2学年の3学期に押さえたいポイント③

2学年の3学期に押さえたいポイントの3回目です。

「比較」についてポイントの最後は、
最上級」について取り上げます。

ポイント3 比較について③最上級

まずは、「最上級」について簡単にまとめると
だいたい次の通りになるでしょうか。

最上級とは

・3つ以上のもの・人を比べて、
→「一番~」という表現をする時には、「最上級」という形を使います。

※「最上級」とは、
基本的に、「形容詞」や「副詞」の語尾に -est がついた形です。
ただし、この最上級は the を一緒に用いるので、忘れないようにチェックします。

最上級:( the ) 【形容詞 / 副詞+ est 】
・また「比較する範囲や対象」の表現の仕方には、2通りあることも確認です。
①「集団・範囲名の中で」・・・ in 集団・範囲名(例:in my class, in this city)
②「<数値>の中で」・・・of the 数字(例:of the three, of all)

「形容詞」「副詞」の変化

前回の記事で説明した「原級」「比較級」を含め「形容詞」「副詞」には3つの変化があることもしっかりと確認したいところです。
原級・・・「形容詞」「副詞」の -er や -est のつかない「元の形」
比較級・・「形容詞」「副詞」の「より~だ」という形( -er または more ~ )
最上級・・「形容詞」「副詞」の先ほど説明した形( <the>  -est)
この3つを「形容詞」「副詞」の変化と言います。
例えば、背が高い ( tall ) とう単語であれば、
tall(原級)- taller(比較級)- tallest(最上級) のようにして覚えます。

「~の中で一番~だ」という表現をする言い方

the 最上級【形容詞または副詞+est 】in 集団・範囲名 / of the 数字

-est の最上級の例文

ex.1  Hiro is the tallest in my class. (ヒロは私のクラスの中で一番背が高い。)
→ クラスの中で一番背が高いことを表現
[1] tall という【形容詞】を用いて → the tallest
[2] 「私のクラスの中で」→ クラスという「集団名」なので、in を用いて in my class

ex.2  May can run the fastest of the three.(メイは3人の中で一番速く走れます。)
→ 3人の中で一番速く走れることを表現
[1] fast という【副詞】を用いて → ( can run ) the fastest
[2] 「3人の中で」→ 「数字」の中で、なので、 of を用いて of the three

不規則な変化をする最上級~best

・比較級でも取り上げたように、最上級にも不規則な変化をするものがあります。
① good(形容詞:よい)の変化:good – better – (the) best
② well(副詞:上手に・うまく)の変化:well – better – (the) best
③ very much(副詞:とても)の変化:very much – better – (the) best

ex.1  This picture is the best of all.(この絵は、すべての中で一番よい。)
→ すべての絵の中で一番良いことを表現
[1] good という【形容詞】の最上級を用いて → the best
[2] 「すべての中で」→ all を使うので、of を用いて of all

ex.2  Bob speaks Japanese the best in this class.
(ボブはこのクラスの中で一番上手に日本語を話します。)
→ このクラスの中で日本語が一番上手に話すことを表現
[1] well という【副詞】の最上級を用いて → the best
[2] 「このクラスの中で」→ クラス という「集団名」なので、in を用いて in this class

ex.3  I like math the best of all the subjects.
(私たちはすべての教科の中で一番数学が好きです。)
→ すべての教科の中で数学が一番好きであることを表現
[1] very much という【副詞】の最上級を用いて → the best
[2] 「すべての教科の中で」→ all を使うので、of を用いて of all the subjects

長い単語の「最上級」とは

・比較級と同じように、「長い単語」の最上級には、その単語の前に most をつけます。さらにそのまえに the も忘れないように確認しましょう。
the most +「長い単語」in 集団・範囲名 / of the 数字

