2021年9月27日からEテレで開講された、
「大西泰斗の – 英会話☆定番レシピ」のエンディングでは、
「Q&A Time」というコーナーがあります。
※そのコーナーでは、
視聴者からの英語に関わる質問に対して、
「ラジオ英会話」のパートナーと大西先生が、それぞれ回答します。
とても、参考になる部分なので、
これも10月号で放映された4回分をまとめました。
Q&A Time 10月号分
👉10月号では、次のような質問がありました。
Q&A Time その1 | ・リスニング上達のコツは何ですか。 |
Q&A Time その2 | ・whomって文語的表現だったりちょっと古くて、今は使用頻度が下がっていますか。 |
Q&A Time その3 | ・a や the などの冠詞について、また冠詞がいらない場合があって迷います。気になって話せません。 |
Q&A Time その4 | ・日本国内にいながら、考えずに会話できるようになるための第一歩を押してください! |
Q&A Time その1
リスニング上達のコツは何ですか。
ろーざさんの回答 ▶︎❌カタカナ
▶︎英語をカタカナで考えてはだめ!
例えば、「coffee」と「コーヒー」
-「コーヒー」で聞き取ろうとして「coffee」と聞いたら、聞き取れないのは当たり前。
【大西先生から】
👉日本語を耳で待っていたんじゃだめ!英語の発音が聞こえなくなるよ。
クリスさんの回答 ▶︎ By Listening
▶︎ Hey, guys. Just, listen, OK?
How do you get better at speaking? – By speaking.
How do you get better at listening? – By listening.
※ It’s a simple effective method.
Try listening to some English even a little bit everyday. OK?
大西先生のまとめ
▶︎リスニングの基本は丸暗記にある。
リスニングというのは、耳だけを使っているのではないんです。
– 相手がこれから何を言うのかを、しっかりと予測すると、
どんどんリスニングは楽になるのです。
– その予測を可能にするのは、良質の英文・会話文を丸暗記すること
<今回の格言>
リスニング上達のコツは丸暗記
Q&A Time その2
whomって文語的表現だったりちょっと古くて、今は使用頻度が下がっていますか。
ろーざさんの回答 ▶︎古い!先生みたいに
▶︎私みたいに若い人は、あまり使いかな?
C:Ah? You mean old people only?
【大西先生から】
👉そういう感覚を受けるというのは確かなんですけど。
絶対使わないんですかね?….
クリスさんの回答 ▶︎ formal – speech / writing
▶︎Right!
I mean it’s true that “whom” has been dying for decades.
So if you use it in everyday conversation, it sounds strange,
even snobbish.
– But it’s not dead yet. You will hear it in formal speech, and
you will read it in formal writing.
大西先生のまとめ
▶︎私たちとしては、それが (whom) が出てきた時に理解できるように
準備をすればいいのではないかと思います。
<今回の格言>
whom を会話で? ふ〜む…
Q&A Timeその3
a や the などの冠詞について、また冠詞がいらない場合があって迷います。気になって話せません。
ろーざさんの回答 ▶︎Relax
▶︎大丈夫だから。a とか the とかなくても、だいたい通じるんだよ。
まずは話しましょう。
【大西先生から】
👉まずは話すことが大切で、そこまで神経質になることはないんだよ、
ということですね。
クリスさんの回答 ▶︎mature English
▶︎Yes, of course, relax is really important message.
But you know, if you don’t study the difference between “a” and “the,”
your English might sound a little bit childish.
So my advice is to do your best and you will reach a mature level of English.
大西先生のまとめ
▶︎ろーざさんのおっしゃる通り、ある程度適当でもだいたいの話は伝わるんだ、という
ことをしっかり頭の中に入れておいてください。
だけど、一方でクリスさんのおっしゃる通り、その学習は続けなければなりません。
では、どうやって学習すればいいかというと…
「ラジオ英会話」そして「英会話定番レシピ」で学べばいい、ということですね。
<今回の格言>
a と the は番組で学べばいい
Q&A Time その4
日本国内にいながら、考えずに会話できるようになるための第一歩を教えてください!
クリスさんの回答 ▶︎透明人間
▶︎That’s true. It’s definitely possible. One way that worked for me was
to create my own 透明人間 and I spoke to hime as often as I could.
My level went through the roof. I was so happy. Try it.
ろーざさんの回答 ▶︎猫と犬
▶︎だって、猫と犬にその言語で話しかければいいじゃん。
例えば、「たまちゃん」だったら、
「たまちゃん、お腹すいた?」じゃなくて、
「たまちゃん、are you hungry?」とか
「What do you think?」とか
大西先生のまとめ
▶︎大切なのは「何を」話すのか。
そのネタは、やはりこの「定番レシピ」「ラジオ英会話」でしっかりと
吸収しなくてはいけません。
<今回の格言>
日本で英会話 – それは可能(嘉納)治五郎!
これで、
10月号での Q&A Time についてのまとめは終了です。
コメント
大西先生 お世話になってます。 70歳から英語をもう一度習い始めた英会話 伸び盛りの女性です。
2023年4月5日の放送でHow about inviting your parents to dinner?の文ですが
私は英語の文には必ず 主語 動詞が必要と習いました。 この分では主語 動詞はどれになりますか?
大西 菜々さん、質問ありがとうございます。
なお、私は「大西先生」ではなく、
大西先生の番組を見て、聞いて学んだことをブログにしている Key と申します。
大西先生の代わりではありませんが、
答えさせていただきます。
How about の表現は
How about 〜? の形で
「〜はどうですか」という意味で熟語として覚えても大丈夫ですが、
これだと、確かに大西さんのおっしゃるように
主語、動詞がありません。
この表現は、次の形が省略されてできた表現のようです。
How (do you think) about inviting your parents to dinner?
▶︎主語:you 動詞:think
「あなたは両親を夕食に招待することについてどう思いますか。」
この形 – How do you think about …? – が
おそらく頻繁に使われる形であり、
省略してもニュアンスが伝わるようになったので、
How about inviting 〜?
となっていったのだと
思われます。
※このような省略はしばしば英語では起こります。
以上が私の説明です。
少しでも参考になれば嬉しいです。