学校英語で英語を使えるようになるのか?①の続きです。
なぜ、彼らは英語を使えるようになったのか。
理由は2つあります。
①言語環境の悪さ
②言語を学ぶ意欲の高さ
の2つです。
英語を使えるようになった2つの理由
具体的に言いますね。
①言語環境の悪さとは・・・
・Native Speaker がいない
・第2言語として英語を話す人がいない
・英語の書物がほとんどない
という状況のことです。
ですから、現在のような
辞書、学習テキスト、音声教材ももちろんなかったわけです。
ということは、
・書物に関して言えば、
「同じ書物を深く、そして繰り返し」学び、
・生の英語(音声教材)に関して言えば、
それと触れる場面そのものが希少価値なので、
今よりもずっと「集中して」聞き取ろうとしていた
はずです。
この学ぶ場面の少なさ、言語環境の悪さが、
「何度も同じもの(教材・題材)を繰り返し、
読み、書き、理解する。
そして、集中して英語を聞き、相手に確認する。」
のような学習状況を生み、逆に言語習得に深みを与えたのです。
②言語をぶ意欲の高さとは・・・
「この言語を学ばなければ、日本は負ける、
やがて外国の属国になってしまう」という
愛国心の高さが、学習意欲の高さになっているのです。
すなわち
・内発的動機・・・愛国心の強さ
・外発的動機・・・諸外国が日本に押し寄せてくる時代
の2つが、意欲の高さの土台だったのです。
学ぶ必要性の高さ
小学校での外国語活動での授業でよく言われるのが、
「その活動の必要性」ですが、
彼らは、自然とその必要性が
高い時代・状況に放り込まれていたのです。
だからこそ、
彼らは「英語を使える日本人」になりえたのです。
それでは、現在の学校英語はどうでしょうか。
次回は、学校英語の状況についてお話します。
「学校英語で英語を使えるようになるのか?」は
「①」から「⑫」まであります。
時間がある方は、下記をクリックをしてどうぞお読みください。
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