◎「長い単語」は、比較級でもリストアップしましたが、ここでももう一度掲載しましょう。
・形容詞として・・・careful, important, difficult, beatiful, useful, popular, famous
・副詞として・・・・slowly, quickly, easily

ex.1  Soccer is the most popular sport in our class.
私たちの学級ではサッカーが一番人気のあるスポーツです。)

ex.2  Ken walked the most slowly of the three.
3人の中でケンは一番ゆっくりと歩いた。)

※「長い単語」の形容詞、副詞も、原級→比較級→最上級 のように変化します。
例えば、注意深い( careful )であれば、
careful(原級)-more careful(比較級)-(the) most careful(最上級)
のようにして覚えます。

この「最上級」を用いての注意するべき表現も確認します。

最上級を強調する表現等について

①最上級を強調する言葉・・・much

・He is the best singer in my country.(彼は私の国で一番良い歌手です。)
→この文章を強調して、「彼は、私の国で抜群に歌がうまい歌手だ。」という場合は、
☞ He is much the best singer in my country.  となります。
※最上級を強める言葉は very でなく、much で「はるかに / 断然 / 抜群に 」という意味を加えます。
※ただし、very も「まさに」という意味で、「最上級」を修飾することができますが、「置く場所」が much と違うので気を付けましょう。
much の置く場所・・・the 最上級much the best singer
very の置く場所・・・ the最上級the very best singer

②「もっとも~のうちの1つ」という表現・・one of the 最上級+複数形

・This is the most beautiful city in America.
(ここはアメリカでも最も美しい都市です。)
→この文章を「もっとも美しい都市のうちの1つ」と表現を代えると、
☞ This is one of the most beautiful cities in America.  となります。
※「~のうちの1つ」ですから、cities が「複数形」になる部分も注意するようにします。

③「x番目に~だ」という表現・・・the X番目+最上級

・John is the tallest student in this class. (ジョンはこの学級で一番背が高い生徒です。)
→この文章を「2番目に背が高い生徒」と表現を代えると、
☞ John is the second tallest student in this class.  となります。
※「3番目」であれば
☞ John is the third tallest student in this class. となります。

最上級を用いた覚えておくべき表現

①「何が(どんな~が)一番好きですか」という表現の場合

What (+名詞) do you like the best の形を使います。
・それに対する答え方は
I like A the best となります。

ex.  What Japaneese food do you like the best?
「どんな日本食があなたは一番好きですか。」
Q:I like tempura the best.
「天ぷらが一番好きです。」
ちょっと応用編として・・・3単現の場合も
<例> What sport does Tom like the best?  – He likes table tennis the best.

② do (try) one’s best ・・・「最善を尽くす」

・熟語として do one’s best はよく使われる表現なので、確認しましょう。
ex.  We did our best to win the game.
「私たちは試合に勝つために最善を尽くしました。」
do の部分は、try でもほぼ同じ意味になります。

③最上級と関係代名詞と現在完了

・最上級の文で、「比較の範囲」の部分( in Japan や of all の部分)を関係代名詞を用いて表現することはよくあります。

ex.  This is the most interesting movie (that) I have ever watched.
「これは私が今まで見た一番面白い映画です。」
※ that の後ろは現在完了の【経験】を用いて「今まで~した中で」という表現になります。また基本的には ever は「疑問文」でつ買われる単語ですが、この表現では「肯定文」で使います。
最上級(関係代名詞 that)主語+ have / has +ever +過去分詞
今まで【主語】が~した中で一番~

④比較級を用いて「最上級」の意味を示す表現

比較級を用いて「最上級」を意味する表現はいくつかあるのですが、今回は中学校のレベルでは、下記の表現は最低限押さえるようにします。

ex.  Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.
「富士山は日本のどの山よりも高い。」
= Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
比較級+than any other +単数形=the 最上級
「どの【単数形】よりも~だ」

 

今回はここまで。
これで2学年の3学期に押さえたいポイントは終了します。

 

「2学年の3学期に押さえたいポイント」は「①」から「③」
まであります。下記にリストアップしますので、興味のある
ものがありましたら、クリックしてご覧ください。
①比較〜同程度の表現
②比較〜比較級

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