1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
「語順」の Review をします。
基本的には、
週末に tweet で発信してきたものを、
ブログで、まとめたものです。
今回は第12週 ( 6月 Week 4 )の復習です。
Week 12 の「語順」review
👉今年度は、「話すための英文法」をマスター
英語は「配置の言葉」
– 表現をどのように配置するかが、「意味」を決めます。
基本
👉英語の語順は、
① 基本文形
② 修飾語順規則
によって決まります。
Week 1 から Week 8 までで
その基本学習はひとまず終えました。
英語は「配置の言葉」 | |||
修飾語順規則 | Week 1 | 説明ルール | 説明は後ろ置き |
Week 2 | 指定ルール | 指定は前置き | |
基本文型 | Week 3 | 他動型 | 目的語に直接影響及ほす |
Week 4 | 自動型 | 単なる動作 | |
Week 5 | 説明型 | be動詞文 | |
Week 6 | 説明型 | be動詞文、オーバーラッピング | |
Week 7 | 説明型 | オーバーラッピング「変化」・go/come | |
授与型 | 基礎・さまざまな動詞で授与型 | ||
Week 8 | 授与型 | マイナスの授与 | |
目的語説明型 | 基礎・形容詞/前置詞句 |
👉この「基本」部分について詳しく確認したい人は下記をクリックしてください。
今月は、基本文型を拡張
👉今週は、基本文型の拡張が終わり、
リポート文の拡張、そして「命令文」と「there 文」の勉強をしました。
基本文型を拡張 | ||
Week 9 | 主語の拡張 | ① to不定詞・動詞-ing形 |
② that節 | ||
③ wh節・if/whether節 | ||
目的語の拡張 | ① to不定詞 | |
Week 10 | ② 動詞-ing形 | |
目的語説明型の拡張1 | ① 知覚構文 | |
② 使役構文 make | ||
③ 使役構文 have | ||
Week 11 | 目的語説明型の拡張2 | ④ 使役構文 let |
⑤ 過去分詞 | ||
⑥ to 不定詞 |
Week 11 | リポート文の拡張 | ① (that)節 |
Week 12 | ② if/whether節・wh節 | |
命令文 | ①命令文の基本 | |
②命令文のバリエーション | ||
thereを用いた存在を表す文 |
Lesson 56 リポート文の拡張④:if/whether節・wh節
🔴リポート文は、
動詞句の内容を後ろに置いた節が説明・展開する、「説明ルール」の形
▶︎主語の思考・感情・発言などを表します。
🔴リポート文にはさまざまなタイプの節が利用可能
– 今回は if/whether節 と wh節
🔶 if/whether節 →「〜かどうか」と言う意味 |
🔶 wh節=wh語+平叙文 →疑問文の意味を持たない「文の部品」- 動詞句の「説明」となります。 |
[Key] I【don’t care】[if you’re exhausted].
※あなたがくたくたであろうがなかろうが、私は気になりません。
▶︎この文は、
don’t care の内容が if節で説明しているわけです。
[1] I【don’t care】[how much the repairs will cost].
※修理にいくらかかろうが、私は気になりません。
▶︎この文は、wh節のパターン。
「修理にいくらかかる(のか)」という説明
[2] Do you【know】[where the nearest subway station is】?
※あなたは最寄りの地下鉄の駅がどこだかご存じですか。
▶︎全体は疑問文ですが、この文も wh節のパターン。
「最寄りの地下鉄の駅がどこ(なのか)」ということ。
Lesson 57 命令文①:命令文の基本
🔴命令文の基本型は、
主語がなく「動詞原形」が始まる述語を相手にぶつける形
– このままでは「高圧的な言い方」になります。
🔴命令文が「動詞の原形」から始まるのは、
まだ起こっていないことを相手に促すから。
(だから、「現在形」も「過去形」も使えない)
[Key] 【Please】ask the employees to wear business casual.
※社員には、ビジネスカジュアルの服装をするようにお願いしてください。
▶︎高圧的な命令文の文頭や文末に、
please をつけることによって、「折り目正しい」文になっています。
※文全体は、
「押す」動詞 ask が目的語説明型で to不定詞とともに用いられ、
「employees を to以下の行為に進むよう ask して」という文に
なっています。
👉Lesson 53 目的語説明型の拡張⑥:to不定詞 参照
具体的に確認したい方は、下記をクリックしてください。
[2] Try Chris’s apple pie. It’s delicious!
※クリスのアップルパイ食べてみなよ。すごくおいしいから。
▶︎高圧的な命令文が、非常に好意的に響く例
「クリスのアップルパイを試せよ」という相手への高いプレッシャーが
結局「おいしいんだから」という「相手への好意の大きさ」から来るもの
と理解されるから。
Lesson 58 命令文②:命令文のバリエーション
🔴命令文の基本型は、
主語がなく「動詞原形」が始まる述語を相手にぶつける形
– このままでは「高圧的な言い方」になります。
🔴命令文が「動詞の原形」から始まるのは、
まだ起こっていないことを相手に促すから。
(だから、「現在形」も「過去形」も使えない)
🔴ここでは、バリエーションとして、
「禁止の命令文」と「命令を強める」言い方を扱っています。
{Key} 【Don’t】be overawed.
※おじけづかないように。
▶︎「Don’t +動詞原形」で文を始める、禁止の命令文の例
🔶禁止の命令文 – 「Don’t +動詞原形〜」(〜するな) ※You mustn’t 〜. を使った「禁止」と同じレベルの強さをもつ。 |
[1] 【Never】do it again.
※絶対、二度とするな。
▶︎「Don’t +動詞原形」よりも、さらに「強い禁止」を表現
🔶禁止の強さ ・Don’t+動詞原形=You mustn’t 動詞原形 < Never+動詞原形 |
[2] 【You,】get over here right now!
※君、今すぐここに来なさい!
▶︎命令文のインパクトを強める表現その1
– You と明言し、「発言を促す対象」をその相手に集中させることにより
アタリを強めるテクニック
[3] 【Do】try to be a little more sociable.
※もう少し社交的になるようにしなさいね。
▶︎命令文のインパクトを強める表現その1
– 助動詞 do を動詞原形の前につけ流ことによる強調
(命令文以外でもこの強調方法はしばしば使われる)
Lesson 59 thereを用いた存在を表す文
🔴 「there +be動詞」による「〜がいる・ある」の文
– be動詞の形 は、「その後ろに来る名詞」で決定
🔴 there 文の一番重要な感覚は、「初めて話に引っ張りこむ」
[Key] There’s a hole in my pocket.
※私のポケットに穴が開いています。
▶︎この there文では,
a hole が単数形なので is を用いて、There’s となっています。
[1] Ah, look! There’s a monkey up in the trees!
※見てごらん。木の上にサルが1匹いるよ。
▶︎今まで話題に上がっていない「1匹のサル」を初めて話に引っ張りこんでいます。
🔶 there 文が本来の主語 a monkey を主語の位置に置かず、 There’s a monkey 〜 とその位置を後ろに下げる理由….. – 未知のものをいきなり主語の位置に置き、A monkey is 〜 と言えば、 相手は軽くショック(困惑)を受けます。そのため、知らないものをこれから話すよ と、there のクッションを置くことによって、そのショックを軽減するのが there 文の形なのです。 |
これで、
Week 12 の「語順」review は終了!
👉 Week 13 では、
「文の説明①:時を示す」から始まります。(6月28日〜)
7月号にいよいよ入りますね。
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