1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 9 月の第 2, 3 週に放送された「動詞句修飾」についてです。
「動詞句修飾」のまとめ
・ 「文修飾」の次に、「動詞句修飾」について勉強しました。
今回は、その「動詞句修飾」についてまとめてみました。
Lesson 106 動詞句修飾①ー基礎
「動詞句修飾①」ー基礎
※「文修飾」の次は「動詞句」の修飾▶︎「説明」なら後ろに並べるだけ
◎「動詞句」の「説明」をしたい=「動詞句」+「説明」
[Key] Don’t get me wrong.
※私を誤解しないでください。
👉 get me wrong は「間違ったやり方で get me (私のことを理解する)」。ということ。
get me の説明が wrong なので、その後ろに並べただけ。
◎ wrong には wrongly という副詞もありますが、このフレーズでは wrong を使います。
▶︎英語は「配置の言葉」なので、動詞句の後ろにおけば「副詞」の働きをすることは明らかなので、
wrong を用いても大丈夫です。
① He runs / speaks / learns / eats so fast. <彼は / 走る / 話す / 学ぶ / 食べるのがすごく速い。> -「説明したい」の意識で、後ろに so fast。 |
② I told you repeatedly. <あなたには繰り返し言いましたよね。> You guys will do fine. <あなた方は、うまくするでしょう。> Think different. <人と違った考え方をしなさい。> Come quick. <急いで来なさい。> – fine, different, quick は「形容詞」としても使われますが、ここでは全部動詞句の説明 ーつまり「副詞」です。「配置」がその言葉の働きを決めるのです。 |
Lesson 107 動詞句修飾②ーフレーズで説明
「動詞句修飾②」ーフレーズで説明
※「動詞句」の修飾▶︎「説明」なら後ろに並べるだけ
◎ Lesson 106「基礎」では、「1単語」が「説明」でしたが、
-「フレーズ」ひとかたまりも「動詞句」を説明することができます。
[Key] We need to handle this matter with care.
※私たちは、この問題に慎重に対処する必要があります。
👉動詞句 handle this matter を with care という複数語から成るフレーズで説明してます。
① I went there by bus / train / car. <私は、そこにバス / 電車 / 車で行きました。> – by 〜 は「手段・方法」を表すフレーズ。 |
② Do it as I told you. <私が言ったようにやりなさい。> Keep it as it is. <それはそのままにしておいて。> – as は「=」を表します。 |
③ Fold your paper the way I showed you / the way I did / the same way. <私があなたに示したやり方で / 私がやったように / 同じように、紙を折りなさい。> – way は「やり方・方法」- カタマリで動詞句を説明します。 |
Lesson 108 動詞句修飾③ー動詞 -ing形で説明
「動詞句修飾③」ー動詞 -ing形で説明
※「動詞句」の修飾▶︎「説明」なら後ろに置くだけ
◎「動詞 -ing形」も動詞句の後ろに置いて、「説明」することができます。
[Key] You need to enter our password using the keypad.
※あなたは、キーパッドを使ってパスワードを入力する必要があります。
👉動詞句 enter your password の後ろに using the keypad – 何をしながら enter your password
するのか、その説明をしています。
① I don’t want to spend all morning setting it up. <午前中ずっとその設定に時間を費やしたくはありません。> – spend all morning の説明が setting it up となっています。 |
② I was busy cooking dinner. <私は夕食をしながら、忙しくしていました。> – was busy をその内容 cooking dinner で説明。 |
③ I stayed up late watching TV. <私はテレビを見ながら、遅くまで起きていました。> – stayed up late の内容説明が watching TV となっています。 |
Lesson 109 動詞句修飾④ー過去分詞で説明
「動詞句修飾④」ー過去分詞で説明
※「動詞句」の修飾▶︎「説明」なら後ろに置くだけ
◎「過去分詞(「受動〜される」の意味関係を表す形)」も動詞句の後ろに置いて、「説明」することができます。
[Key] He left the band a bit disappointed.
※彼は、少しがっかりしてバンドを去りました。
👉この文は left the band の様子を a bit disappointed が説明し、「少しがっかりしてバンドを
去った」となります。
① We got home exhausted. <私たちは、疲れ切って家に着きました。> – exhausted は「疲れきって」exhaust の過去分詞。 |
② I woke up rejuvenated. <私は、元気を回復して目覚めました。> – woke up の様子を rejuvenated が説明。 |
③ He arrived excited to see me. <彼は、私と会うのでウキウキしながら到着しました。> – arrived の内容を excited 以下で説明。 |
Lesson 111 動詞句修飾⑤ーto 不定詞で説明(目的)
「動詞句修飾⑤」ー to 不定詞で説明(目的)
※「動詞句」の修飾▶︎「説明」なら後ろに置くだけ
◎「to 不定詞」も動詞句の後ろに置いて、「説明」することができます。
– どのような「説明」を行なっているかは文脈でケースバイケース。ここでは「目的」の説明
{Key] He went to England to learn English and other things.
