以前、語順についてのお話をしたとき、
5つの成分にも触れました。
まずは、
その確認として「5つの成分」についてです。
5つの成分
・英語の文は、基本的に5つの成分からできており、置く順番も決まっています。
※5つの成分とは、
①主語(「~は」にあたる部分。文の主体)
②動詞(動作や状態を表す。)
③動詞を補足するもの
(目的語や、形容詞・副詞、補語なども含めます。ない時もあります。)
④場所
⑤時
の5つです。
※置く順番も①~⑤の順番です。
③④⑤は、出てこない時もありますが、
基本的には①②(主語と動詞)は、文章の中にあります。
①「主語」+②「動詞」+③「補足するもの」+④「場所」+⑤「時」
👉今回は、主語について詳しく見てみたいと思います。
主語について
<ポイント1> ・主語は、基本的に文頭にくる。
主語の7つのパターン
▶︎主語は「基本的に文頭」にくるものですが、
どんなものが「主語」になるのかを中学校レベルでまとめると
下記のようになります。
①Ken, Bob, Tom and May
ー人に関するもの、または代名詞
②the bag, cats
ー物に関するもの、または代名詞
③特別な意味をもつ it
ー時、天候を示す ( [It] is fine today. や [It]’s three o’clock. など)
④[There] is , are / was. were ~
ー「~があります / ~がありました。」
⑤[It] is fun to play tennis.
ー形式主語:意味的には “to 以降” が主語(テニスをすること)
⑥[Reading books] is fun.
ー動名詞:「~すること」(本を読むこと)
⑦[To read books] is fun.
ー不定詞・名詞的用法:「~すること」(本を読むこと)
基本的には、この7つのパターンが主語になります。
長い主語
ただし、
主語にいろんな説明が加わり、とても長くなってしまい、
どこまでが主語なのかわからなくなる場合もあります。
例えば、
A) The dog in the box is very pretty.
B) The boy playing tennis over there is my brother.
C) The man that I know very well will visit Canada next month.
の3つの英文の主語は何でしょうか。
すぐ答えられますか?
少し、迷ってしまうかも知れませんね。
👉そんな時、どこまでが主語なのかを見極めるポイントがあります。
<ポイント2> ・主語が長い時は、動詞を見つけること
▶︎主語が長くて、わかりづらい時は、まず「動詞」を探してみましょう。
動詞が見つかれば、その「前の部分」がおそらく主語のはずです。
A)では、is が動詞なので、
→ The dog in the box が主語。
“in the box” が説明で「箱の中の犬は」となります。
(「箱の中の犬は」とてもかわいい。)
B)でも、isが動詞なので、
→The boy playing tennis over there が主語。
“playing tennis over there” が説明で、
「向こうでテニスをしている少年は」となります。
(「向こうでテニスをしている少年は」私の兄です。)
C)では、know とwill visit が動詞ですが、
よく見ると≪knowは説明の文の中の動詞≫ですから、
will visitが動詞の部分になります。
→The man that I know very well が主語。
“that I know very well”が説明(関係代名詞)で、
「私がよく知っている男は」という意味です。
(「私がよく知っている男は」来月カナダを訪れる予定です。)
◎「主語」の次には「動詞」が来るという基本原則を活用し、
まずは、「主語」がどこなのかを見極められるようになると、
英文の意味も把握しやすくなります。
今回はここまで。
「5つの成分」はこの他に5つの成分(記事)があります。
どうぞお読みになりたい記事をクリックしてみてください。
5つの成分〜動詞について
5つの成分〜動詞を補足するもの
5つの成分〜場所
5つの成分〜時
5つの成分〜番外編:助動詞
コメント
thererって何ですか?
ご指摘ありがとうございます。
<ポイント1>の
④ “Therer” は “There” の間違いでした。
さっそくブログの記事を訂正させていただきます。