1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 5月 第2週 と第3週の復習です。
基本文型「自動型」のまとめ
・ 「他動型」の次には、「自動型」について学習しました。
◎基本文型は「動詞以降の配置パターン」のこと。それぞれの文型は固有の意味をもっていて、
表したい状況によって使い分けられているのです。今回は、「自動型」。
Lesson 29 基本文型「自動型」ー基礎
基本文型「自動型」ー基礎
※自動型は、動詞の後ろに目的語をとらない、「単なる動作」を表す型
[Key] I go to Vienna every year.
[ go (動作だけ)+ to Vienna(修飾語:場所)+every year(修飾語:時)]
※私は毎年、ウィーンに行きます。
👉この文は単に「行く」という動作となります。- 単なる動作を意識しながら、I go。
① Don’t run here. <ここで走るな。> – 目的語のない run は「単なる動作」-「走る」を表します。 |
② Luna didn’t come to my party. <ルナは僕のパーティに来ませんでした。> – to 以下は come の向かう場所を指し示しています。 |
③ They all agreed with me. <彼らはみんな私に賛同しました。> – agree は「同意する」-「単なる動作」。「〜に」としたいときはには、with が必要。 |
④ Apologize to her right now. <今すぐ彼女に謝りなさい。> – apologize は「謝罪する」という、対象物を含まない「単なる動作」 |
Lesson 31 基本文型「自動型」ー「動詞+小さな単語」のコンビネーション
基本文型「自動型」ー「動詞+小さな単語」のコンビネーション
※「自動型+小さな単語」のコンビネーションで、表現を豊かにすることができます。
▶︎「小さな単語」とは「前置詞」などのことで、それを加えることで、
その行為が「どこに・どのように」向けられるのかを示すことが頻繁にあります。
[Key] Look at all these cool shoes!
[ look (単なる動作) + at (「点」を示す ) ]
※こんなにたくさんのかっこいい靴を見て!
👉 look at の look は「見る」。目を向けることを意味する動詞。at は「点」を表す前置詞。
「〜を見る」と、「あるポイント」に目が向いていることを示しています。
① I”m looking for a pair of size 33 shoes. <私が探しているのはサイズ 33 の靴です。> – for は「向かって」という位置関係 – それが「求めて」につながり、「〜を探す」 |
② I can look after your plants. <あなたの植物の世話ができますよ。> – after のイメージは「ついていく」 – look after で「世話をする」 ※ 後ろから「見守る」ニュアンス |
③ Please look over the contract. <その契約書に目を通してください。> – over のイメージは「上に円弧(アーチ)」look over が視線が上を通過するニュアンス。 「ざっと目と通す」 |
Lesson 32 基本文型 自動型/他動型と動詞の相性
基本文型「自動型」自動型/他動型と動詞の相性
※文全体の意味は、文型に固有の意味に従って解釈されます。
▶︎「目的語」があれば、「他動型」で -「働きかけが対象に及ぶ」を意味します。
▶︎「目的語」がなければ、「自動型」で -「単なる動詞」を意味するのです。
[Key] He runs an Indian restaurant.
[ runs (動詞) の後ろに「目的語」があるので、run の影響が an Indian restaurant に及びます。 ]
※彼はインド料理店を経営しています。
👉 run に「経営する」という特別な意味があるわけではありません。
他動型であるため、run の働きかけが「インド料理店」に及ぶため、「インド料理店を経営する」
という意味になるのです。
①[自動型] I walk every day. <私は毎日歩きます。.> [他動型] I walk my dog every day. <私は毎日犬を散歩させます。> – 自動型での walk は「歩く」という「単なる動作」。他動型では「〜を歩かせる」 |
②[自動型] The door opened. <ドアが開きました。> [他動型] He opened the door. <彼はドアを開けました。> – 自動型では「開いた」という動作。他動型では「〜を開けた」。 |
③[自動型] She was standing. <彼女は立っていました。> [他動型] I cannot stand it anymore. <私はこれ以上それに耐えられません。> – 自動型は単に「立つ」。他動型なら「何かを支えて立つ→〜に耐える」となります。 |
これで、基本文型「自動型」のまとめ、終了です。
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