to 不定詞の副詞的用法の2回目です。
今回は、to 不定詞の注意するべき表現をお話します。
(副詞的に使われていると考えて副詞的用法に分類しました。)
to 不定詞の注意するべき表現
まずは、下記の2つ。
1つが、 too ~ to 不定詞 の構文と
もう1つが、~ enough to の不定詞 の構文です。
① too 形容詞 / 副詞 to 不定詞
この文型は、中3のテキストで必出です。
ただ、しっかりと意味を文の構造を押させておかないと
別な意味になってしまうので、気を付けましょう。
point1 この文型の too の意味
・この文型の too の意味をしっかり押さえれば大丈夫!
ここの too は「~も」ではなく、
→ 「あまりにも~すぎる」という意味です。
ex.1 Ken spoke too fast. [ケンはあまりにも速く話した。]
ex.2 This story is too long. [この物語はあまりにも長すぎる。]
例文を見てもわかるように、この too には、
「あまりにも~すぎて (・・・できない)」の
(・・・できない)と言う意味を含んでいるのです。
ですから、
ex.1 の意味は、
「ケンはあまりにも速く話したので、→理解できなかった」
ex.2 の意味は、
「この物語はあまりにも長くて、→読めなかった、わからなかった」
という意味を既に含んでいるのです。
point2 その too と to 不定詞がつながると
・このように、too の文章には、「~できない」という
意味が既に内包されているので、
→ not がなくても to 不定詞でつなげると
「~できない」という否定の意味になるのです。
つまり、
too 形容詞 / 副詞 to 不定詞
=「あまりにも <形容詞 / 副詞> すぎて、~できない」
という意味になります。
too ~ to の例文を挙げましょう。
① This food is too hot to eat.
(この食べ物はあまりにも熱くて、食べれない。)
② I got up too late to get on the train.
(私はあまりにも遅く起きたので、電車に乗れなかった。)
①は「あまりにも熱くて → 食べれない」
②は「あまりにも遅く起きて → 電車に乗れなかった」というように、
「あまりにも~で・・・できない」という too の意味が
きちんと表現されています。
too ~ to の文に「人が~できない」という表現を加える時
上の①の文に
「この食べ物はあまりにも熱くて、私は食べることができない」と
「私が」のように人を加える時は、③のような英文になります。
③ This food is too hot for me to eat.
→ to eat の主語となるので、そのすぐ前に for をつけて
主語を加えます。・・・for + 人(代名詞であれば目的格) + to 不定詞
つまり、
too 形容詞 / 副詞 for 人 to 不定詞
=「あまりにも <形容詞 / 副詞> すぎて、人が~できない」
という意味になります。
※もちろん、主語と for 人 の人が同じ場合は、
for 人の部分は省略します。
この too ~ to の文では、よく
「別な表現で書き換えなさい。」という問題もよく出ますね。
そこで、
too ~ to の文を so ~ that で表現しよう!
まずは、so ~ that の文を確認しましょう。
so ~ that の文を確認!
先に例文を2つあげます。
④ This problem is so difficult that I can’t solve it.
(この問題はとても難しくて、私には解けません。)
⑤ Emi was so busy that she couldn’t have lunch.
(エミはとても忙しくて昼食を取れなかった。)
so の意味は「とても」で、
that は 文と文をつなげる接着材、ここでは
「~なので」のように意味なります。
注意する点は、that の後ろには文(主語+動詞~)
がやってくるという部分です。
ですから、
so 形容詞 / 副詞 that 主語+動詞~ で
「とても 形容詞 / 副詞 なので、主語 + 動詞だ」
となります。
今回はここまで。
具体的な書き換えのポイントは
次回お話します。
「to 不定詞について〜副詞的用法」は「①」から「④」
まであります。下記にリストアップしてますので、
どうぞ興味のある方はお読みください。
副詞的用法①基礎編
副詞的用法③too〜to と so〜that
副詞的用法④enough
to 不定詞にはその他には4つのカテゴリーがあります。
興味のある方は、下記をクリックしてご覧ください。
👉基本編
👉名詞的用法
👉形容詞的用法
👉その他の表現
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