今回から、2学年の「3学期に押さえたいポイント」という
テーマでお話していきます。
まず最初に、今までお話してきたポイントを列記します。
2年生は、1学期では、
ポイント1 過去の表現
ポイント2 未来の表現
ポイント3 There is / are ~.の表現
ポイント4 過去、未来の表現を用いた自己表現活動
ポイント5 助動詞の活用
2学期では、
ポイント1 to不定詞の表現
ポイント2 動名詞の表現
ポイント3 目的語を2つとる動詞
ーを扱ってきました。
そこで、今回3学期では、
ポイント1 比較について①同程度の表現
ポイント2 比較について②比較級
ポイント3 比較について③最上級
を取り上げます。
2学年、3学期の最初は、
比較の第1回目として ①同程度の表現 について取り上げます。
ポイント1 比較について①同程度の表現
一番基本的なものとして、as ~ as の表現があります。
まず、この表現を確認しましょう。
as 〜 as の表現
2つのものや人を比べて、同程度の場合は、as 〜as の表現を用います。
as 形容詞/副詞 as +【比較される対象】
ここで注意したいのは、
「形容詞」と「副詞」の部分です。
※意外と生徒は「形容詞」の用例は使えるのですが、「副詞」の場合は
しっかりと理解していない場合もあるので、説明も必要だと思います。
・形容詞とは
-基本的に日本語では「~い」で終わる名詞を説明する言葉
☞high, tall, long, beautiful, cold, large
・副詞とは
-基本的に日本語では「~く」で終わる名詞以外のものを説明する言葉
☞fast(速く), well(上手に), hard(一生懸命に), early(早く)など
このような「形容詞」や「副詞」を as ~ as で挟みこむことで、
「同じくらい~だ」という意味になります。
そして、もし時間があれば、
「形容詞」と「副詞」の場合の、肯定文、否定文、疑問文の例文も示せば、
ほぼ基本を押さえることはできると思います。
以下は、肯定文、否定文、疑問文の例です。
as ~ as の肯定文
as 形容詞 / 副詞 as 【対象】☞【対象】と同じくらい 形容詞 / 副詞 だ
ex.1 English is as difficult as math.・・・形容詞 difficult「難しい」の場合
(英語は数学と同じくらい難しい。)
ex.2 I can run as fast as you.・・・副詞 fast「速く」の場合
(私はあなたと同じくらい速くはしることができる。)
as ~ as の否定文
not(~)as 形容詞 / 副詞 as 【対象】☞【対象】ほど 形容詞 / 副詞 ではない
ex.1 Ken is not as tall as Tom.・・・形容詞 tall「背が高い」の場合
(ケンはトムほど背が高くない。)
ex.2 I can‘t swim as well as Emi.・・・副詞 well「うまく」の場合
(私はエミほどうまく泳げない。)
※as ~ as の否定文は、「~ほど・・・でない」という意味になるので気を付けましょう。
as ~ as の疑問文
それぞれの肯定文を疑問文の形にします。
ex.1 Is Tim’s bike as new as Bob’s?・・・形容詞 new「新しい」の場合
(ティムの自転車はボブのものと同じくらい新しいですか。)
ex.2 Does John get up as early as his mother?・・・副詞 early「早く」の場合
(ジョンは彼の母と同じくらい早く起きますか。)
ここまで基本を押さえたら、
as ~ as を用いた別な表現まで範囲を伸ばしたいところです。
①「~のX倍・・・だ」という表現
☞ X times as ・・・as ~
ex.1 This river is three times as long as that one.
(この川は、あの川より3倍の長さだ。)
ex.2 This moutain is half as high as that one.
(この山は、あの山の半分の高さだ。)
※as ・・・as ~ の表現で、「x倍だ」という時は、 → as ・・・as の前に X times をつけるとよい。 ・2倍= twice as ・・・as ~ ・4倍= four times as ・・・as ~ ・半分= half as ・・・as ~ |
②「できるだけ早く」という表現
☞ as soon as possible / as soon as ~ can
ex.1 I will go back home as soon as possible.
(できるだけ早く家に帰ります。)
ex.2 Call me back as soon as you can.
(できるだけ早く折り返し電話をください。)
※もともとは「as ・・・as possible / ~ can」の表現ですが、
中学校のレベルでは読み物資料にこの表現が出てくる程度なので、
触れるのであれば、この表現に限定してしまった方がいいと思います。
③「~と同じ」という表現
☞ the same ( as ~ )
ex.1 This car is the same as mine.
(この車は私のものと同じです。)
ex.2 This book is the same as that one.
(この本はあの本と同じです。)
※as ・・・as と the same as ~ との違いは、
ーas ・・・as は、その間に「形容詞か副詞」を置きますが、
ーthe same as ~ の場合は、~の部分に「名詞」が来ます。
今回はここまで。
「2学年の3学期に押さえたいポイント」は「①」から「③」
まであります。下記にリストアップしますので、興味のある
ものがありましたら、クリックしてご覧ください。
②比較〜比較級
③比較〜最上級
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