21-ラジオ英会話 「語順」のReview ⑩

1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
「語順」の Review をします。
基本的には、
週末に tweet で発信してきたものを、
ブログで、まとめたものです。

今回は第10週 ( 6月 Week 2 )の復習です。

Week 10 の「語順」review

👉今年度は、「話すための英文法」をマスター
英語は「配置の言葉」
– 表現をどのように配置するかが、「意味」を決めます。

基本

👉英語の語順は、
① 基本文形
② 修飾語順規則
によって決まります。

Week 1 から Week 8 までで
その基本学習はひとまず終えました。

英語は「配置の言葉」
修飾語順規則 Week 1 説明ルール 説明は後ろ置き
Week 2 指定ルール 指定は前置き
基本文型 Week 3 他動型 目的語に直接影響及ほす
Week 4 自動型 単なる動作
Week 5 説明型 be動詞文
Week 6 説明型 be動詞文、オーバーラッピング
Week 7 説明型 オーバーラッピング「変化」・go/come
授与型 基礎・さまざまな動詞で授与型
Week 8 授与型 マイナスの授与
目的語説明型 基礎・形容詞/前置詞句

👉この「基本」部分について詳しく確認したい人は下記をクリックしてください。

今月は、基本文型を拡張

👉今週は、今まで学んできた基本文型をすでにおなじみの語句
節・to 不定詞・動詞-ing形・動詞原形・過去分詞 ー を使って、
拡張していきます。

基本文型を拡張
Week 9 主語の拡張 ① to不定詞・動詞-ing形
② that節
③ wh節・if/whether節
目的語の拡張 ① to不定詞
Week 10 ② 動詞-ing形
目的語説明型の拡張 ① 知覚構文
② 使役構文 make
③ 使役構文 have

Lesson 46 目的語の拡張②:動詞-ing形

🔴目的語の位置に置けば目的語
🔴「目的語」の場所に、動詞-ing形も置けます

[Key] Can you stopbrushing your teeth over the kitchen sink】?
※キッチンのシンクで歯磨きをするのはやめてくれますか。
▶︎この文では、
動詞の目的語に動詞-ing形が使われています。
stop it の it のように、名詞を使うのと同じ気軽さで使いましょう。

◎目的語に to不定詞をとる動詞、動詞-ing形をとる動詞
●to不定詞も動詞-ing形もとる動詞
👉 start, like, love, have など
●to不定詞しかとれない動詞
👉want, decide, promise, plan, hope, expect など
これらの動詞を「これから動詞」と言います。(Lesson 44)
動詞-ing形しかとれない動詞
👉
stop, finish, enjoy, consider, imagine, mind など
これらの動詞を「リアリティ動詞」と呼びます。

※「リアリティ動詞」とは….
「リアルで具体的な状況を求める」動詞。そのため、生き生きとした
行為を思い起こさせる動詞-ing形と強く結びつきます。
stop はその代表例。「やめる」ためには何か具体的な状況がなく
てはなりません。そのため動詞-ing形が使われます。

[1] Have you finishedwashing the dishes】?
※お皿洗い終わった?
▶︎ finish も「リアリテイ動詞」具体的な状況でなければ、
「終える(finish)」「楽しむ(enjoy)」ことはできません。

[2] Would you mindopening the window】?
※窓を開けていただけませんか?
▶︎consider, imagine, mind もリアリティ動詞。状況をありありと
具体的に思い描くため動詞-ing形が使われます。
▶︎Would you mind 〜?は丁寧な依頼表現。「〜を気にしますか?」
と相手の気持ちに配慮していることが丁寧さを生み出します。
– opening the window によって「窓を開ける」という具体的な状況
が持ち出されています。

 Lesson 47 目的語説明型の拡張①:知覚構文

🔴目的語と説明語句の間に
「=」あるいは「主語・述語」の関係がある目的語説明型の拡張
🔴知覚構文では、説明語句の部分に、動詞の原形や動詞-ing形が置けます。

🔶目的語説明型とは、Lesson 37 で学習した形
・[Key] Please 【callme『Yuko』】.
※私をユウコと呼んでください。
▶︎この文の call me は、
「私を呼ぶ」- 何と呼ぶのかの説明が Yuko となり、全体で
「私をユウコと呼べ」という意味になります。