※彼は、英語とそのほかのことを学ぶためにイングランドに行きました。
👉ここでは「イングランドに行った」の説明ですから、「何のため?」と「目的」の説明が
最適です。
① I came here to learn. <私は、学ぶためにここに来ました。> – came here を説明する意識で to learn を続けます。 |
② I meditate in order to reduce stress. <私は、ストレスを減らすために瞑想します。> – ここでは「目的」だと明示するために、in order to 〜 が使われています。 |
③ Be careful so as to avoid mistakes. <ミスを避けるために注意しなさい。> – so as to 〜 も「目的」を明示するためのフレーズ。 |
Lesson 112 動詞句修飾⑥ーto 不定詞で説明(感情の原因)
「動詞句修飾⑥」ー to 不定詞で説明(感情の原因)
※「動詞句」の修飾▶︎「説明」なら後ろに置くだけ
◎「to 不定詞」も動詞句の後ろに置いて、「説明」することができます。
– どのような「説明」を行なっているかは文脈でケースバイケース。ここでは「感情の原因」の説明
[Key] I‘m excited to start my new year in university.
※私は、大学で新しい学年を始めることにわくわくしています。
👉ここでは、am excited という「感情」を表現して、その後に「どういった理由で?」と
その「原因」を説明しています。
① Pleased to meet you. I’m Olivia. <お会いできてうれしく思います。オリビアと申します。> – please の原因が to 以下。日常よく使われる表現。 |
② She‘s embarrassed to be late. <彼女は、遅刻したことを恥ずかしく思っています。> – is embarrassed の感情の原因が to be late。 |
③ I‘m frustrated to have to start over. <私は、最初からやり直さなければならなくて、フラストレーションがたまっています。> – to の後ろに have to を置き、to 不定詞として用いることもできます。 |
Lesson 113 動詞句修飾⑦ーto 不定詞で説明(結果)
「動詞句修飾⑦」ー to 不定詞で説明(結果)
※「動詞句」の修飾▶︎「説明」なら後ろに置くだけ
◎「to 不定詞」も動詞句の後ろに置いて、「説明」することができます。
– どのような「説明」を行なっているかは文脈でケースバイケース。ここでは「結果」の説明
{Key] Did you always know you would grow up to be a famous writer?
※あなたは、自分が大人になったら有名な作家になるとずっとわかっていたのですか?
👉ここでは、would grow up の説明ですから、「育ってどうなったのか?」という
「結果」の説明が最もピッタリです。
① We got to know each other quickly. <私たちは、短い時間でお互いのことを知るようになりました。> – get to 〜は「〜するようになる・〜する機会を得る」get の「動き」と「到達」が 組み合わされたフレーズで「結果」を表します。 |
② We opened the box to find it was empty. <私たちはその箱を開けて、それが空だとわかりました。> – 「結果」の to 不定詞では、find を用いて、予期せぬ出来事の遭遇を表現できます。 |
③ She applied for a job only to be rejected. <彼女は仕事に応募しましたが、不採用になっただけでした。> -「落胆の結果」を表す only to 〜(〜しただけだった) もよく使われます。 |
④ I left my hometown, never to return. <私は故郷を離れ、二度と戻りませんでした。> – never to 〜(そして二度と〜しなかった)という言い回しも「結果」を表します。 |
Lesson 114 動詞句修飾⑧ーto 不定詞で説明(判断の根拠)
「動詞句修飾⑧」ー to 不定詞で説明(判断の根拠)
※「動詞句」の修飾▶︎「説明」なら後ろに置くだけ
◎「to 不定詞」も動詞句の後ろに置いて、「説明」することができます。
– どのような「説明」を行なっているかは文脈でケースバイケース。ここでは「判断の根拠」の説明
[Key] You must be rich to drive such a nice car.
※こんなすてきな車に乗っているなんて、あなたはお金持ちに違いありません。
👉この文の to 不定詞は「判断の根拠」。動詞句は must be rich と話し手の判断を含んでおり、
その根拠の説明が to 不定詞 to drive such a nice car となっているのです。
① He must be brave to say such things. <そんなことを言うなんて、彼は勇敢に違いない。> – must be brave の「根拠」が to 以下。 |
② You must be crazy to believe that. <そんなことを信じるなんて、あなたは気が変であるにちがいありません。> – must be crazy の「根拠」が to 以下。 |
③ Who are you to tell me what to do? <私は何をするべきか言うなんて、何様のつもり?> – これは応用形。to 以下を行うのは、相手が自分に対してどんな判断をしているのかということ。 who are you は「あなたは誰=何様のつもり?」 ※ Who do you think you are to 〜?「〜するなんて自分を誰だと考えているのか=何様のつもり?」と言う言い方もあります。 |
これで、「動詞句修飾」について終了です。
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