関係代名詞について~基本編

今回から 冬期講習~「関係代名詞について」
お話していきます。

よろしくお願いします。

まずは、「関係代名詞」とは何かについて。

関係代名詞って何?

・関係代名詞とは何か?
その名前をきちんと見ると、「関係代名詞」の役割がわかるようになっています。

すなわち
①前にある『名詞』と関係づけて、②代名詞の働きもする接着剤のことなのです。
簡単に言うと、
「前にある名詞に説明を加えるための接着剤」です。

の「前にある『名詞』と関係づけて」とは・・・
説明が加えられる「名詞」のこと。文法的には「先行詞」と言います。
の「代名詞の働きもする」とは・・・
加えられた説明文の中の「代名詞」の代わりの働きもするという意味です。

具体的な例を挙げて、説明します。
the boy という「名詞」があって、
それと関係づけて、
He is running in the park. という説明を加えようとします。

the boy・・・He is running in the park.

the boy He は同じ人です。
そこで He is running in the park. という説明を加える【接着剤(関係代名詞)】として、
who をその間に挟み込みます。

the boy who ( he ) is running in the park
※この【接着剤(関係代名詞)】he という代名詞の働きもするので
he はなくなり、

the boy who is running in the park 公園を走っている少年
という表現ができます。

このような働きをする who 【接着剤】を関係代名詞と呼びます

このようにできあがった the boy who is running in the park は、
結局「少年」のことなので、文の中では様々な場所に現れます

ex.1 The boy who is running in the park is Ken.  (主語の場合)
公園で走っている少年は、ケンです。)
ex.2 Do you know the boy who is running in the park?   ( know の 目的語
(あなたは公園で走っている少年を知っていますか。)
ex.3 Look at the boy who is running in the park.   ( at の目的語)
公園で走っている少年を見なさい。)

名詞に対する「修飾の仕方」の基本

このように見ていくと、
関係代名詞は、結局
「名詞」に対する説明の加えた方→修飾の仕方の1つであることがわかります。

そこで、名詞の修飾の仕方の基本を確認します。
(この部分は、「3学年の2学期に押さえたいポイント②」でも扱ってますので、読み飛ばしてもかまいません。)

英語の語順の基本は、
「主語」+「動詞」+~. で
とにかく、先に「だれが」「~する / した」のように結論を求める言語です。

そのために、
簡単に言うと、「名詞の修飾の仕方」も
長たらしい説明を「名詞」の前に置くのは嫌う傾向があり、
そんな場合は、「名詞」+「説明」という形にしてしまうのです

例を挙げて、「修飾の仕方」を説明します。
ex.1  Ken has two dogs.
ex.2  Ken has two old dogs.
ex.3  Ken has two old dogs at home.
ex.4  Ken has two old dogs which like cat food.

の4つの例文を見ると、その基本がわかります。
ーそれぞれの色分けは下記のようになっています。
【1】黄色い部分・・・数を示す部分
【2】青い部分・・・・形容詞
【3】赤い部分・・・・名詞
【4】赤い下線・・・・その他の修飾

<名詞の修飾の順番・優先順位>
【1】英語は、「単数・複数」にこだわる言語なので、名詞の前には
たいてい「数を示す」言葉がきます。=黄色い部分
・・・a/an、the などもその仲間に入ります。
→ a/an は「不特定」のものを指しますが、「だれの」ものが分かっている場合は、
a/an の代わりに「所有者がわかる」表現(my, your , Ken’s など)が来ます。
【2】「数」に関する言葉の次には、「形容詞」がやってきます。=青い部分
【3】形容詞の後には、主役の「名詞」がやってきます。=赤い部分
【4】「名詞」の後には、「そのほかの修飾」する言葉がやってきます。関係代名詞の説明もここの仲間に入ります。=赤い下線

すなわち、

数に関する言葉」+「形容詞」+「名詞」+「その他の修飾
という形で修飾するのです。

基本的な「関係代名詞」

・関係代名詞には、いくつかの種類があります。
それは、①説明を加える言葉が「人かものか」②代わりの代名詞が「主格か目的格か」
で決まります。

①説明を加える言葉が「人かものか」
「人」の場合・・・・関係代名詞 who
「もの」の場合・・・関係代名詞 which
「人」「もの」どちらでもOK・・・関係代名詞 that

②代わりの代名詞が「主格か目的格か」
☞「主格」とは・・・「主語」になる形(「~は」の形:I, you, he, she, they , we, it)
☞「目的格」とは・・「目的語」になる形
(「~を / ~に」の形:me, you, him, her, them, us, it)
上記の関係代名詞 who. which, that にはそれぞれ「主格」「目的格」があります。

中学校では、この3つしか出てきませんが、
高校になると、whoseも関係代名詞として出てきます。

このそれぞれの関係代名詞について詳しいことは
次回から扱います。

今回はここまで。

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