平成29年度試行調査問題の8回目。
今回は、第4問を扱います。
第4問の問題
In class, everyone wrote a report based on the two graphs below. You will now read the reports written by Ami and Greg.
Ami Kitamura
ーI was surprised when I saw Graph 1 because the percentage of Japanbese participants who are interested in volunteering was higherr than I had expected. As far as I know, none of my friends are doing any volunteer activities. So, I think we should motivate students in Japan to do more volunteering. |
Greg Taylor ーIn the USA, volunteering is common, so I was not surprised that it has the highest percentage of people who are interested in volunteer work. Graph 2 shows that a lot of American participants answered they are interested in volunteer work because they want to help people in need. I think this reason is important because students would feel a sense of achievement by helping people. |
問1 【 20 】felt that the percentage of Japanese participants who were interested in volunteer work was lower than expected.
① Ami
② Both Ami and Greg
③ Greg
④ Neither Ami nor Greg
問2 Both Ami and Greg say that Japanese students should 【 21 】.
① discuss the benefits of volunteer work with students from other countries
② focus on studying and then consider doing volunteer vork after graduating.
③ know that doing volunteer work has good effects on those who do it
④ realize that volunteer work is becoming popular in other countries
問3 Neither Ami nor Greg mentioned “【 22 】” in their reports.
① To gain advantages for school and work
② To help people in need
③ To make my community better
④ To meet new people
問4 In their reports, Ami says she will [ a ] and Greg says he will [ b ] .
【 23 】
① a. give a survey b. make a speech
② a. give a survey b. write a newspaper
③ a. make a poster b. make a speech
④ a. make a poster b. write a newspaper
問5 You found four articles on the Internet. Based on the titles below, the most useful article for both Ami’s and Greg’s plans would be “【 24 】”.
① Differences between Volunteer Work and Community Service
② How to Make Friends while Volunteering Abroad
③ Supporting People in Need through Volunteer Wrok
④ Volunteer Experiences and Your Future Career
ここからは、問題の「解説」と「解答」に入ります。
どうぞ、問題に挑戦してからご覧ください。
問題の設定
・一番最初に、この問題の設定が書かれています。
In class, everyone wrote a report based on the two graphs below. You will now read the reports written by Ami and Greg.
この内容から、
「授業で、みんなが下の2つのグラフに基づいたレポートを書きました。あなたはアミとグレッグによって書かれたレポートを今読みます。」となっています。
グラフについて
・グラフのタイトルを見ると、「グラフ1:あなたはボランティアの仕事に興味がありますか。」「グラフ2:なぜあなたはボランティアをすることに興味がありますか。」となっているので、「ボランティアに関する」レポートです。
・またそのグラフの調査の仕方については、
[1]調査が、13歳から29歳の間の人に対して行われたこと
[2]グラフ2については、回答者は1つ以上の理由を選べることができた
~と記されています。
それでは、それぞれの問題の解説と解答に入りましょう。
問1の解説と解答
・問1の問題文は、
「【 20 】はボランティアに興味のある日本人の回答者の割合は、予想より低いと感じた。」となっています。
※【 20 】に入る選択肢は下記の通りです。
① アミ
② アミとグレッグの両者
③ グレッグ
④ アミもグレッグも~とは感じていなかった
◎「ボランティアに対する興味のある度合」はグラフ1で示されているので、アミとグレッグのグラフ1に対する考察を確認します。
Ami ーI was surprised when I saw Graph 1 because the percentage of Japanese participants who are interested in volunteering was higher than I had expected.Greg ーHowever, I was shocked to see that only 35.1% of Japanese participants are interested in volunteer work. |
➡それぞれの部分を確認します。
アミ:グラフ1を見た時、ボランティアに興味のある回答者の割合が自分が思っていたより高いことに驚いた。
グレッグ:日本人の回答者のたった35.1パーセントしかボランティアの仕事の興味がないことにことのショックを受けた。
☞ここから、問1の正解は、
③ Greg となります。
( Greg felt that the percentage of Japanese participants who were interested in volunteer work was lower than expected.)
