仮定法〜④wish や as if を伴う仮定法

「仮定法」の4回目です。

この仮定法については、
①基礎編
②if を用いた仮定法過去
③if を用いた仮定法過去完了
④wish や as if を伴う仮定法
⑤if が出てこない仮定法
⑥仮定法を使った慣用表現
⑦未来に対する仮定法
〜と7回にわたって解説していく予定です。

第4回の今回は、
wish や as if を伴う仮定法」を取り上げていきます。

仮定法の「基本」

wish や as if を使っての「仮定法」なので、
再度ポイントを確認します。これは共通することなので。

一番のポイントは、

仮定法は「事実と反すること」を表現する

ということです。

またその時に用いる動詞の形は、

現在のこと→「過去形」、過去のこと→「過去完了形」

となり、「動詞の時」がずれる、ということも重要なポイントです。

ここから、
①「現在」のことで→仮定法を用いて表現すると→「過去形」を用いるので
👉「仮定法過去」と言い

②「過去」のことで→仮定法を用いて表現すると→「過去完了形」を用いるので
👉「仮定法過去完了」と呼びます。

wishを用いた仮定法

I wish の後に、
仮定法過去(「現在」の時点)
仮定法過去完了(「過去」の時点)
が来ることにより、それぞれの時点で
実現できそうもないこと」を表現することができます。

まずは、それぞれの例文をあげましょう。

① I wish +仮定過去

ex.1  I wish I were a boy again.
「もう一度子供になれるならなあ。」

ex.2  I wish my father had a lot of money.
「父がお金をたくさん持っているならなあ。」」

ex.3  I wish the hard rain would stop.
「激しい雨が止んでくれるならなあ。」

ex.1 は、
「現在」の時点で、
「子供にもう一度なること」は、「実現しそうもないこと」なので、
I wish の後の文で、be動詞を過去形( were ) にして、
仮定法過去にしてます。
👉 if の場合と同じように、仮定法過去で be動詞を用いる
場合は、主語に関わらず were となります。

ex.2 は、
「現在」の時点で、
「父がお金をたくさんもつこと」は、「実現しそうもないこと」なので、
I wish の後の文で、have を過去形( have ) にして、
仮定法過去にしてます。

ex.3 は、
「現在」の時点で、
「激しい雨が止むだろうこと」は、「実現しそうもないこと」なので、
I wish の後の文で、助動詞 will を過去形( would ) にして、
仮定法過去にしてます。
👉 I wish の後には、仮定法過去の場合、
助動詞も過去形にします。( can → could / may → might )

このように、
I wishを用いた仮定法過去」では、
次のようなことがポイントとなります。

①現在の時点で、「実現しそうもないこと」を仮定する時
②I wish の後の文の動詞は、
・be動詞であれば → were(カジュアルな場面では was もあり)
・一般動詞であれば → 過去形
・助動詞であれば → 過去形( would / could / might )  になる。
③これで「〜ならなあ/ ならいいのになあ。」という意味になる

② I wish +仮定法過去完了

・同じく先に例文をあげます。

ex.4  I wish Emi had been at home then.
「エミがその時家にいたならなあ。」

ex.5  I wish I could have flown like a bird.
「鳥のように飛ぶことができたらなあ。」

ex.4 は、
「過去」のある時点で、
「エミが(その時に) 家にいること」は、
「実現しそうもないことだった」ので、
I wish の後の文で、be動詞を過去完了形( had been ) にして、
仮定法過去完了にしてます。

ex.5 は、
「過去」のある時点で、
「鳥のように飛ぶことができる」のは、
「実現しそうもないことだった」なので、
I wish の後の文の、can を過去形にし、過去完了( could have flown ) にして、
仮定法過去完了にしてます。

このように、
I wishを用いた仮定法過去完了」では、
次のようなことがポイントとなります。

①過去のある時点で、「実現しそうもないこと」を仮定する時
②I wish の後の文の動詞は、
・助動詞がない場合は → had +過去分詞
・助動詞がある場合は → would / could / might +have 過去分詞 となる。
③これで「〜だったらなあ / だったらいいのになあ。」という意味になる

おまけ:I hope 〜との違いは?

次の2つの英文の違いが、わかりますか。

(a) I hope (that) you will win the next game.

(b) I wish (that) you would win the next game.

(a)は、hope を使って、「実現する可能性がある」ことを
意味するので、「直説法(現在形、現在形の助動詞を使う)」
を用いています。
👉「皆さんが次の試合に勝つことを願っています。」

(b)は、wish を使って、「実現する可能性がない」ことを
意味するので、「仮定法過去(事実に反する内容の仮定)」
を用いています。
👉「次の試合でみんなが勝てればいいのに。」

すなわち、
I hope 〜は、→「話者がその可能性を信じている」表現
I wish 〜は、→「話者がその可能性を信じていない」表現
であり、それに応じて、
「直説法」「仮定法」が使われている、ということなのです。

as if を用いた仮定法

・as if は、その「形」からも
「もし(if) 〜であれば(あったら)・・・するように(as) 」
という意味になります。
👉だから as if の後の文の作り方は、
if での「仮定法」の作り方と同じです。
※「仮定法」の形がくるので、
当然 as if には「事実と反すること」を空想する、という
ニュアンスがあります。(ここも if と同じですね。)

それでは、例文を見て見ましょう。

ex.1  Tom sings as if he were a rock star.
「トムはロックスターであるかのように歌う。」

ex.2   They look as if they had seen a lot of ghosts.
「彼らはまるでたくさんの幽霊を見たかのように見える。

このように、
◎「現在」の時点で、「事実と反すること」を空想する場合
as if仮定法過去 の形を用い
→「まるで〜であるかのように」という意味になります。

◎「過去」の時点で、「事実と反すること」を空想する場合
as if仮定法過去完了 の形を用い
→「まるで〜であったかのように」という意味になります。

〜となります。

【ちょっと注意!】
ex.3  Emi talked as if she was an alien.
「エミはまるで宇宙人であるかのように話した。」

ex.4  Tom looked as if he had seen a ghost.
「トムはまるで幽霊でも見たかのように見えた。」

※ex.3 も ex.4 も主節の動詞 ( talked, looked ) が
過去形になっています。その場合も、
「同時であれば」→過去形
「それよりも前のことであれば」→過去完了形
を用います。

as if の後ろには現在形がくる場合は・・・

ex.5  You look as if you know each other.
「まるでお互い知っているようですね。」

※ as if の後ろが「仮定法」ではなく、
「現在形」すなわち「直説法」になっていることもあります。
そこには「話者」の「それが事実であるだろう」という
判断があります。

👉 if の文でも、as if の文でも、
その中で「現在形」が使われている(直説法)場合は、
「話者がそれが叶う、真実だと思う、判断する」という
気持ちがあるのです。
ここは要チェック!

 

今回はここまで。

 

「仮定法」に関しては「①」から「⑦」まであります。
下記にリストアップしますので、読みたいものがありましたら
クリックしてください。
①基礎編
②if を用いた仮定法過去
③if を用いた仮定法過去完了
⑤if が出てこない仮定法
⑥仮定法を使った慣用表現
⑦未来に対する仮定法

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