小学校の外国語活動で、もはや子供たちの間で英語の学びに
格差がでてきていますが、
やはり中学校1年生での英語学習には2つの山があります。
中1英語の2つの山
①be動詞と一般動詞の区別
②三単現(三人称・単数・現在)
これを区別できるようになれば、
後はそれぞれの否定文、疑問文、Wh疑問文、と
それぞれに対する答え方を訓練
ー訓練は、コミュニケーション能力の土台となりますが、それが
それが目的ではありませんー
すれば、問題はありません。
従来であれば、中1の1学期は、英語教員として
一番おいしいところであり、
ー「初めて」の英語学習であり、生徒の興味・関心が高く、
「英語が楽しい」と生徒が思う時期ー
それを小学校が「外国語活動」として中学校からもっていって
しまったという話もありますが、
それでも共通するのは、
中1の夏休みを終えて、2学期にまずほとんどの生徒がつまずく部分
があります。
それが上記の2つです。
その2つの山をどのように乗り越えていくのか?
そのことについて自分なりの方法を伝えてたいと思います。
第1の山の乗り越え方
今回は、①のbe動詞と一般動詞の区別のついて、です。
現在の中1の英語教科書を見ると、
たいていはbe動詞から導入しているようですが、
学校図書は、一般動詞からレスンが始めています。
どちらが、いいかは、一概には言えませんが・・・
be動詞は「=動詞」
私が生徒に英語を教えていた時は、
be動詞を、「=(イコール)動詞」と教えていました。
いろんな教え方があると思いますが、
「be動詞には、特別な意味はなく、数学で言うところの
<=>の役割をしている」という教え方です。
例文1
I am John. → I = John.
例文2
Ken is handsome. → Ken = handsome.
例文3
You are running. → You = running. (走っている真っ最中)
※~ing には「~している真っ最中」という意味があります。
例文4
This watch is made in Japan. → This watch = made in Japan.
※過去分詞(ここでは made)には「~されている」という意味があります。
◎例文3のing形(running)も、例文4の受動態の過去分詞(made)も
例文2のhandsomeと同じ、形容詞のようなものであると
考えれば、みんな同じ使い方であることがわかると思います。
例文5
She is in London. → She = in London.
※in +場所で、「~にいる」という意味になります。
このように見ていくと、
be動詞が、文の中で<=>の役割であることがわかると思います。
このようにポイントを押さえていくと、
生徒は一般動詞の違いが分かりやすくなると思います。
少なくともこのような指導を入門期にしていくと
”I am not have ~.” のような文章(誤答)をつくる子供たちは
減ると思います。
今回はここまで。
次回は、be動詞と比較しての一般動詞の捉え方を
お話します。
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