4つの力をいかに統合するのか③~指導の継続性

それでは、具体的な話を少しずつしていきます。

中1での話をしますが、
そのためには、前回お話した
中学校3年間のバックワードデザインが
できていないと4つの力を統合させるのは、
無理です。

どんな力をつけさせたいのか

現在の中学校の英語教師に一番してみたい質問は、
「中学校3年間で生徒にどんな力をつけさせたいのか」
です。
これに対する解答を自分でもっていないと
「中1で、どんな力をつけさせればいいのか」
という問いに対しても答えることができません。

正直言って、ほとんどの中学校の先生方は
自分の受け持った学年の生徒のことしか
考えていないと思います。
ーというか、業務の多さのため、それしかできない
状態になってしまっている、というのが正確な言い方
かもしれませんがー

自分の「学年」「学級」だけ(すなわち、
中学校3年間の一部だけ)を、自分の指導範囲だと
思い込んでいるので、「英語力」を生徒に
身に付けさせることができないのです。
ー結局、「3年間の継続性」を一切もたない
「その場」だけの指導になってしまうのです。

例を挙げると

例えば、中学校3年間
「自分の好きなものについて2分程度のスピーチができ、
英文も書ける」
などという具体的なゴールを
設定するとします。
(ただし、この目標は生徒の状況に応じて、当然微調整
する必要性が出てきます。)

この3年間の目標を達成するために、
私であれば、
中1の1学期の生徒の到達目標は、
「簡単な自己紹介ができ、20語以上の英文を書ける」
のように設定します。
そして、そのためには、
どんな活動を生徒にさせればいいのかを
「目標」から導き出していくのです

 

つまり
①中学校3年間で身に付けさせたい力の設定
↓(逆算して)
②中1で身に付けさせたい力の設定
↓(逆算して)
③中1の1学期までに身に付けさせたい力の設定
のようにバックワードデザインを考えていかなければ、
4つの力を統合することはできません。

ここが統合する指導をするための
土台となる大きなポイントです。

 

「4つの力をいかに統合するのか」は「①」から「⑤」まであります。
時間のある方は、下記をクリックして「④」を読んでみてください。

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