入試センター試験2019④第2問B

センター試験の4回です。

今回は、
第2問の B を見てみましょう。

B:英文の「並び替え」問題

次の問い(問1~3)においてそれぞれ下の①~⑥の語句を並べかえて空所を補い、最も適当な文を完成させよ。解答は【18】~【23】に入れるものの番号のみを答えよ。

問1
Yukio:DId you hear that a new entrance ID system will be introduced
next month?
Lucas: Really? Do we need it? I (        ) (  【18】 )  (         ) (          )
(  【19】  )  (         )  to replace the current system.

① cost  ② how  ③ it  ④ much  ⑤ will  ⑥ wonder

問2
David:What’s the plan for your trip to England?
Saki: I’ll spend the first few days in London and then be in Cambridge
(         ) ( 【20】 ) (          ) (          ) ( 【21】 ) (          ).

① for  ② my  ③ of  ④ rest  ⑤ stay  ⑥ the

問3
Junko:The party we went to last night was very noisy. My throat is still sore
from speaking loudly the whole time.
Ronald:Yeah. It can sometimes (           ) ( 【22】 ) (            ) (           )
( 【23】 ) (         ) in such a crowded place.

① be  ② difficult  ③ heard  ④ make  ⑤ to  ⑥ yourself

Bの模範解答~問題をやってから確認しましょう

それでは、先に解答を提示します。

B の解答・・・それぞれの組み合わせができて4点(計12点)

問1【18】-2 【19】-5    問2【20】-6 【21】-2    問3【22】-2  【23】-6

第2問 B の解説

並び替え問題を解く場合のステップは、
①文の種類の確認(肯定文、否定文、疑問文、命令文、感嘆文等)
②英文の基本的な構成要素を確認(特に主語、動詞)
の2つで、この2つを押さえたら、
後は「並び替えのパーツ」を見て、
③どのような表現を使うのか
ーを考えることです。今回はそれほど難度の高い問題ではないので、しっかり落ち着いて考えればできると思います。

それでは、1問ずつ解説していきましょう。

〇問1
Yukio:DId you hear that a new entrance ID system will be introduced

next month?
Lucas: Really? Do we need it? I (        ) (  【18】 )  (         ) (          ) 
(  【19】  )  (         )  to replace the current system.

① cost  ② how  ③ it  ④ much  ⑤ will  ⑥ wonder

【注目する文】
・「ルーカス」が最後に言っている「赤い下線」の英文に注目します。
・この文の種類は、→「肯定文」です。
・主語は I なので、次の (         )には、助動詞か動詞が来なくていけません。

【会話のポイント】
・「ユキオ」は、「新しい入場ID」について話題を提供しています。
・「ルーカス」は、そのことを知らなかったようで、「ユキオ」に対して、それが必要なのかを聞いてからの、一言になっています。

【並べ替えの英文】
・選択肢から、 「I」の次には、助動詞であれば will、動詞であれば wonder か
cost が来ます。
・次は助動詞が来るとしたら、I – will cost か I – will wonder になって表現としておかしいので、助動詞は来ないことがわかります。
▶︎ここから、動詞は wonder で I wonder の英文であることがわかります。
( I cost は明らかにおかしいので)
・how と much があるので、おそらく how much でひとかたまり。
・I wonder の後の節の主語となるのは it しかありませんし、先ほど使わなかった助動詞 will と動詞を使って、it will cost とひとかたまりになります。
👉ここまでで、I wonder / how much / it will cost の3つ意味のあるかたまりであることがわかります。
▶︎ここから問題文の意味が「現在のシステムから切り替えるのにどのくらいかかるのだろうかと思う。」となることが予測つきます。
👉 I wonder で始まる how much から始まる間接疑問文を作ります。
▶︎ I wonder +「how much 主語+動詞〜」
◎赤い下線の部分:I wonder how much it will cost to replace the current system. ( 6 – 2 – 4 – 3 – 5 – 1 )

【会話の意味】
ユキオ:来月新しい入場IDが導入される予定になっていることを聞きました?
ルーカス:本当?それって必要なの?現在のシステムから切り替えるのにどのくらい費用がかかるのかなと思う。

〇問2
David:What’s the plan for your trip to England?
Saki: I’ll spend the first few days in London and then be in Cambridge
(         ) ( 【20】 ) (          ) (          ) ( 【21】 ) (          ).

① for  ② my  ③ of  ④ rest  ⑤ stay  ⑥ the

【注目する文】
・「サキ」が言っている「赤い下線」の英文です。
・この文の種類は、→「肯定文」です。
・直前の英文の主語と助動詞は同じです。
→ then be = (I’ll ) be in Cambridge 〜

【会話のポイント】
・「ディビット」が「サキ」のイングランド旅行の計画について聞いています。

【並べ替えの英文】
・「サキ」の発言の最初の英文の、the first few days in London の first
がポイントとなります。
▶︎ the first few days in London:最初の数日はロンドンで(過ごします)
・この英文の後に、今度は「ケンブリッジ」が出てきて、その後の並べ替えに
rest があることがから、「並べ替えの部分」は、「私の滞在の残りの間は」と
なればいいようです。
( ・rest【名】残り ・stay【名】滞在:動詞だと英文が成立しません)
▶︎残りの間:for the rest of 〜 を使って表現するとOK
※赤い線の部分:then be in Cambridge for the rest of my stay
( 1 – 6 – 4 – 3 – 2 – 5 )

【会話の意味】
ディビッド:イングランド旅行の計画はどうなの?
サキ:最初の数日はロンドンで過ごして、それから残りの滞在日の間はケンブリッジにいる予定です。

〇問3
Junko:The party we went to last night was very noisy. My throat is still sore
from speaking loudly the whole time.
Ronald:Yeah. It can sometimes (           ) ( 【22】 ) (            ) (           )
( 【23】 ) (         ) in such a crowded place.

① be  ② difficult  ③ heard  ④ make  ⑤ to  ⑥ yourself

【注目する文】
・「ジュンコ」が昨日「ロナルド」と一緒に言ったパーティについて話ています。
▶︎パーティがうるさくて、大声で話して喉が痛いようです。
・その発言に応えた「ロナルド」の会話がポイントとなります。
・この文の種類は、→「肯定文」です。

【会話のポイント】
・会話から、「ロナルド」が「ジュンコ」の発言に対して、「それは大変だね」のような同意する内容だと予測できます。

【並べ替えの問題】
・It can sometimes と、助動詞の can があるので、最初の単語は
「動詞の原形」である be か make が来ることがわかります。
・その他の並べ替えの単語を見ると to もあることから、
It is 形容詞+to 動詞の原形〜 の形式主語の英文であることが予測できます。
→ (It can sometimes) be difficult to 〜
・to の後ろには動詞の原形が来るので、残りの動詞の原形 make を使います。
→ (It can sometimes) be difficult to make 〜
・残った単語は heard と yourself なので、make A B (A を B の状態にする)を使うといいようです。
※赤い下線の部分:It can sometimes be difficult to make yourself heard in
such a crowded place.  ( 1 – 2 – 5 – 4 – 6 – 3 )

【会話の意味】
ジュンコ:昨夜私たちが行ったパーティはとても騒がしかった。私の喉はずっと大声で話していたので今も痛いわ。
ロナルド:そうだね。あんなに混雑した場所で自分自身の声が聞こえるようにするのは時には難しいこともあるよね。
・the party we went to last night:昨夜私たちが行ったパーティ
・sore:痛い(炎症を起こした)

 

今回はここまで。

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