前回、お話したように今回は、
自分が授業づくりする上で、参考にしたもの、
役立ったものをお知らせしたいと思います。
授業づくりでおすすめ書物
〇一番、教え方の根底として自分の頼る部分となったのは、
・筑波大学附属中学校の「研究協議会」資料
です。
筑波大学附属中学校では、
毎年、11月に各教科の授業を公開し、研究課題への取り組みについての
成果・経過・結果を発表しています。特に、英語科の取り組みは、
素晴らしく、提案性の高い授業を毎年公開し、全国のあちこちの
英語教員たちを魅了しています。
彼らが、teaching theory をshare しあい、日々生徒の様子や
指導法について協議しながら、子どもたちのために様々な努力をして
英語教育に邁進していく姿には、大きな感銘を受けます。
〇その次に衝撃を受けたのは、
・「(英語)授業改革論」
(教育出版、田尻悟郎 著)
・「英語教師田尻悟郎の挑戦 生徒の心に火をつける」
(教育出版、横溝紳一郎 編著 / 大津由紀雄・柳瀬陽介 著 /
田尻悟郎 監修)
の、田尻先生の取り組みを扱った二冊です。
(英語)授業改革論 | ||||
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田尻先生のことを知ったのは、NHKの人気番組
「プロフェッショナル 仕事の流儀」でその活躍ぶりを
見てからです。
この2冊では、その映像にあったような指導をするために
必要な考え方、教科指導法、子どもに対する接し方について
詳しく書かれているので、大変勉強になりました。
〇最初、読んだとき、これは自分的には無理だと思い、
読んでいくうちにその姿勢がすごい!と思ったのは、
靜哲人先生の著書です。
・「英語授業の大技・小技」(研究社、靜哲人 著)
・「英語授業の心・技・体」(研究社、靜哲人 著)
・「英語授業の心・技・愛」
(研究社、靜哲人・正頭英和・小林翔 著)
英語授業の大技・小技 | ||||
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「英語授業の大技・小技」を読んで、
自分にできない指導法だと思い、
「英語授業の心・技・体」「英語授業の心・技・愛」と
読んでいくうちに、先生の「英語」に対する
取り組み・姿勢に共感をもち、自分のできる範囲で
実践していこうと思いました。
〇気軽に、おもしろく、楽しく読めるのは、
菅先生、中嶋先生、田尻先生等からの
「ゆかいな仲間たちからの贈り物」シリーズです。
・「英語教育 ゆかいな仲間たちからの贈りもの」
(日本文教出版、菅正隆・中嶋洋一・田尻悟郎 編著)
・「英語教育 ゆかいな仲間たちからの贈りもの2」
(日本文教出版、菅正隆・中嶋洋一・田尻悟郎 編著)
座談会形式で、どんどん話題が変わっていきますが、
中味は濃く、意味は深いです。
授業を成長させる
いずれにせよ、こういうものを参考にしながら、
自分のスタイルを作り上げることが一番大切です。
そこが難しいところなのですが、
いろんな人の授業を見て、
いろんな人に自分の授業を見てもらい、
「授業を成長させる」ことが大切なのです。
このテーマは、今回で終了です。
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