前回からの続きです。
前回では、ポイントとして2つを挙げました。
ポイント1 外国語活動を土台に
ポイント2 be動詞の一般動詞の違い
そして次のポイントは
ポイント3 be動詞の基本的な構造
です。
これは、ポイント2とも重なるのですが、
be動詞の
・意味
・肯定文、否定文、疑問文とその答え方
が理解されているかということです。
1学年の1学期では、
ほぼ主語が、” I ” と “you” に限定されているので、
その部分での文構造の基本は押さえたいものです。
私であれば、
be動詞の ・意味は、数学の「=」である。 ・肯定文 → S + be動詞 ~ ( I am ~ / You are ~ ) ・否定文 → S + be動詞 not ~ ( I am not ~ / You are not ~ ) (※not は、その左側を否定する) →これは一般動詞でも同じ ・疑問文 → Be動詞 + S ~ ? ( Am I ~ ? / Are you ~ ?) (※be動詞を、文頭にもってくる) |
ということを1学期をかけて、繰り返し指導していきます。
生徒の実態に応じて、
具体的に I am / You are の形で、指導してもいいし、
最初から、機能的に S + be と教えてもいいと思います。
これを定着させるためには、
トレーニングの1例として、
テキストに出てきた英文をすべて、
否定文、疑問文にするという活動を
時間をかけずに、繰り返すことによって
ある程度、その文構造は頭の中に
残ることができると思います。
指導のポイントは、
一気に覚えさせるのだ! というのではなく
長い目で、繰り返し繰り返し復習して
少しずつ定着させるつもりで、
根気強く指導することだと思います。
とすると次のポイントは、
ポイント4 一般動詞の基本的な構造
です。
これは、be動詞と対比させながら
ポイントを押さえることが大事なのですが、
・一般動詞の意味
・一般動詞の肯定文、否定文、疑問文とその答え方
が理解されているかということです。
私であれば、
一般動詞の ・役割は、「主語の動作・状態・感情」を表すもの ・肯定文 → S + (do/does/did) 一般動詞 ~ ( I have ~ / You like ~ ) (※一般動詞には do/does/did が隠れている) ・否定文 → S + do not 一般動詞の原形 ~ ( I do not have ~ / You don’t like ~ ) (※否定文の時は、隠れていた do/does/did が現れ、 その後ろにnot がつく) ・疑問文 → Do + S ~ ? ( Do I ~ ? / Do you ~ ?) (※疑問文の時は、隠れていた do/does/did が現れ、 それが文頭にやってくる) |
もちろん余裕があったら、
・隠れていた do/does/did が出てきたら、 原形になる |
ということも指導してもいいと思います。
これもbe動詞と同じように
根気強く、継続的に指導することにより
少しずつ定着していくものです。
時間をかけて、
違いがわかるように指導しましょう。
今回はここまで。
「1学年の1学期に押さえたいポイント」は「①」から「③」まで
あります。「③」も読みたい方は、下記をクリックしてください。
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