動詞を知る~⑨他動詞+目的語=説明語句その3

他動詞+目的語=説明語句の3回目です。

この形は、一般的には
第5文型:主語+動詞+目的語+補語 と言われる形で、
その「機能」に注目し、「目的語+補語」の部分を、「目的語=説明語句」と表現しているだけです。(「補語」とは、その語<主語や目的語>を説明する、役割をします。)

その1では、説明語句が「名詞
その2では、説明語句が「形容詞」を取りあげましたが、
今回は、説明語句が「動詞の原形」と「動詞のing形」の場合を取りあげます。

その3 説明語句が「動詞の原形」の場合・・・知覚構文

今回は、説明語句が「動詞の原形」と「動詞の ing形」の場合をお話しますが、
これは、「知覚動詞」とともに使われることが多いです。

そこで、まずは知覚動詞について。

【知覚動詞】「目的語」が「動詞(原形または ing形)」するのを見る / 聞く / 感じる

feel(感じる)、notice(気づく)、observe(気づく)、watch(見続ける)、
listen to(聞く)、look at(見る)、hear(聞こえる)、see(見える)など

このように「知覚動詞」は人間の「知覚」に関わる動詞で、
「(動作するの)を・見る / 聞く / 感じる」という言った表現で使われ、このような文を知覚構文とも言います。

最初に説明語句が「動詞の原形」の場合について、お話します。

基本的な形は
主語+知覚動詞+人やもの(目的語)+その人やものの動作(説明語句:動詞の原形)
という形になります。

この場合も
「目的語」=「説明語句(動詞の原形)」という関係があることがポイントです。
※「目的語」が「説明語句(動詞の原形)」をする、という関係

それでは、例文で確認しましょう。
※赤字が「知覚動詞」、青字が「人やもの」、黄色い部分が「その動作」です。

ex.1  I didn’t feel my house shake last night.
◎私は昨夜家が揺れたのを感じなかった。
☞ my house = shake したことを feel しなかった、という状況です。

ex.2  They heard Emi call your name.
◎彼らはエミがあなたの名前を呼ぶを聞いた。
☞ Emi = call your name したことを heard した、という状況です。

ex.3  Tom listened to me sing my favorite song.
◎トムは私が自分の大好きな歌を歌うの聞いていた。
☞ me = sing my favorite song したのを listened to した、という状況です。

さて、この知覚動詞は、最初でも述べたように
説明語句の部分に「動詞の原形」だけでなく、「動詞のing形」も来ることができます

ほぼ形は同じなのですが、
例文を挙げて見てみましょう。

その4 説明語句が「動詞のing形」の場合・・・知覚構文

この場合も、
知覚動詞とともに使われる表現なので、同じく知覚構文とも言います。

基本的な形は、
主語+知覚動詞+人やもの(目的語)+その人やものの動作(説明語句:動詞のing形
という形になります。

この場合も
「目的語」=「説明語句(動詞のing形)」という関係があることがポイントです。
※「目的語」が「説明語句(動詞のing形)」をする、という関係。

それでは、
説明語句に「動詞の原形」が来る場合と、「動詞のing形」がくる場合の違いは
何かあるのでしょうか?

【原形と ing形が与えるニュアンスの違い】
ing形は、元来進行形で使われる形であることからもわかるように、動作に「生き生きとした躍動感」を与える形です。
☞知覚構文で、このing形が使われると、「ちょうど~しているその瞬間」を見た・聞いたというようなニュアンスをもたらします。まるで、写真でその「瞬間」を切り取ったようなイメージです。
・一方原形そのものには、そのようなニュアンスはなく、「そうした動作をしている始めから終わるまでのすべて」見た・聞いたという「事実」を述べているだけの質感となります。
◎ポイント◎
・ing形・・  動作の一瞬
・原形・・・動作の最初から最後まで
~上記の ex.3 を使って確認しましょう。
ex. 3 -a  Tom lisetned to me sing my favorite song.
☞ 私が大好きな歌を歌っていて、トムはその様子を「最初から最後まで」聞いた。
ex. 3 -b  Tom listened to me singing my favorite song.
☞ 私が大好きな歌を歌っていて、トムはある「一瞬」の歌声を聞いた。
~のようなニュアンスになります。
ここらへんもしっかり押さえておきましょう。

上記のニュアンスの違いを確認しながら例文を見てましょう。
※赤字が「知覚動詞」、青字が「人やもの」、黄色い部分が「ある一瞬の動作」です。

ex. 4  I saw Tom running along the river.
◎私はトムが川沿いを走っている(一瞬)のを見た。
☞ Tom=runnling along the river しているの saw したという、状況です。

ex. 5  I heard May playing the piano.
◎私はメイがピアノを弾ている(一瞬)のを聞いた。
☞ May =playing the piano しているの heard したという、状況です。

ex. 6  Look at the dog running in the park.
◎犬が公園で走っているのをごらんなさい。
☞ the dog = running in the park しているのを look at しなさいという、状況です。

※この英文は、現在分詞の後置修飾と考え、
「公園で走っている犬を見なさい」というようにも解釈できます。
このような部分は、本来前後の文脈や会話で正しく解釈されるものです。

今回はここまで。

第5文型の4回目「動詞を知る⑩〜他動詞+目的語=説明語句その4」
(使役動詞 have / make / let を扱っています)は、
下記をクリックすると読むことができます。

「動詞を知る」にはその他には5つのカテゴリーが
あります。興味がありましたら、下記をクリックして
ご覧ください。
👉動詞の性格
👉be動詞の性格
👉be動詞と似た一般動詞
👉一般動詞の性格
👉第4文型

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