1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 7月の第4週に放送された「目的語の拡張」についてです。
「目的語の拡張」のまとめ
・ 「主語の拡張」の次に、「目的語の拡張」について勉強しました。
今回は、その「目的語の拡張」についてまとめてみました。
Lesson 76 目的語の拡張ー to 不定詞・動詞 -ing形
「目的語の拡張」ー to 不定詞・動詞 – ing形
※他動型「動詞+目的語」の目的語を to 不定詞・動詞 -ing形 で拡張していきます。
◎「目的語」= 動詞の「対象」を表す文の対象
-「対象」は、バラ・イヌ・ネコなどの単純なものばかりではなく、「動詞句的な内容」も対象
[Key] I like to look at the stars at night.
[ like の目的語の位置に to 不定詞をポンとおきます。]
※私は夜に星を眺めるのが好きです。
👉ここでは、to 不定詞が使われ、「夜に星を眺めることが好き」となっています。
looking at the stars at night でもかまいませんが、この場合、実際に見ている・見ている
ことをリアルに想像している感触となります。
① I like / love / hate to sew. <私は裁縫が好き / 大好き / 大嫌いです。> – to 不定詞を目的語として使うことに慣れましょう。 |
② I like / love / hate writing letters. <私は手紙を書くのが好き / 大好き / 大嫌いです。> – 動詞 -ing形を目的語として使うことに慣れましょう。 |
③ To skydive [ Skydiving] is thrilling. <スカイダイビングはスリルがあります。> - to 不定詞・動詞 -ing形 は「主語」にもなれます。 |
④ My role is collecting [to collect] information. <私の役割は情報収集をすることです。> – to 不定詞・動詞 -ing形は「説明語句」にもなれます。 |
Lesson 77 目的語の拡張ーこれから動詞
「目的語の拡張」ーこれから動詞
※目的語に「動詞句」的な内容を使いたいときに、①to 不定詞 と②動詞 -ing形が候補となります。
◎「これから動詞」- 内容は常に「これから」のこと、だから「to に矢印のイメージを持ち[これ
から] のニュアンスがある to 不定詞」だけに結びつくのです。
・「これから動詞」の例:want, promise, decide, plan, agree など
[Key] I want to do a lot of new things with you guys.
[ want は「これから動詞」その後ろの動詞句は、to 不定詞 ]
※私は、あなた方とたくさんの新しいことをしたいです。
👉「これから動詞」+「to 不定詞」の目的語
① I promise to work hard every day. <私は毎日一生懸命働くことを約束します。> – promiseは「これから動詞」「これから何かすること」を約束します。 |
② We decided to buy a house. <私たちは家を買うことを決めました。> – decide は、「これからすること」を決定します。 |
③ I plan to leave soon. <私はまもなく出発するつもりです。> – plan「これから動詞」+to 不定詞 |
④ We agreed to split the bill. <私たちは、割り勘にすることに同意しました。> -「これから」することに、agree します。 |
Lesson 78 目的語の拡張ー リアリティ動詞
「目的語の拡張」ー リアリティ動詞
※目的語に「動詞句」的な内容を使いたいときに、①to 不定詞 と②動詞 -ing形が候補となります。◎「リアリティ動詞」- 何か具体的な行為を表現、だから「生き生きとした行為を描写する」
動詞 -ing形 がマッチするのです。
・「リアリティ動詞」の例:finish, stop, give up, consider, imagine, suggest
[Key] I enjoy talking with her.
[ enjoy は「リアリティ動詞」その後ろの動詞句は、動詞 -ing 形 ]
※私は彼女と話すことを楽しみます。
👉「リアリティ動詞」+「動詞 -ing形」の目的語
① We finished eating. <私たちは食べ終わりました。> – finish は「リアリティ動詞」- 具体的な行為を「終えます」。 |
② Please stop talking. <どうか話をやめてください。> -「終える・やめる」系の動詞+「動詞 -ing形」 の目的語 |
③ I suggest waiting a bit. <ちょっと待ったらいいんじゃないかな。> – suggest は具体的な行為を提案。 |
④ Please consider using an eco-bag. <エコバッグの使用を考えてください。> – consider, imagine は「具体的な」状況を想像している感じ。 |
Lesson 79 目的語の拡張ーto 不定詞・動詞 -ing形の選択で意味が変わる動詞
「主語の拡張」ー whether 節
※英語は「配置の言葉」- 文中の位置がその表現の機能を決定
◎「動詞」の前は「主語」- そこに置けば「何でも主語になる」ここでは whether 節
※主語位置に使えるのは whether 節だけ、if 節は使えません。whether には「〜かどうか」
という意味しか持たない単機能の単語ですが、if には「もし〜なら」と言う使い方もあり、
文頭に置かれるとそちらに解釈されてしまう恐れがあるため。
[Key] Whether you succeed or not is less important than doing your best.
[ whether 節も主語の位置にあれば「主語」。or not は選択の意味を強調するフレーズ。]
※あなたが成功するかどうかは、最善を尽くすことよりも重要ではありません。
👉ちなみに less important は「より重要ではない」という比較表現。
① Whether he agrees or not is key. <彼が同意するかどうかがカギです。> – or not は選択の強調。 |
② Whether you win or lose isn’t important. < win or lose と対の表現を並べています。> – buy には受け手の利益が感じられるため for。 |
③ My concern is whether you’re serious about this job. <私の関心は、あなたがこの仕事に真剣かどうかにあります。> – be 動詞の後ろに置けば説明語句。 |
④ I’m not sure whether he’s telling the truth or not. <彼が真実を話しているかどうか、私にはよくわかりません。> – リポート文でも使えます。am not sure を説明しています。 |
これで、
「目的語の拡張」のまとめを終わります。
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