kei

英語教育全般

教員と生徒の関係②~「学校がサービスを提供する」時代に

学校はある時点からその役割を大きく変えます。教育を受ける場所から、教育を「サービス」として生徒に提供する場所へと。これは政府が「規制緩和」を言い始めた頃から始まったと私は思っています。自由競争がすべてにおいて良いことだ、と考え始めた保護者は、それを学校にも適応させたのではないでしょうか?
英語教育全般

教員と生徒の関係①~関係性の変遷

長く教員生活を過ごしてる人は、「生徒が変わったな」と思う人が多いのではないかと思います。私は30年の教員生活でしたが、その中でも激変している気がします。それは、ただ「時」がそうしただけではなく、その社会状況の変化で教員(学校)と生徒との関係が変容していったからではないでしょうか。
英語教育全般

英語とICTについて④~ICT活用の「肝」

ICTは、生徒が「見てわかりやすい」授業のツールなので、「見せることだけ」を考えればいい、と思っている人も多いようです。より「効果的」に見せるのではあれば、いかに「見せないか」「見せない部分を作る」ことも考えなければいけません。またICTだけでなく黒板の長所も理解して活用しましょう。
英語教育全般

英語とICTについて③~ICT活用時の生徒の視線

ICTは、生徒の理解を容易にするため、大部分は「視覚」で「見てわかりやすく」するものです。「視角」に訴える授業ということは、生徒の「視線」がしっかりとその「画面」に集中されていなければなりません。しかし、実際は教師は機器の操作で手がいっぱいで、そこまで確認していない人が多いようです。
英語教育全般

英語とICTについて②~眠るICT機器

ICT機器は、学校で眠っているものが多いようです。タブレット、電子黒板、書画カメラ、あるところにはあるのですが、活用していますか。活用しているにしても、「なぜ」それを使うのかしっかりと理解していますか。どのように使えばいいのか、わかっていますか。そんなポイントを示しています。
英語教育全般

英語とICTについて①~ICTって何のため?

ICTとは、information and communication(s) technology つまり「情報通信技術」のこと。黒板とチョーク一本の授業から、生徒にもやさしい授業を行う方向で教育界は動いています。時々最先端の授業ということでやたらICT機器を用いた授業を見たこともありますが、一体それは誰のための授業なのでしょう。
英語教育全般

「空気を読む」って?④~教育と「空気を読む」

文科省までも「空気を読んで」いるような気がします。それではどこの「空気」を読んでいるのでしょう。人事を官邸が全て把握するようになってからは、全ての省庁は「官邸」そして「首相」の意向に沿うように動いているようです。そして「首相」と「経済界」は太いパイプでつながっているようです。こんな状態の「国」でいいのでしょうか。
英語教育全般

「空気を読む」って?③~目標と骨組み

「空気を読む」文化の日本で英語教育をいかに進めて行くのか?文科省はその部分の覚悟、すなわち文化の違いを理解しての教育を展開していかなければならない、気持ちを持っているのか?ということを問い質したくなります。でも現時点での様子を見ると、「紙一枚」の計画のような気がします。
英語教育全般

「空気を読む」って?②~英語で言うと・・・

「空気を読む」という表現を英語で何というのかな?と思って調べると、ちょっと無理やりな表現ばかりのような気がします。それは英語には、英語圏にはそのような表現に合う言動はしない、そのような文化がない、ということではないかと思います。この違いをきちんと理解した上で英語を学んで行く必要があるあるのではないでしょうか。
英語教育全般

「空気を読む」って?①~日本人のコミュニケーション法

日本のコミュニケーションの土台は「空気を読む」?最近あまり使われなくなりましたが、空気を読めない、という意味で KY という表現の仕方もありましたし、政治絡みで言うと「忖度」というワードもありましたね。共通するのは「同調圧力」という認識だと思いますが、日本はこれが強いのかもしれませんね。
newsから

外国語活動と総合的な学習の時間②

前回のニュースからの考察の続きです。どうも現政権は「東京オリンピック」をだしにして、何でも自分たちの思いどうりに政策を進めようとしているようです。でなければ、授業の「コマ数が足りない!」などの状況が起こるはずがないのです。言語学習の改革をこのように無理やりに行う必要はあるのでしょうか。
newsから

外国語活動と総合的な学習の時間①

2017年5月17日付の時事通信による『小学英語「総合学習」でも=来年度から年15こま増ー新指導要領移行措置案・文科省』という記事を読んでの考察です。外国語活動が導入された経緯、そしてなぜか東京オリンピックが実施される2020年を見据えた計画、などについて述べています。
統合

4つの力をいかに統合するのか⑤~5つのポイント

自分の実践を少しお話しましたが、結局、それでは、「統合する指導」はどうすればよいのか、というポイントを5つ挙げます。5つのポイント①中学校3年間を見通したバックワードデザインを作成し、全英語教員と共有する。※3学年分の教科書の内容を全教員が...
統合

4つの力をいかに統合するのか④~「自己紹介」を例にして

自分が今までの考えをもとにして実践した方法(それが良い方法であるとは今でも思っていませんが)を紹介させていただきます。授業開きでバックワードデザインをシェアまず、中1の授業開きでは、①英語の必要性 ②中学校3年間でどんな力をつけるのか ③中...
統合

4つの力をいかに統合するのか③~指導の継続性

それでは、具体的な話を少しずつしていきます。中1での話をしますが、そのためには、前回お話した中学校3年間のバックワードデザインができていないと4つの力を統合させるのは、無理です。どんな力をつけさせたいのか現在の中学校の英語教師に一番してみた...
統合

4つの力をいかに統合するのか②~4つの力の結びつき

指導方法の前に、「書く」「話す」「読む」「聞く」の4つの力がどのように結びついて、英語の力になっているのかを考えてみましょう。らせん構造4つの力の結びつきイメージは、DNAのらせん構造だと思っています。ATGCは、わきに置いて最初にスタート...
統合

4つの力をいかに統合するのか①~その必要性とバックワードデザイン

さて、今まで「書く」「話す」「読む」「聞く」の4つの力についてそれぞれお話してきましたが、今回からは、その4つをそれぞれどのように統合させ、言語の力をつけさせるのかについて、考えていきます。なぜ「統合」?4つの力を、それぞれ単一で指導しても...
中1の4つの力

中1英語の「聞く力」について②~具体的な指導法

それでは具体的な指導方法についてお話します。input理論ではありませんが、意識して「聞く場面」を設定する必要があります。典型的な例をあげるとパーマーのオーラル・メソッドが「聞く力」を育てるという意味で有効であると思います。筑波大学附属中学...
中1の4つの力

中1英語の「聞く力」について①~「概要」を把握する力

英語の4つの力のうちの最後、今回は「聞く力」についてお話します。「聞く力」については、小学校外国語活動の導入のおかげでそれ以前と比べると、かなり「素地」ができた状態(または経験値が高い状態)になっていますし、中学校の先生方もそう思っています...
中1の4つの力

中1英語の「話す力」について⑤~「話す」と「聞く」の関連づけ

4つのポイント「話す力」を身に付けさせるための4つのポイント①外国語活動で経験してきた活動を土台とする。②ペアでの活動を重視する。③「話す」と「聞く」をきちんと関連づける。④教科書よりも「話す」「聞く」の部分は、文法的に先行すること。のうち...
スポンサーリンク