[Key] I【sawyou『trying to hide something』】.
※あなたが何かを隠そうとしているのが見えました。
▶︎ここでは
動詞-ing形を並べて「you=trying to hide something が見えた」
となっています。
◎動詞-ing形は「生き生きとした行為」を描写する形。
「あなたが何かを隠そうとしている」その瞬間をとらえた文です。

[1] I【sawyou『try to hide something』】.
※あなたが何かを隠そうとするのが見えました。
▶︎ここでは、動詞の原形を用いています。
◎動詞原形は単に「〜する」。「あなたが何かを隠そうとする」のを見た。
動詞-ing形にある瞬間を写真のようにとらえた感触はなくなります

🔶こうした形は、
see のように知覚を表す動詞と使われることが多いため
知覚構文」と呼ばれます。

[2] I【heard ⇨ him『play the piano』】.
※彼がピアノを弾くのを聞きました。
▶︎hear も知覚構文を構成します。

 

 

 

 Lesson 48 目的語説明型の拡張②:使役構文make

🔴目的語と説明語句の間に
「=」あるいは「主語・述語」の関係がある目的語説明型の拡張
– 今回は make を用いた目的語説明型
🔴目的語説明型に make, have, let を用いた文を特に「使役文」と呼びます。

🔶使役文とは、
– 「〜に … させる」という意味になる文のこと。
▶︎ make を使った使役文には
「(強い力で)〜させる」というニュアンスが感じられます。

{Key} My wife【mademe『join a gym』】.
※妻は私をスポーツジムに入会させました。
▶︎ make を使った目的語説明型の文。この文は、
目的語 me と説明語句 join a gym の間に「=」または「主語・述語」
の説明関係が感じられ、「me が join a gym するのを make した」
という意味。

🔶 make にはなぜ強い力が感じられるのか?
– それはこの動詞が「(力を加えて)作り上げる」イメージを持つから

[1] I’ll【makeyou『happy』】.
※君を幸せにするよ。
▶︎ make you happy には、
さまざまな努力を通じて「you=happy」という状況を作り上げる
けいつが感じられます。

[2] I made it!
※やったー!
▶︎[1] で示したような「努力」を通じて「作り上げる」意識が
I made it! の達成感も生み出しています。

[3] What’s【made you『cry』】?
※何があなたを泣かせたのですか。
▶︎強い力が「you が cry するという状況を作った」感触があります。

 Lesson 49 目的語説明型の拡張③:使役構文have

🔴目的語と説明語句の間に
「=」あるいは「主語・述語」の関係がある目的語説明型の拡張
– 今回は have を使った目的語説明型
🔴目的語説明型に make, have, let を用いた文を特に「使役文」と呼びます。

[Key] I’ll【havehim『call the customer back』】, OK?
※彼に、そのお客さんに電話させますよ、それでいいですか?
▶︎この文は、
「him が call the customer back することを have する」となってます。
この have も「させる」という訳される使役文。

🔶同じ使役文ですが、have は make とは随分趣が異なっています。
– まずは have という動詞の持つ「雰囲気」を説明しましょう 
🔶 have は動作を感じさせない「静かな」動詞

[1] I have a pen.
※私はペンを持っています。 
▶︎ここの have は、
「所有している」、動作ではありません。

[2] Why don’t we have some tea?
※紅茶でもちょっと飲みませんか。
▶︎ここでの have は、
「飲む」- 「ゴクゴクと飲む」わけでなく
「お茶をする」といった「静かな」感触

[3] I’ll【havedinner『ready by eight』】.
※夕食は8時までに用意しますね。
▶︎ここの have は、
目的語説明型。「dinner が ready by eight という状況を
have します」ですが、そこには忙しく準備するような動作
は感じられません。have は至って「静かな」動詞。
キーセンテンスのように「〜させる」と訳させる場合でも同じ。

🔶have の「させる」の具体的なニュアンス
– make の強制的な「させる」とは異なり、have は
「上司ー部下」「教師ー学生」といった「指示を出して当然」
「客ー店員」「患者ー医師」といった「サービスしてもらって当然」
の関係性の中で使います。
▶︎強制することなく、努力することなく単にそうした状況をhaveする
– それが have の「させる」

これで、
Week 10 の「語順」review は終了!

👉 Week 11 では、
「目的語説明型」の拡張の4回目から始まります。(6月14日〜)

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