副詞②〜「場所」

副詞の2回目。
前回の「基礎編」で、
副詞をその意味で、大きく5種類に分類しました。
▶︎「場所」「時」「様態」「頻度」「程度」

今回は、
そのうちの、
「場所」を取り上げます。

「場所」を表す副詞

・「場所」を表す副詞は、
その「動作」がどこで行われたのか、または
その「状況」がどこにあるのか、を示すものです。

▶︎1語で「場所」を示す副詞には下記のようなものがあります。
・here:ここで、ここに(近くに場所)
・there:そこで、そこに(遠くの場所)
・abroad:海外で、海外に
・home:家で、家に
・downstairs:階下で、階下に
・upstairs:階上で、階上に
〜などがあります。

▶︎前置詞との組み合わせで、2語以上で「場所」を示すこともできます。
・in+場所:〜の中で、中に(空間的に広い場所)
・at+場所:〜で、〜に(点状の狭い場所)
・on+場所:〜の上で、上に(接触していることを示す)
・near+場所:〜の近くで、近くに(距離的な近さ)
・from +場所:〜から(出発点を示す)
・to +場所:〜へ(到着点を示す)
など、前置詞との組み合わせで様々な表現をすることができます。

「場所」に関する表現についてもっと詳しく確認したい方は、
下記をクリックしてご覧ください。

「場所」をさらに詳しく表現する場合

▶︎「場所」を「さらに詳しく」言いたい場合は、
「小さい場所」から先に表現します。

ex.1 Tom wants to live in a small house near the sea.
(トムは海の近くの小さな家に住みたい。)
👉in a small house と先に「小さい場所」を言い、
その後に、さらに near the sea とそれより「大きい場所」で説明を加えます。
・(in) a small house < (near) the sea

ex.2 Emi moved to New York in the USA.
(エミはアメリカのニューヨークに引っ越した。)
👉to New York と先に「小さい場所」を言い、
その後に、さらに in the USA とそれより「大きい場所」で説明を加えます。
・(to) New York < (in) the USA

ex.3 I was born here in Aomori.
(私は青森県のここで生まれた。)
👉here と先の「ここ」と指しながら、
その後に、それを具体的に「大きな場所」で説明を加えます。
※ここでは、here = in Aomori のニュアンスで話しています。
・here < (in) Aomori

気をつけよう、home と abroad

▶︎「場所」を示す副詞で一番間違われるのは、
home と abroad です。

どちらも、副詞なのでその前には「前置詞」は必要ありません。

ex.1  I want to go abroad in the future.
(私は将来海外に行きたい。)
👉❌ I want to go to abroad in the future.  :to は必要ありません

ex.2  Please come home by five o’clock.
(5時までには帰宅しなさい。)
👉❌ Please come to home by five o’clock.:to は必要ありません

※これは、
abroad が「海外」、homeが「家」という名詞と勘違いしているために
起こるミスです。

おまけ:home について

▶︎ home に関しては、
「名詞」で「家」という意味もあります。

その場合も、
ex.2 であれば、
Please come to my home by five o’clock. とならなくてはいけません。

この「名詞の home」 には関しては、
at home :在宅して、家に
〜という熟語もあるため、「副詞の home」が勘違いして使われることが
特に多いようです。

here, there にも注意

▶︎home と abroad と同じように、
here, there も「思わず前置詞をつけて」使ってしまう副詞です。
気をつけましょう!

◎ come here 👉 ❌come to here:to は必要ありません
◎ go there    👉 ❌go to there:to は必要ありません

※これも、
here を「ここ」、thereを「そこ」のように
「名詞」と勘違いして使っているためだと思われます。

「場所」の副詞を置く場所

▶︎「場所」と「時」を表す部分(副詞)は、
「様態」「程度」「頻度」を表す副詞と違い、
文を成立させる5つの「成分」として扱われるのが普通です。

5つの成分とは

▶︎英語の文は、基本的に5つの成分からできており、置く順番も決まっています。
※5つの成分とは、
①主語(「~は」にあたる部分。文の主体)
②動詞(動作や状態を表す。)
③動詞を補足するもの(目的語や、形容詞、副詞、補語なども含めます。ない時もあります。)
④場所
⑤時
の5つです。

置く順番も①~⑤の順番です。
③④⑤は、出てこない時もありますが、
基本的には①②(主語と動詞)は、文章の中にあります。

①「主語」+②「動詞」+③「補足するもの」+④「場所」+⑤「時」

👉「副詞①〜基礎編」でも取り上げたように、
副詞の修飾の仕方は、前置方法と後置方法が基本なのですが、
「場所」と「時」の副詞を置く場所に関しては、
この順番が基本となります。

「場所」を表す副詞は④の場所に置く

▶︎「場所」を表す副詞は、
5つの成分では、上記の④の場所に置くことになります。

👉④の場所とは、
③「動詞を補足するもの」の後です。
※これを正確に表現すると、
「動詞が自動詞の場合は▶︎その直後、他動詞の場合は▶︎目的語の直後」となりますが、
①「主語」+②「動詞」+③「補足するもの」+④「場所」+⑤「時」
の「成分」の順番を覚えた方が、わかりやすいと思います。

ex.1 Akira met her at the cafe in Ginza
(アキラは銀座のカフェで彼女に会いました。)
👉これを①〜⑤の成分で表記すると
[Akira ①]+[met ②]+[her ③<目的語>]+[at the cafe < in Ginza ]となり
「場所」を示す部分が、③の「補足するもの」の後にやってきます。

ex.2 We went to Sapporo last summer.
(私たちは去年の夏札幌に行きました。)
👉これを①〜⑤の成分で表記すると
[We ①]+[went ②]+[to Sapporo ④]+[last summer ⑤] となり
「場所」を示す部分が、②の「動詞」の後にやってきます。
※ここでは③の「補足するもの」がありません。(動詞が自動詞です)

おまけ「5つの成分」の順番も「前置方法」「後置方法」から

◎「副詞①〜基本編」で述べた、
副詞の2つの修飾の仕方(形容詞の修飾の仕方と同じですが)である、
「前置方法」「後置方法」は、
英語の語順(5つの成分の順番)にも当てはまります。

👉①主語は、
その文の主体を「限定」するものなので、前置きします。
▶︎前置方法

👉②動詞は、
①の主語が、「何をするのか」その動作を、「説明」するので、後置きします。
▶︎後置方法
※be動詞の場合は、「=」である関係を示すだけです。

👉③補足するものは、
②の動詞が、その動作が「何に影響を与えるのか」、「説明」するので、後置きします。
▶︎後置方法
※動詞が be動詞の場合は、「=」の関係にあるものが置かれます。

👉④場所は、
②の動詞が、「動作」を説明するので、その動作が「どんな方向に行くのか」を、
「説明」するので、後置きします。
▶︎後置方法
※動詞が be動詞の場合は、主体の「位置」を説明します。

👉⑤時は、
最後に「時」を説明するので、後置きします。
▶︎後置方法

このように、
主語で「限定」していて、順番に「説明」を加えていくと、
①〜⑤の順番が完成していき、これが、英文の成分を置く順番となるわけです。

前置方法、後置方法恐るべし、ですね。

今回は、ここまで。

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