今回から、2年生の1学期に生徒に
押さえさせたいポイントについてお話します。
2学年のポイント
1年生では、ほぼ「現在」に関する表現ばかり
だったのが、2年生になると
・過去の表現
・未来の表現
も学び、表現の幅が一気に広がります。
ということで、最初は
ポイント1 過去の表現
となります。
過去の表現は、
基本的に1年生の「現在」の表現が定着していれば
文構造は同じなので、理解しやすいと思います。
簡単に確認すると・・・
①be 動詞であれば、 ・is, am の過去形 → was :are の過去形 → were ・was / were + ~ing → 過去進行形 ※否定文であれば、 was / were + not の形で 疑問文であれば、was / were が文頭にきます。 ②一般動詞であれば、 ・規則動詞の過去形 → 語尾が+(e)d ・不規則動詞の過去形 → 1つ1つ覚えましょう ※否定文、疑問文の時は did が出てきて、原形になる |
というような感じになると思います。
ただ、ここだけを切り取って
「過去の表現のルール」を覚えさせても
英語表現を活用することはできません。
やはり、その土台として、
be動詞と一般動詞の基本構造、違いを
しっかり確認することを忘れてはいけません。
参考として以前のブログの記事も
ご覧になってください。
また、これとともに、
過去に関する「時」の表現も、「現在」と
比較しながら、定着するようにしましょう。
次は、
ポイント2 未来の表現
です。
「未来」を英語で表現する場合は、助動詞を用います。
この「未来」は、意味的には
①単純な時系列的な「予定、計画」を表す時
②未来、将来に「こうしたい、なりたい」という「意思」を表す時
の2種類があることを確認しておきましょう。
基本的な表現としては、
・will +動詞の原形 ・be going to +動詞の原形 |
の2種類があります。
違いとしては、
will は、「単純な未来」と「意思」を表現することが
できますが、be going to は「意思」を表すことはありません。
見てもわかるように、be going to の方は、~ing 形が
含まれているので、「今もう、起こりそうなこと」または
「あらかじめ計画・予定されていて、まず間違いなくする
だろう」ことを表現します。
ですから
・will +動詞の原形:「単純未来」「意思」 ・be going to +動詞の原形 :「(あらかじめ計画されて)(今)起こりそうな、しそうなこと」 |
となります。
それぞれの否定文、疑問文の作り方は、
[1] 助動詞 will であれば
・否定文であれば → will not (won’t) +動詞の原形
・疑問文であれば → 助動詞 will が文頭にやってきます
[2] be going to であれば
・否定文であれば → be not going to +動詞の原形
・疑問文であれば → be動詞が文頭にやってきます
となります。
ここら辺の部分を基礎として
定着させて、様々な活動を通して
身に付けさせることが大切だと思います。
次回は、この続きを。
「2学年の1学期に押さえたいポイント」は「①」から「③」まで
あります。下記にリストアップしますので、興味があるのものが
ありましたら、どうぞクリックしてお読みください。
②There is / are, 自己表現活動
③助動詞の活用
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