to不定詞の2回目、名詞的用法について
お話します。
to不定詞の基本的な役割は、
「動詞を用いて(今の状況から)新しい状況・情報へとリンクさせる」
表現であるということを押さえておくことを忘れずに。
それでは、名詞的用法についてです。
to 不定詞の名詞的用法
to 不定詞が名詞のような使い方される場合は、
動名詞のように「~すること」と訳されます。
(ただし、動名詞には「躍動感」が付きまとうことを忘れずに)
動名詞と to 不定詞の名詞的用法については
下記ブログでもお話してますので、参考にしてください。
名詞のように使われるということは、
名詞が出てくる場所に to 不定詞の名詞的用法が現れるということです。
すなわち、
名詞の現れる場所・・・①主語、②補語、③目的語 の場所です。
それぞれの場所でどのように使われるかを見てみましょう。
①主語の場所
最初に例文です。
a) To read a lot of books is vey important for our life.
(たくさんの本を読むことは私たちの生活にとってとても重要です。)
b) To be a pilot is my dream.
(パイロットになることが、私の夢です。)
どちらも、主語の場所にきて、
「一般的な内容(規則やルールなども含む)」または、「これからの先のこと、可能性のあること」になっています。これは前置詞 to がもつ性格に由来するものです。「躍動感」の動名詞と比べると、どうしても to 不定詞は
少し堅苦しい、形式ばった言い方になるようです。
②補語の場所
まずは、例文です。
a) Her hobby is to watch a lot of movies.
(彼女の趣味は、たくさんの映画を見ることです。)
b) Our plan is to watch the fireworks tonight.
(私たちの計画は、今夜花火を見る予定です。)
どちらも、主語+動詞+補語(いわゆるSVCの第3文型)で、
to 不定詞が「補語」の位置にきて、「~すること」という
名詞的用法になっています。
③目的語の場所
例文をどうぞ。
a) My grandfather needs to see a doctor.
(私の祖母は医者に診てもらう必要がある。)
b) I hope to visit New York next year.
(私は来年ニューヨークを訪れることを希望する。→ ~訪れたいと思う。)
a) は needs の目的語、b) は hope の目的語の場所に
to 不定詞が来て、「~すること」という名詞的用法になっています。
※動詞によって、その目的語の位置に
「動名詞」が来るか、「to 不定詞」が来るかは
決まっています。そのことについても下記のブログで
説明していますので、参考にしてください。
名詞的用法の中には、
形式主語 it を使う表現もありますが、
それは次回お話します。
今回はここまで。
次の記事は、
下記をクリックしてお読みください。
to 不定詞にはその他には4つのカテゴリーがあります。
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👉形容詞的用法
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