動詞語形変化を知る⑤表でまとめ

「動詞語形変化を知る」で扱った、
「原形」
「過去分詞」「現在分詞」
「過去分詞」「現在分詞」
について表を用いて、できるだけ簡潔にまとめました。

不規則動詞活用表
原形 現在形 過去 過去分詞形 現在分詞
hit (打つ) hit(s) hit hit hitting
run (走る) run(s) ran run running
hear (聞く) hear(s) heard heard hearing
be (〜である) an / is / are was / were  been being

動詞の語形変化は大きく3つに分けられる

「基本編」で述べたように..

①「原形」は
▶︎「実現していない」を表現する
②「現在形」「過去形」は
▶︎「時」に応じた事実を表現する
③「過去分詞」「現在分詞」は
▶︎「時」には関係なく「動詞と形容詞の2つの働き」を有する
ものなのです。

これを「時」表現に限定して、
確認すると….

「時」表現と語形変化

👉それぞれの「語形変化」が持つニュアンスから次のように使われます。

時表現 ニュアンス 必要な語形変化
「未来」 「まだ実現していない」👉 助動詞+「原形」
「現在」 「現在を含め広く成り立つ状況」👉 「現在形」
「過去」 「現在と切り離された状況」👉 「過去形」
「完了形」 「過去における結果」が及ぼす影響👉  have(has) / had+「過去分詞」

 

また、それぞれの「語形変化」が配置される場所も
比較してみましょう。

語形変化とその「配置場所」

👉「現在形」と「過去形」は、
本来の「動詞としての機能」を持っているので、基本的には主語の後に配置されます。

語形変化 ニュアンス 配置される場所
「原形」 「まだ実現していない」 ①命令文 (文頭)
②「願望・提案・要求」などを表す動詞に
後続する節での動詞
③ 助動詞+「原形」
▶︎その意味のエッセンスだけ ④ to+不定詞 (主語 / 目的語 / 補語 )
「現在形」 「現在を含め広く成り立つ状況」 主語+「現在形」
「過去形」 「現在と切り離された状況」 主語+「過去形」
「現在分詞」 「生き生きとした躍動感」 [動詞の機能]▶︎ be +「現在分詞」(進行形)
[形容詞の機能]▶︎ 名詞の前後に配置
「過去分詞」 基本的には
「過去における結果」
[動詞の機能]
▶︎ be+「過去分詞」(受動態)
▶︎ have (has) / had+「過去分詞」(完了形)
[形容詞の機能]▶︎名詞の前後に配置

このまとめで、
「語形変化」については終了です。

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