青森県公立高校入試分析(英語)の2回目です。
今回は、第2問を扱いますが、
第2問では、「並べ替え、英問に対する規定語数以上の答え」を求める問題です。
それでは第2問を見て行きます。
第2問の配点は、
(1)が各2点✖️3=計6点
(2)は2点
(3)は6点 なので、合計14点となっています。
第2問・・・表と対話文からの問題
次の英文は、日本のある市の観光案内所での、係員のハラダさん(Mr. Harada)と外国人旅行者のダリオさん(Ms. Dalio)の対話の一部です。2人のパンフレット(pamphlet)を見ながら話をしています。これを読んで、あとの(1)~(3)に答えなさい。※印の語句には、対話のあとに(注)があります。(14点)
Mr. Harada: May I help you?
Ms. Dalio: Yes. I want to have some *cultural experience in Japan. ア ( activities
ー are any for there ) those?
Mr. Harada: Of course. Please look at this pamphlet.
【パンフレットの一部】
活動 | 内容 | 所要時間 | 場所 |
A | 和太鼓演奏 | 1時間 | 公会堂 |
B | 和紙作り | 1時間 | 博物館 |
C | 湯飲み茶わんの絵付け | 2時間 | 公民館 |
Mr. Harada: We have three activities *Activity A is playing Japanese drums. Activity B is
ー making Japanese paper. Activity C is painting *a Japanese teacup. Which activity do
ー you want to try?
Ms. Dalio: I want to try all, but I have only one hour and thirty minutes.
Mr. Harada: Oh, really? Then, it is イ ( to hard you join for ) the activity C.
Mr. Dalio: You are right. Which activity is more popular, playing Japanese drums or making Japanese paper?
Mr. Harada: The activity of making Japanese paper is. ウ ( be in it held will ) the
ー museum.
Mr. Dalio: All right. Is the museum 【 】from here?
Mr. Harada: No, it is near here.
Mr. Dalio: OK,
(注)
cultural 文化的な activity 活動 a Japanese teacup 湯飲み茶わん
(1)並べ替え問題
下線部ア~ウについて、文の意味が通るように、( )内の語をすべて用いて、正しい順序に並べかえて書きなさい。大文字にする必要のある文字は大文字にしなさい。
アの並べ替え
ア ( activities are any for there ) those?
【解説】
・クエスチョンマークがあることから、疑問文であることがわかります。
▶︎( ) 内の単語を見ると、are から始まることがわかります。
▶︎ there もあることから、「〜がありますか」という意味の Are there 〜?の形だと
予想できます。
▶︎ activities が複数形であることから、any activities でひとかたまりだと思われます。
※直前の英文が
“I want to have some *cultural experiences in Japan.” (私は日本で文化的な体験をしたい。)とあるので、ア の英文は「それらに対して何らかの活動がありますか。」という英文になるようです。
【解答】
・ここから、
ア ( Are there any activities for ) those ? となります。
イの並べ替え
Then, it is イ ( to hard you join for ) the activity C.
【解説】
・最初の会話の流れを確認します。
●ダリオさんは日本での文化的な体験をしたい。
●それに対してハラダさんはパンフレットを見せた。
●ハラダさんがA〜Cの活動を説明し、それに参加したいか、をダリオさんに聞く。
●ダリオさんは、全部やりたいけれど、1時間30分しかない。
●それに対して、ハラダさんは、それでは イ(活動Cは・・・・・)。
▶︎パンフレットを見ると、
活動Cは、2時間必要なので、これだけはダリオさんは参加できません。
※ダリオさんには1時間30分しかないので。
▶︎ここで、並べ替えの単語を見ると、
形式主語の it is 形容詞+for +人+to 動詞の原形 〜 の文型を使えばいいようです。
(人にとって、動詞の原形をすることは、「形容詞」だ)
【解答】
ここから、
イ Then, it is ( hard for you to join ) the activity C.
「それでは、あなたにとって活動Cに参加するのは難しいですね。」
ウの並べ替え
ウ ( be in it held will ) the museum.
【解説】
・ピリオドがあることから、肯定文であることがわかります。
▶︎主語になれるのは、it しかありません。
▶︎助動詞があるので、助動詞+動詞の原形 の形で、will be となります。
▶︎held があることから、受動態の形で、be held となります。
【解答】
ここから、
( It will be held in ) the museum.
「それは博物館で開催される予定です。」
(2)【 】に入る適語
【 】に入る最も適切な英語1語を書きなさい。
※ Is the museum 【 】from here?
【解説】
・対話の流れを確認すると、
ーこの英文の前に、「和紙の作り方の活動が人気があり、それは博物館で開催される予定だ。」との話があります。
ーそれに対して、ダリオさんが「わかりました。その博物館はここから【 】ですか。」
と聞いて、ハラダさんは、「いいえ、ここの近くです。」と答えています。
▶︎「ここ」と「博物館」の距離を聞いているのですが、
ハラダさんが「いいえ、近い」と答えているので、
【 】には near の反対が入ると意味が通じます。
【解答】
・far
Is the museum far from here?
※near の反対語:far(遠い)
(3)ダリオさんに何と言いますか。
ダリオさんが体験活動を終えた後、「楽しかった。また、この市も来たいです。」と感想を述べました。その感想を聞いて、あなたならダリオさんに何と言いますか。英語15語以上で書きなさい。文の数はいくつでもかまいません。
【解説】
・英文の構成としては、おそらく基本的には
①感想を聞いての感想
②次にはどうするのか(どうしての欲しいのか)
のような2本立てで、15語以上の英文で表現するのが良いかと思います。
①の部分では、
▶︎I’m happy / glad to 〜
②の部分では、
▶︎I hope (that) 〜, I want you to 〜, I am looking forward to 〜ing
などを用いるのがいいかと思います。
(もちろん、これ以外にもあるかと思いますが。)
【模範解答】
① I hope you will come to this city again soon and try a different activity. (15語)
「あなたがすぐにまたこも市にやってきて別な活動にトライすることを願っています。」
② I am glad to hear that. I am looking forward to seeing you in this city.(17語)
「それを聞いてうれしいです。この市であなたに会えることを楽しみにしています。」
③ I am happy to hear that too. Next time shall we join another activity together?
(15語)「私もそれを聞いてうれしいです。次回は一緒に別の活動に参加しましょう。」
【採点基準】
①解答例以外でも、正しい文で内容が適切であれば、正解とする。
②15語未満であれば、3点を減ずる。
③綴り、符号、大文字、小文字などに表記上の誤りがあれば2か所について、1点を減ずる。
今回はここまで。
2019青森県公立高校入試分析(英語)は①から⑤まであります。
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