1学年の3学期に押さえたいポイントの2回目です。
今回は、「現在進行形」を扱います。
ポイント2 現在進行形について
現在進行形に触れる前に、簡単に英語での『「時」をどのように表すのか』に
ついてお話したいと思います。
英語での「時」に応じた表現の仕方
・日本語は、あまり「時制」を気にしない言語です。なぜなら、「語尾」だけを
少し変化させて、表現してしまえるからです。
ーしかし、英語では、「時制」により大きく表現の仕方が違うので、「時」を強く意識して
発言しなければなりません。時系列的に言うと、基本的な「時」は3つに分類されます。
基本的な「3つの時」
①過去:動詞を過去形にして、「過去」にあった事実を伝えます
②現在:動詞を現在形にして、「現在」の事実を伝えます
※3人数単数の場合、一般動詞の語尾に -(e)s がつきます
③未来:will+動詞の原形の形にして、「未来」にあるだろうと「考えた」ことを伝えます
※be goin to でも可能
(助動詞は、基本的に「考えた」ことを表現する役割なので、未来を表現できます。)
「2つの時」をまたぐ表現
・この基本の3つの「時制」のうち、「2つ」をまたぐ表現方法が完了形です。
①過去完了:「過去」に視点を置いて、『その「過去」より前の時点』からの表現
※「過去」と「それ以前の過去」をまたぐ
②現在完了:「現在」に視点を置いて、『その「現在」より前の「過去」』からの表現
※「現在」と「過去」をまたぐ
③未来完了:「未来」に視点を置いて、『その「未来」より前の「現在」』からの表現
※「未来」と「現在」をまたぐ
🔴「視点」が置かれていることに注意!
それぞれの時の中で「ある1点」に集中
・基本の3つのそれぞれの「時制」の中で、
「ある1点に集中して、動詞が進行中」であることを表現するのが進行形です。
①過去進行形:「過去」の「ある1点」に、「進行中」である動作を表現
※ was / were +動詞の ~ing形
②現在進行形:「現在」の「今、この時」に「進行中」である動作を表現
※ is / am / are +動詞の ~ing形
③未来進行形:「未来」の「ある1点」に、「進行中」である動作を表現
※ will be +動詞の ~ing形
🔴「動作」が完了していない、という点をチェック!
これを確認した上で、現在進行形の構造を見て行きましょう。
現在進行形の構造
・現在進行形とは、
「今、現在進行中」の動作を表現する形のことです。
be( is / am / are )+現在分詞(動詞 ing)
ーの形で表現されます。
・現在分詞は、語彙が “~ing” で「生き生きとした躍動感」をもっている形なので、
「進行形」のニュアンスをもっています。これに「=」の意味をもつ be動詞を添えて、
「進行形」の形が完成します。
Q【下の英文を進行形にしなさい。】 Ken runs in the park. →進行形:Ken is running in the park.(ケンは<今>公園で走っています。) →進行形の否定文:Ken is not ( isn’t ) running in the park. →進行形の疑問文:Is Ken running in the park? Yes, he is. / No, he isn’t. |
上記のように、
現在進行形の文では、be動詞が、その構造上大きな役割をします。
(過去進行形の場合ももちろん同じです。)
現在進行形の肯定文:主語+be動詞+動詞のing形+~
現在進行形の否定文:be動詞の後に not をつける
→ 主語+be+not +動詞のing形 ~.
現在進行形の疑問文:be動詞を文頭にもってくる
→ Be動詞+主語+動詞のing形 ~?
ーこのように be動詞の英文と同じ動きをするので、
ここも意識させたいところです。
なお、進行形にかかわる「現在分詞」については、
下記の記事も参考にしてみてください。
今回はここまで。
「1学年の3学期に押さえたいポイント」は「①」から「③」まで
あります。下記にリストアップしますので、興味があるのものが
ありましたら、どうぞクリックしてお読みください。
①助動詞について(can)
③過去形について
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