why の2回目です。
前回は、why に対する答え方には、2種類あり、
1つは、because による答え方と、もう1つは
不定詞の副詞的用法による答え方ですと、
お話しました。
whyの勉強なのですが、
今回は、まず最初に、
簡単に不定詞についてお話したいと思います。
(後日「不定詞」については、別にできるだけ
詳しくお話します。)
不定詞の3つの使い方
まず、不定詞とは何か。
不定詞(または to不定詞ともいいますが)の形は、
to +動詞の原形 ~
という形で、それが使われ場所や役割に応じて、
名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法という
3種類の使い方がある
というものです。
1.名詞的用法 「~すること」
まずは、名詞的用法という使い方です。
名詞的用法は、名前通り、動詞を
「名詞」と同じような使い方をする表現方法です。
動詞を「名詞」のように、ですから
基本的には「~(動詞)すること」という意味になります。
ex.1 to play basketball :バスケットをすること
ex.2 to study English:英語を勉強すること
ex.3 to be a teacher:先生になること
このような使い方をするので、
英文の「主語」や「目的語」の場所で
よく使われます。
(「補語」としても出てくることはあります。)
例文1 I like to play basketball. like の目的語として
<私はバスケットをすることが好きです。>
例文2 To study English is difficult for me. 主語として
<英語を勉強することは、私にとって難しい。>
例文3 Tom wants to be a teacher. want の目的語として
<トムは、先生になることを欲する → 先生になりたい。>
2.形容詞的用法「~するための」
次は形容詞的用法です。
形容詞的用法も、名前通り、名詞を
「形容詞」のように説明する表現方法です。
形容詞のように名詞に説明を加えるは、
基本的は、「名詞」+ to 不定詞 のような形で、
「~するための+名詞」という意味になり、
後ろから名詞に説明を加えます。
ex.1 time to play:遊ぶための時間 → 遊び時間
ex.2 time to study:勉強するための時間 → 勉強時間
ex.3 something to drink:飲むための何か → 何か飲むもの
例文1 I don’t have time to play.
<遊び時間がない。>
例文2 We need time to study.
<私たちは勉強時間が必要だ。>
例文3 Do you have something to drink?
<何か飲むものはありますか。>
3.副詞的用法「~するため」
最後が、副詞的用法です。
副詞的方法とは、わかりやすく言うと
「理由」を表現する方法です。
「理由」を表すのですから、
「~するために」のような意味になり、
たいていは、文末に付け加えられます。
ex.1 to study English:英語を勉強するために
ex.2 to play tennis:テニスをするために
ex.3 to see a doctor:お医者さんに診てもらうために
例文1 I want to go to the USA to study English.
<英語を勉強するためにアメリカへ行きたい。>
例文2 Let’s go to the park to play tennis.
<テニスをするために公園へ行こう。>
例文3 Emi needs to go to the hospital to see a doctor.
<エミはお医者さんに診てもらうために病院へ行く必要がある。>
不定詞の副詞的用法とwhyの疑問文
それでは、不定詞の副詞的用法を用いた文で、whyの疑問文を作ってみましょう。
① Keisuke went to Spain to play soccer.
※下線部をたずねる英文をつくりなさい。
→ 下線部 “to play soccer” で「理由・目的」を表しているので
「理由」をたずねる why を用います。
→ 仮に to play soccer の部分に why を置きます。
→ Keisuke went to Spain why. (仮の形)
→ 疑問文をつくります。
(went は go の過去形なので、did が隠れています。)
→ Did Keisuke go to Spain why? (仮の形)
→ why を一番前に移動させます。
Q:Why did Keisuke go to Spain?
(なぜケイスケはスペインに行ったのですか。)
※上記の英文に答えなさい。
→ 主語は Keisuke なので、代名詞 he を使います。
→ did と go があるので、go の過去形 went を使います。
→ to Spain の代わりに there を使います。
→ He went there ~.
→ 新しい情報は、”to play soccer” なので、thereの後に置きます。
A:He went there to play soccer.
短い答え方:To play soccer.
② Bob plays the guitar to make the world happy.
※下線部をたずねる英文をつくりなさい。
→ 下線部 “to make the world happy” で、「理由・目的」を表してるので
「理由」をたずねる why を用います。
→ 仮に to make the world happy の部分に why を置きます。
→ Bob plays the guitar why. (仮の形)
→ 疑問文をつくります。
(plays の s で、does が隠れているのがわかります。)
→ Does Bob play the guitar why? (仮の形)
→ why を一番前に移動させます。
Q:Why does Bob play the guitar?
(なぜボブはギターをひくのですか。)
※上記の英文に答えなさい。
→ 主語が Bob なので、代名詞 he を使います。
→ does があるので、play に -s をつけて使います。
→ He plays the guitar ~.
→ 新しい情報は、”to make the world happy” なので、guitar の後に置きます。
A:He plays the guitar to make the world happy.
短い答え方:To make the world happy.
◎play the guitar は “play the 楽器” で「楽器を演奏する」という
意味になる熟語なので、代名詞にはしません。
今回は、ここまで。
「WH疑問文について〜why」は「①」から「③」まであります。
下記にリストアップしますので、興味のある方はクリックして
お読みください。
why①基礎編
why③慣用表現
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