては、
子どもたちの気持ちに寄り添うことが一番大切です。

次回は、2、3年生で扱った曲について
お話します。

 

「英語の歌をどのように扱うのか」は
「①」から「④」まであります。
時間のある方は、どうぞ下記をクリックして
次の「③」もお読みください。

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