問2の解説と解答
・問2の問題文は、
「アミとグレッグの両方とも日本の生徒たちは【 21 】した方がよいと言っている。」となっています。
※【 21 】に入る選択肢は下記の通りです。
① 外国の生徒たちとボランティアの仕事をすることの利点を議論(した方がよい)
② 勉強することの集中し、そして卒業後ボランティアの仕事を考える(方がよい)
③ ボランティアの仕事をすることがそれをする人に良い効果をもたらすことを知る(方がよい)
④ ボランティアの仕事は他の国々では人気があるということを理解(した方がよい)
◎アミとグレッグの調査結果から導き出した「日本人の生徒に対する提言」の共通点を見つけるとよいようです。2人のレポートで関連する部分を抜粋すると
Ami ーIn order to do that, it’s important to consider the merits of doing volunteer work.Greg ーIf more (Japanese) students understand these advantages, I think their interest in volunteering will increase. |
➡アミは「ボランティアをすることのメリット」を考えることが重要、グレッグは「日本の生徒はこれらの利点」を理解する必要があると、言っています。
☞ここからすると、問2の正解は、
③ know that doing volunteer work has good effects on those who do it となります。( Both Ami and Greg say that Japanese students should know that doing volunteer work has good effects on those who do it.)
問3の解説と解答
・問3の問題文は、
「アミもグレッグも彼らのレポートで”【 22 】” と述べていなかった。」となっています。
※【 22 】に入る選択肢は下記の通りです。
① 学校と仕事のために有利な点をえるために
② 必要な人を助けるため
③ 自分のコミュニティをよりよくするために
④ 新しい人々に会うために
<要注意>この4項目は、グラフ2に出てくる「ボランティアに興味がある理由」の解答です。ですから、アミとグレッグがこの4項目のうちどれをレポートの中で扱っているかがポイントになります。
◎これはアミとグレッグがレポートの中で何の項目について言及しているか確認していくしか方法はないようです。
【アミ】が言及している項目
② To help people in need ④ To meet new people
【グレッグ】が言及している項目
① To gain advantages for school and work ② To help people in need
☞問題は、2人が扱っていない項目なので、問3の正解は
③ To make my community better となります。
問4の解説と解答
・問4の問題文では、
「彼らのレポートでは、アミは彼女は [ a ] するつもりだと言い、グレッグは [ b ] するだろうと言っている。」【 23 】となっています。
※【 23 】に入る選択肢は下記の通りです。
① a. 調査をする b. スピーチをする
② a. 調査をする b. ニュースレターを書く
③ a. ポスターをつくる b. スピーチをする
④ a. ポスターをつくる b. ニュースレターを書く
◎それぞれのレポートでは、自分たちの考察の結果、何をするのかが記されています。そこの部分を確認しましょう。
【アミ】
・Thus, for the school festival I plan to make a poster that says, “You can help people in need and make new friends at the same time!”
【グレッグ】
・Therefore, I will compose a newsletter about these two benefits of doing volunteer work, and distribute it to students at school.
➡アミは「学校祭で、『あなたは必要な人を助けて、同時に新しい友達をつくることができる!』というポスターをつくるつもりです。」と言っています。グレッグは「それゆえに、ボランティアをする2つの利点についてのニュースレターを作成し、学校で生徒に配布するつもりです。」と言っています。
☞ここから、問4の正解は、
④ a. make a poster b. write a newsletter となります。
問5の解説と解答
・問5の問題文は、
「あなたはインターネットで4つの記事を見つけました。以下のタイトルに基づいて、アミとグレッグの両方の計画のためにもっとも役に立つ記事は”【 24 】” であろう。」となっています。
※【 24 】に入る選択肢は下記の通りです。
① ボランティアの仕事とコミュニティ・サービスの間の違い
② 海外でのボランティアをする間に友達をつくる方法
③ ボランティアの仕事を通して必要な人を支援すること
④ ボランティアの経験とあなたの将来のキャリア
➡それぞれのレポートで共通する部分を見つけます。
【アミ】
・”You can help people in need and make new friends at the same time.
【グレッグ】
・First, helping people in need will give students a feeling of accomplishment.
☞どちらも help in need がポイントとなっているようです。
ここから、問5の正解は、
③ Supporting People in Need through Volunteer Work となります。
今回はここまで。
次の記事を読みたい方は、下記をクリックしてください。
コメント